ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

唐突映画レビュー/DEATH NOTE Light up the NEW world

原作と10年前の映画に思い入れがありすぎて今回は底辺の底辺を覚悟して見に行ったので世の中で酷評される程ひどいとは思わなかった。

 

10年前に頭の悪いJKだったわたしは原作を理解するのがすごい大変で、何度も何度も読んでやっと飲み込めたくらいなので、今回の頭脳戦の少なさや稚拙な争奪合戦は1回で理解できてちょうどよかったのかも。
ただミサや松田の使い方が雑すぎてそこはやっぱり気になった…。
当時の事件を唯一知ってる松田をあそこであんな殺し方する必要がストーリー上あったのか?
まー警戒もせず月くんの声に釣られてのこのこドア開けちゃうアホっぷりは相変わらずで安心したけど。

ミサが10年誰とも付き合わずに月の事を想い続けて自ら名前を書いて死んだのなんか辛かったな。
そのまま生きてずっと世間を脅かし続けて欲しかった。

藤原竜也と松ケンコンビが最高で最強だったのでそれを越える事はさすがに出来ないとしても、キャストも個人的にはよかったと思う。
池松菅田コンビの芝居がすごい上手いので東出くんの芝居は絶対浮くだろうと思ってたけどそこまで気にならなかったし、むしろ不器用で要領の悪い若手警察官として好感が持てたくらい。

単純だったとかただの銃撃戦になってたとか文句はあるし、突っ込みどころも満載ではあるけど、10年前に夢中になってた世界が帰ってきてくれたのは単純に嬉しいし、うっかり涙しそうなシーンもあった。
新しい死神たちも美しかったね。
アーマがとっても素敵だった。
リュークは相変わらずかわいくて大好きだけど、ヘルメットはがしゲームなんかにのるような死神ではなかった気がするから残念。
手伝ってくれない意地悪なリュークが好きだったのになぁ。

このストーリーだと続編いくらでも作れそう。解決してないし。
大きな声では言えないけど三島と竜崎の関係が最&高だったのでぜひそこを観てくれ。

バスツアーは地獄の所業

秋だね。
怒涛の夏の舞台祭りが終わり、秋から年末にかけてファン感謝イベント、ファンクラブバスツアーなどを行う俳優も多いと思う。
本来であれば推しに舞台以外の空間で会える事はこの上なく喜ばしい事なんだろうけど、同厨嫌いにとって避けて通れない「バスツアー」と言う名の地獄の催し。
周りから同行してくれる人がいないと言う絶叫が聞こえてきて、あぁ今年もまたこの季節がやってきたんだなぁと感じた。

舞台やイベントはまだいい。別に1人で行けるから。1人で見て帰って来ればいいだけの話だから。
でもバスツアーは違う。グループで何かをやらなければならず、最悪の場合泊まりとなると同厨とホテルで一夜を共にしなければならない事もある。
大体関東近郊一泊で5万、沖縄や北海道で10万弱、海外でやられた日には数十万。こんな大金払ってなんでそんな辛い事を経験しなければいけないのか。
じゃー行かなきゃいいじゃんと思うけど、他のヲタクが推しと仲良くバーベキューで肉をつつきあって夜はお風呂上がりにお部屋訪問があって2ショチェキ撮ってる状況で家にいれる訳ないのよ。
ていうか必死なヲタクはそもそも「参加しない」って選択肢を持ち合わせてないから、もうどう乗り越えるかだけに全てを賭けてる訳だよ。

一万以下の日帰りバスツアーだったら全く推しかぶりしてない友達にお金を払ってついてきて貰う。付き合いが長いヲタ友だと暇なら来てくれる(あとわたしがあまりにかわいそうでついてきてくれる)。
ただ泊まりとなると、1人5万の参加費を2人分払うのはかなりきつい。1万くらいプラスすると1人部屋にはしてもらえたりするけどいくら部屋を1人にしてもらってもバーベキューやらゲーム大会やらもあって他のヲタクと接点を持たずに最後まで任務を遂行する事は不可能だ。

わたしは泊まりのバスツアーが決まる前にツイッターのみの付き合いがあった浅い関係の同厨に同室申し込みしないか聞いてみた。
特別気が合う訳ではなかったけど単体で申し込んでわたしの大嫌いな集団の中に1人入れられたらそれこそ旅行先の森林の中から出てこなくなっちゃうと思って、最悪を回避出来る選択をした。
行きのバスでひたすら推しからもらったファンサの自慢をされたけども、わたしの厨歴は彼女たちの倍以上長かったから、どれを聴いても全く羨ましいと思ってなかったし、「このバスツアー内で名前を覚えて貰うのが目標!」とか言い出した時には適当な相槌すら打てなかった。

その子は多分根は悪い子ではないんだけど、推しを目の前にすると周りが見えなくなっちゃう子なんだと思う。
俳優ヲタだったら誰でも推しが目の前にいたら夢中になっちゃう事は少なからずあるだろうけど、グループごとのバーベキューで推しがテーブルを回る時に推しと一緒にテーブルを移動する、推しがトイレに行く時に一緒についていく…ちょっと目に余るものがあった。でも他にも同じような事をしてる人は何人かいたし、何より本人も事務所も本当にガードゆるゆるなので誰も注意する事なく、わたしも笑いながら「もーちゃんとカレーの準備してよー笑」とかしか言えなかった。
推しがうろうろしてる時間は正直喋ったもん勝ちみたいなとこあるし、高いお金払ってるんだから1秒でも多く接触したい気持ちはよーくわかるんだけど、決められた役割を放り出したりグループから勝手に離脱したりするのはやっぱりルール違反だと思うんだよね。

まぁこれくらいならいいんですよ。新規必死だなって思っておけばいいから。多分バスツアーにおいて一番問題になるのは泊まりの場合のお部屋訪問だと思う。

わたしが行ったバスツアーの時は一部屋持ち時間3分で、全員で談笑しても1人何秒って決めて個別で喋ってもおっけー、火を使う音がなる(ケーキのろうそくやクラッカー)以外は何でもおっけーみたいな感じだった。
1人何秒って決めても緻密にそれを守れる訳ないし絶対時間切れになるから全員で喋る感じにしようと提案したけど個人的に喋りたい事があると言われ、4人で3分を分けることに…。
それで例の困ったちゃんは1人で2分使ったからね2分。
しかもその2分間ずっと「わたしの名前覚えてくれました?」「んー…顔は覚えたの顔は!ちょっと待って!」「いい加減覚えてよー」「待って、確か…子つく?」「つかないです!二文字!」みたいな事をひたすらやってた……。それこそフリータイムでやれよクソが。
で、2番目のKYな子が1分使い、わたしももう1人の子は喋れずじまい。スタッフに時間切れと言われてもまだ喋ってない子いるからーと時間を延長してくれる推しの優しさよ。(各部屋でこんなことやってるから結局全部の部屋まわるのに深夜3時までかかったみたいだけど…)名前すら覚えてもらってない子の横でわたしの名前を呼んでくる推し。
ざまぁとしか思わなかったけど認知云々以前に山ほどあった喋りたい事が全く喋れなくてもうすげーー腹立った。それでも一晩一緒にいなきゃいけない訳だし、東京まで一緒に帰らなきゃいけない訳だしこの怒りを全面的にぶつける事は出来ず、「時間守ってくれないから話ちゃんと出来なかったじゃんー笑」とまた冗談半分で不満を言うしか出来なかった。
「えーでもはなちゃんは名前覚えてもらってるし呼んでもらったんだからいいじゃん時間譲ってよ笑」と返されて、もうこの子とは友達続ける事は出来ないなと思った。
もう1人時間を奪われた子は内心どう思ってたかはわからないけどそいつと元々仲がよかった事もあるし多分他のメンバーよりはゆるいスタンスだったので「明日までに覚えてもらえるといいねぇ」とかニコニコしながらそいつと一緒に大浴場に行っていた。
すごいな。心広すぎでしょ。
わたしも誘われたけどとてもじゃないけどこの子たちと裸の付き合いをする気になんてなれなくて、1人で残って東京にいる他厨の友達に泣きながら電話をかけた事を覚えている。

今冷静になるとなんでそこまでヒステリックになったのかわかんないけど、彼自身も多分ピークで人気で新規もめっちゃ増えたタイミングで、今まで少人数で回してたヲタク界隈の人数が一気に増えてわたしも負けたくないと必死だったんだと思う。
多分あのタイミングでないともう一生バスツアーなんてやらなかったと思うけど、わたしにとっては最悪なタイミングだった。

1泊2日一緒に過ごしたら、そりゃもちろん嬉しい事言われたりする事も沢山あった。
でもそれ以上にあまりに辛すぎる事が多すぎた。
バスツアーは新規がしゃしゃって名前覚えてもらって古参と肩を並べるためのイベントじゃない(まぁわたしと同じくらい長い間彼を追ってる集団な人たちもそれはそれで色々どうなのって思う事もあったけど。)

そんな事があって、わたしはますます同厨拒否になった。
こんなに辛い思いするくらいなら寂しくても1人で追ってた方がよっぽど楽しいと思った。
周りの友達は推しかぶりこそしてないもののわたしがこんな事があったんだよって報告したら皆話聞いてくれてよかったねって言ってくれる。
人によって違うだろうけど、適当に相槌打ってもらうだけでわたしは満足するんだから別に「Aだった」って報告したら「Aだったんだーよかったねー」って言ってくれるだけでいいや。
「そうだよねーAだよね!」って共感してくれる人はいらない。Aだったと言う記録や記憶は別に同厨と共有しようとは思わない。それならまだしも「わたしはBだと思う」って言う人と接触する方がよっぽど苦痛。

自分自身のそんな経験もあって、同厨拒否の人の推しのバスツアーが決まる度に心の底から同情してしまう。
金を払って同厨とレジャーを楽しまなきゃいけない催し、断食道場より苦痛だわ。

同じ人を好きな者同士仲良くしたいって言う人が世の中の大半で、同厨拒否と言うのは理解され難い傾向かもしれない。
だから、バスツアーが決まったらきっと99%のヲタクは、推しと肉がつつける、推しとゲームが出来る、推しと写真が撮れるって喜ぶと思う。
でもわたしのような人種にとっては最もやって欲しくない仕事なのだ。

今後推しがバスツアーをしそうな人は、推しの仲良しの俳優のヲタクを友達に沢山持っといた方がいい。
限りなく貪欲なヲタクだと「○○くんの話題が出るかもしれないから!!」ってついてきてくれる事がある。抱き合わせのバスツアーになった時には我々の勝ちだ。

 

身バレギリギリアウトくらいなところまで書いてしまったけど、もうあんまり現場行ったりしゃしゃったりしないつもりなので、同厨の皆さんは推してる人が同じだと勘付いてもそっとしといてください。

身に覚えのある人はわたしの数年打ち明けられなかった思いを知ってください。

これは推しが彼だったから起こった事ではないし、わたしはこの先どの俳優を好きになってもきっと同じ場面に出くわすんだろうなぁと思う。
そんな状況で俳優ヲタ続けられるって、我々ほんとにメンタル強いな・・・。

てがみのはなし

ジャニヲタには遠く及ばないけどちょっとずつ俳優厨のはてブロガーも増えてきた気がして嬉しい。漏れなく読者登録させてもらってます。
ジャニヲタと大きく違うのは追ってる俳優伏せてる人が多い事だよね。まぁジャニーズなら身バレしなくてもこっちの畑は簡単に身バレするもんね・・・わたしも現役時代だったら絶対ここまで書けない・・・。
そんな中でもわたしは皆さんの日記の内容をヒントにその人が追ってる俳優を推測するのが楽しいです。もっとヒントくれ。

さてさてお手紙ブログ流行ってますね。
なんか誰かが書いて同じテーマで皆が書くこの感じ、mixiの時のバトンみたい。楽しかったよねバトン。すぐ止めちゃうけど。

 

若手俳優に渡す手紙の内容 - STELLA
手紙の話 - 世界の中心は君なのかもしれない
【ひとりごと】若手俳優+αに渡す手紙の内容 - 夢は座席で安楽死。
ファンレターの書き方メモ、その2 - なんだかんだ大好きなまま
あの人に書く手紙の話。 - 来て、見て、書いた。
手紙について - ギリギリを全力で生きている
手紙について - 妄想8割


□宛名

普通に(名字名前)様。
気分によって日にちと舞台名(イベント名)も書く。

 

□書き出し
もう超普通に「こんにちは、○○です。」
はじめに名乗る派、文末に名前書くんだし特に名乗らない派などに分かれると思うけど、わたしは、「わたしからだ」と認識した上で読んで欲しいので1行目で名乗る。
それをしておくと本人も「今はこいつの手紙読む気分じゃない」とかその場ですぐに取り捨てが出来ると思うし。
最後まで名乗らない人とかも多いみたいだけどわたしはド認知厨だし「わたしが!!こんなに!!!頑張って!!!応援している!!!」と言う押し付けがましいヲタクなので、基本的には名前も含めて個人情報は丸出しで行くスタイル

 

□内容
基本的には手紙の出す時のその催しの事が多い。
初日であれば前情報で気になった事、楽しみにしている事、共演者との話をするし、一度観たものなら感想、複数回観た時は初日に比べてここがこう変わってた、こうよかったって話をする事が多い。
素人であるヲタクが差し出がましく芝居の文句をつけるのはどうかと思うけど、わたしは微妙だと思ったところとかは素直に伝える。お芝居の事はわからないけどそのお芝居にお金を出すのはわたしたちだし、わたしの意見が観客の総意だとはもちろん思わないけど、いち観客としてお金を出した作品に感想を言うのは自由だと思っているので。
勿論、彼本人ではなく舞台全体の文句は本人に言っても仕方ないのであまり言わないけど。本人の芝居に関してはオブラートに包んでなるだけ遠まわしに苦言する事もあるかな・・・解釈違いもあるだろうから、わたしの感想に「そうじゃねーよバーカ」って思われるのも構わないし、「こういう役の解釈も出来るんだ」って役を深堀するピースの1つになればそれこそファン冥利に尽きると思うので。

あと、わたしが好きになる人は大抵皆あまり頭がよくないので難しい言葉は使わないように、なおかつ馬鹿にした感じにはならないように気をつけてる。一度「フェミニン」って言葉を使ったら「フェミニンってなに?」って言われた事がある。

あと、仕事・作品以外の無駄話をするのはどうなのと言う意見もあると思うけど、俳優ヲタク初期の頃にそれはもう熱狂的に大好きだった某宮野さんが、「自分を応援してる子がどういうものが好きでどういう生活をしてるのか知るの楽しいから、学校とか仕事であった事とか面白かった映画とか本の話とか沢山聞かせて欲しい」って新世界の神のような事を言ってたので真守以外にも結構書いちゃうかも。

わたしは映画が好きなので最近見た映画の話とかは結構する。手紙におすすめだって書いた後に観てくれた事がわかって、次の接触の時に「アレ面白かったよ」とか言ってくれるとすごい嬉しい。

 

□締め

締め??体に気をつけて千秋楽まで頑張って下さいとか。次は○○の時ですねとか。
特筆する事はなし。

 

□頻度

事務所に郵送って一度もした事ないかもしれない・・・。
舞台とかイベントとか何かある時以外は出した事ないかも。舞台の時は大体初日と楽に1通づつ、数週間とか地方とかやるものに関してはプラスアルファって感じ。
あとはイベントの時もはじめの方は毎回だったけど段々たまにしか書かなくなってきたなぁ。前日に書き終わらず、当日の仕事の休憩時間に書こうと思ってたのにまともに休憩が取れず書き終わらなくて出せなかった・・とかはしょっちゅう。お蔵入りした手紙今まで何通あるだろう。

 

□量
1枚の時もあれば5枚以上書く時もある。読んでもらう為の手紙は2枚~3枚に収めるようにしてるけど、別に読んでもらえなくてもいいからとりあえずぶつけたい!って時は書きたいだけ書く事も。
別に読む読まないの判断は本人が勝手にすればいいし、読んでくれない事に対して別にわたしは何も思わないから、割と気分の向くままに書いてしまう。

 

□種類
レタセとペンを同じもの使う人とか多くて驚いたしすごいなと思った。わたし絶対飽きるし、いきなり書かなきゃいけなくなった時に「いつもの」が崩れる方がもっといやなので毎回本当にバラッバラ。キャラものの時もあれば無印のシンプルなやつの時もあるし、ちゃんと便せん使う事がほとんどだけど、ハンズとかLOFTに売ってるバラ売りのでかい紙いっぱいに書いた事とかもある。学生の時は持ってく当日の授業中とかに書いてて途中で便せん足りなくなって躊躇なくルーズリーフに続き書いちゃうくらい杜撰な感じ。届けば何でもいいやって言う感覚で特別こだわりとか美学とかはなんもない。
封筒は、周りのお友達が皆マステ&シールおばさんばっかりでなおかつ皆とてもセンスがいい。それ俳優ヲタたちに売りつけた方がいいんじゃないってくらい毎回舞台の雰囲気に合わせた封筒デコを皆してるので、影響されてここ2~3年はわたしも参考にさせてもらってる事が多いかなぁ。
身バレと俳優バレするので写真は載せられないけどここに貼りつけて見せびらかしたいくらいすごい。わたしはセンスがなさすぎて皆みたいに上手く出来ないけど、プレ箱にスタッフさんがいる時はたまに「素敵ですね~」って言ってもらえたりするからそれも嬉しかったりする。俳優のリアクションは知らない。普通の封筒よりはインパクトあるだろうけと結局は自己満足だよね。
ペンに関しては最近は専らフリクション。あの技術開発した人に直接金一封あげたいくらい公私共に活躍しすぎてる。高温とか経年変化で消えちゃう事があるらしいけどわたしが書いた手紙の中で一生残らなきゃいけない程重要な内容のものなんてひとつもないし別に構わないなって。
彼らがどうやって貰った手紙を管理してるかはわかんないけど万が一実家とかに丁寧に保管してくれる人だったら数年後実家で開けてみてわたしからもらった手紙全部白紙とか軽くホラーだね・・・。

 

□渡し方
先述したように郵送は一度もした事ない。プレ箱か手渡し。プレ箱ぶん投げタイプの時って既に入ってる手紙めっちゃ見ちゃうよね。十人十色すぎて面白い

 

□下書き&準備
しない。今までわたしが割としっかり追った事のある若手俳優は「会いに行ける俳優」どころか「喋りに行ける俳優」ばっかりで直接話せる機会も多かったし、手紙しか伝える手段ない感じでもないから割とてきとー。携帯で下書きしたりもしないし書いた手紙を校閲する事もあんまりない。暴言吐いたりとかはしないから、まぁ言っちゃいけない事書いてなければいいだろうと思う。
たまに死ぬほどデレて「そういうところ好きだなぁって改めて感じました♡」とか書いてたりして読み返すと死にたくなるからもう書き逃げ渡し逃げ。

 

□書く時間

開演前に会場近くのカフェとかで書く事もあれば、家で前日深夜に書く事もある。前者の時は時間なくて急いでるから意味わかんない事書いてるし、後者の時は眠いから意味わかんない事書いてるし、元々めちゃくちゃな文章能力が更にひどい事になってると思う。
結構わたしはシチュエーションを言い訳にしてしまうというか、今どういう状況でこの手紙を書いてるかを手紙に書く事も多いかもしれない。「もう朝4時なのでそろそろこのへんで」とか。知るかって感じだよね。
たまにお酒飲みながらテンション上げて書いたりする事もあるんだけど、たまになのに、「いつもお酒飲みながら手紙書いてない?」ってつっこまれた事がある。

 

その他

わたしの友達で、相手に何通目の手紙を書いたか全部数えてる人がいる。
だから100通目の時とか100通目の手紙ですって言えるのすごいいいなって思う。わたしもマネして新しい俳優を好きになった時にはじめの15通くらいまではカウントするんだけど結局一回記録し忘れて、そこからなぁなぁになって結局最後まで数えられた人いないな。
その友達はわたしの知ってる限り10年以上同じ人を追ってるから多分500通くらい書いてるんじゃないかなぁ。すごいよね。
あと違う友達で、「○回目のお手紙です」って冒頭に毎回書いてる友達が、初めて相手の俳優から返事をもらった時に「1回目のお手紙です」っていつも自分が書いてるのに揃えて返事をもらった話を聞いてものすごく感動した。

 

接触イベントに行けば他のヲタクがどんな会話をしてどんな対応をしてもらってるのかわかるし、ブログのコメントやツイッターのリプは全世界へ晒し者になる。でも手紙は本人しか見る事の出来ない2人きりの世界な訳で、誰かの真似をする事も出来ないし書き方を誰も教えてくれないし、内容を咎められる事もない。多分一番本人に対して好き勝手言えるコミュニケーションツールだとは思うけど、その発言1つでいい意味でも悪い意味でも何かを与えてしまうんだと思うと責任は重大だなって思う。

手紙の書き方を教えてくれる教科書があればいいのになぁ。

 

わたしは元々子供の頃から文房具集めるのが好きで、大人になってからもマステとレターセットは無駄に買ってるからその子たちがただのコレクションじゃなくて活躍できる場があるのはいい事だなぁと思ってた。最近はお手紙を書いてないから溜まってく一方なんだけど、買うのは簡単には辞められず…。

今は現場にも通ってないし手紙を書く機会も年に1、2回くらいしか書く事なくなっちゃったからヲタク仲間に手紙でも書こうかな…。

 

【凡人日記】洗剤と柔軟剤

ヲタクな話以外をするとそういうのは求めてないと怒られるのであまり書かないんだけど、文房具と柴犬と生活雑貨あたりはわたしの趣味のラインナップとして外せないのでたまには喋らせてもらってもいいかな。

20年以上(この言い方最近詐欺だなぁと思った。厳密には30年近くだ)実家で暮らしてきて、洗剤や柔軟剤なんてお母さんが勝手に買ってきたものを皆で使ってたし自分で買った訳じゃないからそれに異議を申し立てる事とかは特になかった。
春に実家を出て人生で初めて洗剤と柔軟剤を自分のお金と自分の意志で選ぶようになって、色んなメーカーのを試して、口コミを見て、洗濯1回あたりのコストを計算し、比較してきた。

その中でわたしの中で一番いいと思った組み合わせがこちら。

★洗剤→アタック/高浸透リセットパワー

花王株式会社 アタック 高浸透リセットパワー [本体]

これがとってもよいです。
粉洗剤は溶け残るイメージだし、液体洗剤が登場してからはあんまり使ってる人いないんじゃないかなぁと思う。わたしも実家が液体だったから粉を使うって選択肢がなかったし。最近はジェルボールなんかもあるしね。
でも粉が残るのは10年以上前の話で今って冷水でもきちんと溶ける設計になってるんだって。もちろん今回使うようになってからも粉残りなし。
しかも粉は液体とかジェルボールより洗浄力が強いってテスト結果もあるらしい。
そんな中で粉洗剤の昔ながらの定番アタックのワンランク上商品のこれを一番とさせてもらいたい。
運動をした時に汗を吸って乾いたあのしつこい匂いとか、靴の中まで水が浸入してくる程の台風に見舞われた日の靴下の匂いとか、全部全く残りません。まさにリセット。
その上料理のシミとか血もめっちゃもとに戻る!
わたしは手湿疹がすごくて、いつも夜薬塗って綿の手袋して寝るんだけどそれでもどうしてもかいてしまって血が手袋についたりしちゃうんだけど、こすり手洗いしないでそのまま洗濯機にぶち込んでもきれいに真っ白になります。
普通の緑のアタックよりは高いけどノーマルと使い比べてみても全然リセットパワーが違いました。
箱がダサいから詰め替えを買って透明のアクリルケースに入れて使ってるんだけど、詰め替えで1つ250円くらいかな。ノーマルアタックよりは高いけど液体洗剤に比べたら安いはず。

★柔軟剤/フレアフレグランス(ホワイトブーケ)orソフラン(フローラルアロマ)

花王株式会社 フレア フレグランス プレシャス&ホワイトブーケ [本体]

フローラルアロマの香り|香りとデオドラントのソフラン|ライオン株式会社


やわらかさと匂いの面でこの2種。
匂いだけならハミングファイン リフレッシュグリーンの香りもいいんだけど匂いの残り方とふわふわ感も考慮するとちょっと残念。
多分同じシリーズで色んな匂いがあると思うけど、匂いは好みだとしてもふわふわ感も他の匂いよりもいい気がした。全く同じ環境で使ってないから天気とかの影響もあるかもしれないけど。匂いの残り方もこの2つはとてもよくて、運動した後汗だくになってもほのかに残ってます。
プレシャスホワイトブーケの方はもしかしたらあまり好きじゃないって人も多いかもしれないので、フローラルアロマの方が使いやすいかもしれない。でもホワイトブーケの方が高そうな匂いがする(貧乏性)。

洗濯機についてる柔軟剤を入れるポケットって、すすぎ2回目の時に洗濯ものに流してくれる設計になってるみたいなんだけど、柔軟剤挿入→すすぎラスト→脱水だとあんまりしっかり匂いがつかない気がするので、わたしはいつも、洗い→すすぎ→2回目で手動で柔軟剤入れる→3~5分洗い(洗いと言っても水は入ってる状態なのでドラムが回るだけ)→すすぎの順番でやっています。
実家がこうだったからずっとこうなんだけどあまりやらない方法らしい。
その柔軟剤を入れた後の洗いで柔軟剤を全体に回してくれるのでまんべんなく強く匂いが残る気がする・・。

 

まぁ俳優ヲタク生活とは何ら関係の話だけど、いかに生活費を切り詰めて俳優に回すかに多分命をかけてると思うので、消耗品のコスパって実はものすごく大切な気がします。
わたしも全盛期よりも使うお金はかなり減ったけど相変わらず映画も舞台も好きだし、無駄に文房具とか可愛いインテリアを買ったりするのはやめられないのでそこに回す為に生活用品と食費とかつかつに切り詰めてるのは相変わらずです。

常にネットで色んなものの格安情報と実力のある100均グッズの調査をしまくっているので何かあればまた好きに書いていきたいなぁと思ってます。

 

化粧品紹介みたいなやつが流行ってるけどラインナップが中高生の時と変わらなすぎて恥ずかしくて公開出来ないのでやめておく。
アラサーなのに大体キャンメとちふれとKATEで構成されてるのとかやばすぎない?デパコスとか人からのもらい物以外で使ったことないし。
BAさん?に?タッチアップ?してもらう?とかマジでよくわかんないし。
逆に初心者向けのデパコスあったら教えてくれ。
580円のファンデ使っているわたしに買えるものなど果たしてあるのかが問題だけど・・・。

 

15年越しの情熱/舞台「ホイッスル!」

※2ヶ月くらいに渡って書いたから割と同じ話を何度もしてる……
 
わたしは日本中の少年漫画の中でスラダンの次にホイッスルと言う作品が好きだ。
ワンピース、NARUTO遊戯王など世界的に支持される超ド級メジャー漫画と同じ時代に世に出てしまったから結局最終回を迎えるまで読者にとっては薄い印象だったんじゃないかとは思う。
でも読者人気主義と言われるジャンプの中で尻切れトンボにならずに最後までなんとか連載をしていた事、続編を出させてもらってる事など考えると、ジャンプやジャンプ読者の中ではしっかりと人気を確立させていたと感じる。
ノット腐女子だったスラダンとの出会いと、完全に腐に目覚めてしまったテニスとの出会いの間に出会った作品。よって、夢厨半分、腐半分と言うメンタルバランスで読んでた。今でもヲタク仲間たちとの間で話が盛り上がるのはスラダンよりこっち。やっぱり今テニス見てたりする人の中に昔通った人めっちゃ多い。キャラクター多すぎて笛で誰が好きだったかとかどのCPが好きだったか聞くとだいたい今の好みとか好きなCPがわかる。
わたしは不破くんにリア恋してたけど不破絡みのホモも好きだった。笛のホモで一番好きだったのはみってつだけど。笛読んでる人にすら誰と誰?って言われるCPだけど。東北の日生光宏と東京の小岩鉄平だよ。どこを探し回っても同人誌5冊くらいしか見つけた事ないけどよろしくね。
ほんとに好きで、夢小説とホモとコスプレ全部盛りのサイトを友達と運営してたり(あの代笛の夢小説サイト漁ってた人なら誰でも知ってる有名サイトだったんだよ)笛コスオンリーイベントを主催したり、作品に対して好きって気持ちが止まらなくてヲタクをやる事の素晴らしさを教えてくれた作品かもしれない。
あとマイナー好きイカしてるって言うわたしのマイノリティ欲を引き出させたのも笛な気がする。
皆が水野やシゲさんや森のメンバーにきゃっきゃしてる中わたしは小鉄とか鳴海とか木田とかそーいう同厨が少ないキャラに割と夢中になってたなぁ。わたしの同厨嫌いってここから始まったのかな?
 
わたしは黒バスもハイキューもあんまりきちんと読んだ事がないけど、スポーツ漫画好きな人って別にそのスポーツを部活でやってたとかルール詳しいって訳じゃないよね?
ハマったらルールとか割とどうでもよくなるし、読んでるうちになぜか自然にルール覚えちゃうもんだよね。笛も、サッカーとかよくわからないし・・って言う人にも優しめに描写されていると思う。
主人公がまだ中学の部活レベルだし、主人公の所属する桜上水中学は別に強豪とかじゃないし、他の学校とか全国の試合も、実現出来ないようなスーパープレイが出てくる訳じゃなくて、現実的で、とても物語に入り込みやすいと思う。
スーパープレイがない分試合シーンは他のスポーツ漫画に比べたら少し地味かと思うけど、サッカーとしての見せ場ってよりも試合を通して未熟な中学生たちが精神的に成長していく姿を見守る母のような気持ちで読めると思う。
ハマった当時は彼らと同世代から割と誰もこれもかっこいいいいぴゃーーーーって感じだったけど今はもう誰が何やっても微笑ましい。
こんな性格のいい奴いるか!って当時は風祭の事が嫌いだったけど、今はもう風祭のまっすぐな一言に涙が出る程です。わたしも丸くなったな・・・。
そうなの、笛に人間離れしたスーパープレイヤーはいないのだ。
全国選抜までやるからもちろん各地方の選抜や、もちろん東京選抜にもズバ抜けた能力を持つ中学生は沢山いるけど、舞台化するに当たってワイヤーアクションやCGを使わないと出来ない技を繰り出すキャラはいない。
その点で試合シーンの絵面は少し地味だし、もしかしたら退屈するかもしれない。
でもその分中学生たちの心の変化、サッカーを通じて大人になる過程、そして友情を超えた熱い何か(重要)が十二分に書かれていて、スピード感はないけどゆっくり読み進められるスポーツ漫画だなと感じる。
スポーツ漫画における主役校は、元々がある程度の強豪校か、弱小校に主人公が入って突然強くなって全国まで行っちゃうみたいなのが一般的な物語の軸かと思う。
でも笛は、主役校である桜上水中学は結局最後まで何かで優勝したりはしない平凡なサッカー部のままだ(まぁそれでも風祭が転入する前よりは見違えるような活躍だけど)。
所属している桜上水の中から、上手い奴だけ東京選抜に召集される。それもかなりドラマと言うか、他の下手くそな部員たちが置いてけぼりにされる展開も新しいと言うかある意味残酷だと思う。桜上水内での人間ドラマは割と高井が背負ってる的なとこあるからブスな脇役でもわたしは高井の事が好きだし舞台にも出るみたいだし顔似てるし(=悪口)とっても楽しみにしている。
とにかく、特別な才能がない(風祭の場合はサッカーに限らず他のプレイヤーにはない能力をどんどん開花させていく訳だけど)、体力もない慎重も低い冴えない一般的な中学生が、努力のみで上手くなり、強くなっていくストーリーはジャンプの中でも特殊なんじゃないかと思う。
ジャンプが掲げてる「友情・努力・勝利」がまんま当てはまる作品。
「努力は必ず報われる!」とか言うけどジャンプの主人公たちは端っから何かしら他の人より秀でた才能のお持ちだからあまり説得力ないじゃん。
笛は、普通である主人公が、努力して、努力した分だけしっかり強くなるって言う現実的なストーリーがとても人間味溢れてて魅力的で、好きな事の為に頑張るってなんだろうと迷走してしまう大人になればなる程心に染みると思う。
社会人になりたての頃久々に読み返したら色んなところで涙が出てきてドン引いた記憶。あとキャラも本当に魅力的。
圧倒的に人気があるキャラも多いけど、東京選抜だけですごい人数がいるし地方選抜にもかっこいい子が沢山いる。大体今流行ってるスポーツ漫画でこのキャラ好きな人は笛だとこれ好きだろうなって言うのはわかる。
性格が十人十色過ぎてまだ異性の好みとかが定まってない頃に笛にハマっちゃうとそこから先ヲタクやってても大体同じラインのキャラ好きになってくからね。スタート地点ですよまさに。
とりあえず水野かシゲが藤代か渋沢の4択用意しておけば方向性わかるかなって感じだよね。ババァになればなる程渋キャプ支持派が増えていくだろうけどね。

わたしは不破大地一択です。
こどちゃの羽山を永遠の王子様として掲げるわたしが不破くんが好きって言うと納得するでしょ。
不破くんの夢豚人気半端ないからね。夢小説では「世の中に存在するものには全てロジックが存在すると言うのに、唯一お前へのこの気持ちだけ全く分析が出来ない、だからお前といると面白いのだ」とか大抵言わされてるよね彼。
あの変人な感じたまらないよね。魚の骨を綺麗に取るのに夢中で人の話を聞いてないとか。
わたしは「むろんだ」と「文句はフィールドで聞いてやる」がめちゃくちゃ好きなんでこれ多分この先100回くらい言うと思う。まぁシーン的に舞台では聞けないんだろうけど。
 
 
この記事を書き始めたのは舞台化が決まった直後なんだけど少しずつ書いてたらもう幕が開いてしまった・・ていうか幕が開いて終わってしまった。ミュヲタになった時からずっと舞台化しないかなぁと思っていた作品だ。大体の原作厨は大好きな作品が三次元になって自分の理想が崩れる事を嫌うし舞台化を反対すると思うんだけど、わたしは発表されたキャストをイメージ違いすぎる!って文句言い合うのも舞台見終わった後に原作厨同士であのシーンがなかったとかあのセリフ改変されてだあーだこーだ言うのも好きだし、観るまではわからないけどそんなに舞台化しないで欲しいと思った事はないな。
数年前から身内でキャスティングがあたためてたし。まぁ結局誰ひとりとして予想当たらなかったけど・・・
風祭を安川純平ちゃんにやってもらう予定だったんだけど時間経過は残酷なものでもう風祭の気配が全くなくなってしまった・・シーマちゃんやってた当時の安川くんはどこ???
渋キャプは松田岳ちゃんにやって欲しかったし一馬は木戸邑也、結人は高崎翔太ちゃん、英士は柾木玲弥様にやってもらうつもりだったの。功兄は和田琢磨だし、松下コーチは龍虎の予定だったよ。
まぁそんな事を言ってもいちヲタクの戯言なんで気付いたらキャストは決まってたんだけど、現時点では奇跡的に文句はないかなって思う。
何せ知ってる俳優が半分もいない。文句言いようがない。秋元の水野くんはイメージとちょっと違ったけど他のメインキャラは大体イメージ通り。お披露目イベントでの五十嵐麻朝の態度があまりにもなめすぎててあの調子で適当にやられたらキレるけど。シゲさんのマイペースとか適当さを履き違えてる感は見ててすごいいやだったから。原作も全く読んでなかったし。他のキャストに比べて格段に忙しいのはわかってるけどヲタクにはそんな言い訳通用しないからな・・・!!!
ただ桜上水のモブたちがほぼ無名ながらも再現率バツグンで、テニスも驚きの、どこから見つけてきたんだ感が半端なく、観劇する前にこれ以上文句を言うのはやめておこうと思った。
 
で、ここから観劇後の感想。
いやーーーーめっちゃよかった!!!泣いた!!!!!
わたしは色んな2.5舞台を観てきたけど自分の大好きな作品の舞台化ってあまり今まで経験がなくて(去年の夏のこどちゃでも同じ事書いた気がするな)、テニスや忍ミュを観ながら『目の前にキャラが存在する』事に対して涙を流してフガフガ言うヲタクの事全く理解出来なくて気持ち悪いなぁと思ってた。
でもやっと彼女たちの気持ちがわかった。
声こそ出さないものの、15年前に自分が夢中になっていた作品をキャラを2016年に舞台の上で観れる事への感動が本当に半端なかった。
舞台作品としての出来がどうとかそんな次元の話じゃなかった。風祭が、シゲと水野が、武蔵森が、そして大好きな不破くんが3次元として目の前に存在する。もうそれだけで胸がいっぱいになった。
終演後に客席を見回すと、妙齢のヲタクたちがハンカチを片手に立てなくなっている光景を観て、2.5舞台が流行り始めてからずっと笛の舞台化を夢観てたババァたちの願いがやっと叶ったんだなぁと本当に感極まるものがあった。
先に観た人は群衆で声をそろえてセリフと言う感じとかすごいペダルっぽいとか言ってたけどわたしはペダステをちゃんと観た事ないのでいまいちペダルっぽさがわからなかった。
全員で『風を切る』『夢は叶う』みたいな感じがもう超臭くて超暑くて超古臭くて最高だった。
当時は「ケッきれいごといいやがって!」って思ってたセリフが大人になった今素直に体に染み渡るんだよね・・・老いにはダメージが辛すぎるセリフが多すぎて・・・。
夢を叶える年齢になる前に読んだ漫画作品が舞台化して、改めて「夢は必ず叶う!」って背中を押されるけど、夢が叶わなかった大人たちがそれを客席で観てる訳よ。
もしかしたらわたしもまだ頑張れるかもしれないって小中学校の時の溢れる気持ちを思い出す観方も出来るし、「わたしは叶わなかったけど君たちはまだ若い、君たちならやれる!!!」って舞台の中学生たちを心の底から応援する姿勢も取れるし、もうなんか見てて気持ちがぐちゃぐちゃになった。
 
野呂くんがまん丸ころっころの体で傷だらけになって風祭のためにあきらめないで戦うところとか普通にめっちゃ泣けたからね。
野呂くん観て泣いたからね。どうなってるんだこの舞台は。
昔はただかっこいいだ可愛いだ萌えるだって言ってただけのキャラそれぞれに感情移入して泣けるんだよばばぁたちは。こんな二度美味しい漫画あるか。
 
昔は水野くんの事もうじうじしていけ好かなかったけど今考えたら14歳であんな複雑な環境下に置かれて色んな人から色んなプレッシャーかけられて本当にもうなんて壮絶な人生なのってなるじゃん・・・?
そんなズタズタなのに「脱げよ俺が着てやる」とか言われちゃうじゃん?(※舞台では言われてません)秋元くんがそんな水野くんの複雑な心境を背負うのが上手いのなんのって。
わたしペダル馬場くんいたい時代以外ノータッチだし甘男子はDVD持ってるけどほぼ観た事ないくらいで秋元くんの事はあんまり気にした事はないんだけど、水野くんやるにあたって素晴らしき適材だった。
 まぁ秋元くんだけじゃなくて皆各キャラの事をものすごく研究して挑んだんだなぁというのが観てとれてすごく幸せになった。
ガッツリ仕事ある俳優あんまり出てなかったし、有名な2.5次元舞台にキャスティングされたからにはしっかり覚えてもらおう!というやる気があってよかった。
事前の告知や仲良しアピールも完璧だったしね。セリフもほとんどない、サポブでのプロフィールもほとんどない、主に同人誌でだけ人柄が露呈していったキャラも上手く同人臭消してキャラ立ちしてたと思う。
笛は原作者が同人やってたからとにかくキャラ数が多くて、でも物語での出番は皆限られてて、コマのはじっこに出てきたキャラに一生懸命勝手に設定作ってた作品だから、わたしたちももはやどこまでが公式でどこまでは同人で作られた設定なのかだんだんわかんなくなってくるんだよね・・。とくに松葉寮の同室とかね。
 
森のモブたちは特に皆頑張ってたと思う。上水のメイン以外はとにかくもう観た目がそっくりすぎて本人たちがまじめにサッカーやっててくれればキャラそのものだったし。
高井とかどこから見つけてきたんだよ。あんな顔見つけてくる制作が天才だろ。声通るのに滑舌悪くて何言ってるかわかんないとこまで最高に高井だったよ。
んでシゲね。結局始まる前はやる気がないだ原作読んでないだってわたしと周辺は半ギレしてたんだけどもう結局舞台立ったら最高じゃん・・・ってなったわ。すごい。
へたくそすぎる関西弁とシゲさんに似つかわしくないバタバタとしたダンスはおうどうしたどうした?と言いたくなったけどたたずまいはもう素晴らしいシゲであった。
顔全然好みじゃないのにシゲとしてかっこよすぎて最高だったわ。
別にわたしシゲ水推しじゃないのに麻朝と秋元のシゲ水のバランスは素晴らしすぎるし麻朝のセリフ一つ一つにツヤがありすぎてこれは!!シゲ水!!!!って思ってしまったよ。
10年以上シゲ水推してる民たちは終演後ちゃんと息してるのか心配だった。一緒に行った友達はもうヲタクから足洗って人妻になって2.5舞台もしばらく観てなかったのに終演後わたしの袖をつかみながら「あーーもう!!!シゲ水やばいよ?!?!?シゲ水やばいよ?!?1」って取り乱してたからね。
きっと今死んでいるシゲ水ニストのババァが日本中にあふれかえってるはず。
「赤くなって、照れてるん?かわええなぁ」←原作にないセリフを追加←頭がおかしい←拍手
 
太陽の渋キャプも相当よかった。想像のはるか上をいく出来だった。
わたしの中では多分彼は一生子供だし一生ジャニーズだし一生やーやーやーなんだけどなんでそんな太陽が渋沢?!ふざけるなよ?!と思ってたのも遠い昔の話のようだ。
あんなに貫禄のある渋キャプを演じられるなんて・・・懐の広さと絶対的な強さ、セリフこそそんなにないもののものすっげええええええスパダリっぷりだった。
当時はスパダリって事は存在しなかったけど、わたしがこの言葉を知った時に「きっとキャプみたいな人の事だな」って思った。典型的スパダリ。
 
あと、最後に不破くん。愛する不破くん。
今回は上水VS森戦だったので、原作通りだとまだ不破くんはサッカーに出会ってません。
今回舞台でやった試合のあとに風祭と出会いサッカーに出会いサッカー部に入るの。翼もそうだけど、原作では出ないタイミングで彼らを今回出すということは、コケなければ続編をやるって事なのかなって少し期待してしまった。
小坂の虜になるほど不破くんの出番はなかったし、今の段階で不破ぎゅんんんん!!!とはなってないけど、たたずまいがすでに大分不破くんだったので続編の時は容赦なくわたしは死ににいく事になるんじゃないかと思う。
シゲさんが来てる上水のGKユニ、不破くんに返して><
小坂めっちゃあの緑ユニ似合う。もう公式の宣材写真あれにしたらどうかな????
森の茶色いGKユニと、上水の緑のGKユニが並んでいるだけでもうわたしは昇天しそう。それ以上はここでは差し控えるけど。まぁそういう事です。
 
一番舞台化を待ち望んでた作品だったけど、実際舞台化したら絶対コケると思ってた。
制作のはぴはぴどりみんはあまり前評判よくないし、あーまた金儲けと無名俳優の売名の道具にわたしの好きな作品が使われるのかぁと思ってた。観たかったけど観るのが怖くて結局今回全然いけなかった。
でもふたを開けてみたら通える作品だったなぁと思った。通えなかった事をこんなに後悔した作品は初めてだった。
あと、最近の流行りものに全くハマってないわたしは、今は昔からのフォロワーたちが夢中になっているものの話題に何一つ乗れないでいた。あんスタも刀らぶもおそ松も全く興味ないし。だけど今ジャンルが分散してる同世代のフォロワーたちが過去に共通して足跡を残してきた道の一つがこの笛で、舞台化をきっかけにTLが笛の話で溢れている事が何よりもうれしかった。
今って何年だっけ?なんで2016年にTLに三笠とかいうキーワードが???って。
俳優ヲタになってから繋がった友達ばっかりだからこんなに隠れ笛シタンがいるのも知らなかったし今回あぶり出しが行われてあーー皆知り合う前同じものにハマってたんだなって思ったらとても嬉しくなった。
まぁわたしが中学生だったのに小学校低学年だったとか言ってる人もいたけど。
逆に小学校低学年で笛にハマるってもう腐女子以外の将来の選択肢ゼロだろって感じだけど。
 
原画展の話までしてたらキリないけど、原画展も最高でした。
妙齢のヲタクばっかりでした!!!
劇場に行くと若い子とババァ半々なのにね!
原画展は劇場の客をババァだけでフィルターかけたのかなって感じでした!なんて居心地のいい。樋口先生にとっても素晴らしい思い出になったんじゃないかなぁと思う。わたしは人生で初めて推しキャラのアクキーを買いました。一つ経験値が上がった。
 
続編やるよね。やってよね!!!!!
まぁ順番にやるなら次は天城編と飛葉戦あたりなんだろうけど、わたしは東京選抜で各キャラに死ぬほどそっくりなキャラが山ほど出てくる事を心から期待してます!!!!
小岩鉄平役に17歳の現役高校生が来ちゃったら色々と腹をくくる覚悟でいます。

ここはもう一つの青春/ブリミュを観てきた

新生キャストのヲタクをやってる友達にチケットを譲ってもらったので、ブリミュを観てきた。
ちなみにあまりのレベルの高さに絶賛の声が止まないテニミュは今の所観に行く予定はない。相変わらず、今のテニミュを観に行く事が怖いのだ。きっと行ったらめちゃくちゃ高まるんだろうけど、これ以上楽しくて大好きだったわたしのミュージカルテニスの王子様の思い出をアップデートするのも怖いし、何より観に行って万が一あの頃みたいに何かが弾けてハマってしまうのも怖い。
2ndシーズンで大人しくしてた古の1stテニモンが3rdになって皆蘇ってて本当に恐ろしい……危険ドラッグ……

法月一護とサトミキルキアのブリミュは観に行ってない。わたしの記憶は元祖のブリミュで止まってる。ブリミュにシーズンと言う概念はないけど、最後までキャストが変わることがなく同一キャストによって最後まで演じ抜かれた。言うなれば全員が小越勇輝って事だ。

元祖ブリミュは、テニミュの代替わりを受け入れられない初代厨の墓場みたいな場所だった。BLEACH原作を知らなくても、テニスから離れども二次元を演じてる初代青学が観たくて初代厨たちが通ってたイメージ。

わたしも例外ではなく、違う作品で初代の共演がまだ観れるんだ!って原作を然程把握してない状態で観に行った気がする。ただわたしは初代が好きだっただけで特定のキャストのヲタクでもなかったし原作も舞台の予習で読んだけどそこまでハマれなかったし、舞台も途中で離脱したけど。初代の頃仲良くしてくれてたお姉さんたちは元々ジャンプ読者だったし何よりわたしの100倍初代の事を愛してたので結局ノークラまで通ってた。

全員が若い訳でも無名な訳でもないし、男子キャストだけでもないし、テニミュで成立している「まだ手垢の付く前の若手俳優たちが未熟ながらもお互い切磋琢磨しながら成長していく」と言う2.5次元における成功プランとはアプローチの方向が全く違くて、若手もいればベテランもいるし、女の子も沢山いる。テニミュと同じ2.5次元創成期の代表作なのに、観てる時客席でわたしが抱く感情は全くテニミュのそれとは違っていて不思議だった。

カンパニーの仲の良さも観ていてすごい微笑ましくて、DVD収録もバクステも最っ高に皆可愛い。
同世代の男の子がキャッキャしてるのとはまた違って、パワーバランスがしっかり見えてて、可愛がる人と可愛がられる人がはっきり分かれてるところがよかった。バクステで座長が女性キャストに向かって「おっぱいに目がいっちゃうう><」なんて言い出すのブリミュくらいだと思う。
高校生の頃からテニミュばっか観ていて、キラキラミュージカルに女子なんて不要!男子だけでも十分!って思ってたのに、女の子がいる舞台ってこんなに華があるものなんだって気付かせてくれたのがブリミュかもしれない。

BLEACHは少年漫画だけど、少女漫画を読んでる時のときめきというか布団の上でごろんごろんしたくなる気持ちになる。サトミキとルキアと達也の一護、栄治さんの恋次のモヤモヤした三角関係もたまらなく可愛かったし、永やんのシロちゃんからの想いに全く気付かない無邪気な来未ちゃんの雛森も最高だった。

そう。来未ちゃんが最高に可愛いのだ。当時はひたすら俺の来未子を連呼しまくってたよ。本当に可愛いのだ。歌もうまいし。新しい雛森を迎え入れるのが初めてでちょっと心配だけど、後任はあの天才子役美山加恋ちゃん。お芝居は申し分ない事だろうけど、お歌はどうなのかな……

もちろん好みはあるだろうけど、わたしは2.5次元ミュージカルの中で一番ブリミュの楽曲が好きだ。
10年以上もテニミュ厨を名乗っていて申し訳ないけど、楽曲だけで言ったらブリミュのが好きだ。(テニスはもう、曲を聴くと心が躍って鳥肌が立つと体に刷り込まれてるんだけどね)
戦いソングあり、ギャグソングあり、シリアスバラードあり、恋愛ソングありとバラエティに富んでて緩急のあるセトリが素晴らしい。
中でもやっぱり今回のリメイクのサブタイトルにもなってる「ここはもう一つの地上」はもう2.5次元を愛する者には絶対に聞いてほしいくらい大好き。紹介ソング、言うなればこれが青学レギュラー陣なのだ!って事だけど、その公演の出演キャラクターに合わせてパートが追加されたり消えたり適宜カスタマイズをして毎公演歌い継がれてきた曲。わたしはパリピという類の人間の気持ちがあまりわからないヲタクという類の人間だけど、テンションがブチ上がるってこういう気分なんだろうなぁと思う。

カラオケで1人で声色を変えて全員分歌うと言う遊びはもう何年飽きずに続けている事だろう。剣八パート低すぎて声でないあるある。わたしはキャストのヲタクでも原作厨でもないよくわからない立場で、観劇日を楽しみに待っていた。

と、ここまでは観る前に書いた。で、観てきた。ブリミュ好きのフォロワーさんが観劇後に何も呟かないから駄目だったのかと思ったら、「ブリミュすぎて『ブリミュだ』以外の感想が出てこない」って言っていた。
元祖を愛してる人にそう言われるのってすごく誇らしい事だと思うんだけど、本当にそれしか出てこなかった。わたしも終演後、すごかった!!泣いた!!!をひたすら呟く事しか出来なくなった。
テニスは何度も焼き直してるから適宜きちんとリニューアルをして新しいものとして見せてくれるけど、ブリミュは完全再現をする事によってファンへの愛を誓うスタイルで、新曲もアンコール曲一曲のみ(間違いだったらすみません)であとは全部既存曲だった。涙が止まらなかった。
10年近く前に夢中になったコンテンツを丸ごと2016年に持ってきてくれた制作スタッフとそれを演じてくれたキャストの努力と信念に大きな感謝の意を述べたくなった。

 

元祖以外わたしは認めません!!って頑なに言ってる人たちも、達也本人にこんな事言われたらじゃぁ許してやろうかなって気分になっちゃうよね。大好きだった先代が客席で泣いたって言ってる作品を拒否ってる自分がちょっと悲しくなるよね。

達也のツイートでもあったように、今回のリメイクは先代のTHE ALLをベースに作られてる。THE ALLは、全部で3作やったシリーズを3時間弱で一つにまとめて完結させる、要するに「忙しい人のブリミュ」だ。不動峰と山吹ルドルフと氷帝を一緒にやっちゃう的なあれだ。
当時もものすごく急ぎ足で、原作を読んでから観る事が前提で作られた内容に批判も多かった気がするけどそこはやっぱりそのままで、原作を然程読み込んでないわたしには何が起こってるかよくわからないところもあった。
なのでわたしが絶賛しているのは比較対象が原作じゃなくて先代のブリミュだ。漫画原作を舞台化する2.5次元としての見方をすると昔も今もそんなに評価されるべきではないのかもしれないけどそこはご了承いただきたく。
Twitterで検索すると大半がいい意見だったけど、やっぱり一定数否定的な声もあった。でもその意見を見てみると展開が早すぎるとか好きなシーンが削られたとかそういう意見で、先代のTHE ALLを焼き直してると言う点から言えば個人的にはもう100点満点に近いんじゃないかと。
本当にそのままなところが多くて、そりゃ当事者の達也は泣けるだろうなって思った。そのまま上演する事って、じゃーやる意味あるのって思ったり、元祖キャストが好きだった人はこれは彼らのモノなのにって思う事もあるのかな…わからないけども。 

わたしは誰と同じ意見を共有していいのかわからないけど元祖カンパニーで上演された内容と楽曲のヲタクだからむやみやたらに改変されてなかった事がすごく嬉しかった。今公演が発表された時、先代キャスト大好きだから次出てきた人許せるのかな!って不安だったけどキャラショット見たら全然違和感がなくてすんなり受け入れられて(馬場くんと塩ぺろには笑ったけど)、実際舞台の上で観ても本当に皆違和感なくて感動した。別にお芝居の方向性を先代とマネてるって感じはしなかったけどなんか全員すっごいよかった。歌が上手いキャストの後任は歌が上手くて下手なキャストの後任は下手なところまで踏襲しなくてもいいよって思ったけど。笑

●一護
達也も相当なわんわんだったけどそれ以上にわんわんだった。語尾の言葉の投げ方とかそっくりだった。達也よりは何言ってるか台詞聞き取れたけどお芝居はまだ若手だなーって感じた。ドリ5で活動してる時ってあまり歌唱力問われないけど歌はそんなに得意ではないのかな?笑 ときかく細すぎて……可愛いのは別にいいんだけど誰と対峙してもちょっと弱そう。なんか公演重ねて成長過程を見たいなーと思わせてくれる子だったなぁ。達也も最初はお芝居やアクションもまだまだだったし。

ルキア
サトミキは顔もお芝居も歌声もすごい個性的だし、でもそれが物凄いクセになるって言うかブリミュに対しての中毒性を生んでた気がしたから一番心配だった。物語でも歌唱パートでも核となる人物だと思うし、ルキアが滑ったら他がよくてもバランス崩れると思ってたから。でもね、かいちーめっっっっちゃよかった!!!先に見た友達に「ほぼサトミキだよ」って言われてたけど本当に二代目ルキアってより二代目サトミキだった。お芝居も上手いし声も通るし目つきがサトミキだしとってもよかった。先代に似てるからいいと言う考え方はあまりよくないと思ってるけど、サトミキだったとしか言いようがなかった。今回の素敵なブリミュリバイバルはかいちーの存在をもって実現されたと思ってる。ギンと崩された覚悟のシーンがとにかく鳥肌もので、わたしの大好きはまだ生きてた。本当に嬉しかった。

恋次
彼の事はドルステでしか見た事なくて、すごい可愛い印象しかないからなぜ恋次に選ばれたか謎だったし、出演が決まって恋次って聞いた時はびびった。あの子は恋次を出来るのかなって。
結果とてもよかったけど。加齢臭のしない恋次。達也と栄治さんの時は一護と恋次が対峙してても恋次の方が格段にお兄ちゃんに見えたけど、今回の2人だとなんかぐりとぐらとかチップとデールがきゃっきゃしてる感じだったね。あまりに崎山くんが演じる恋次が思春期すぎて、一護とルキア恋次の三角関係がマジで別冊マーガレットって雰囲気で観ててすごい照れくさくなった。どっちでもいいからさっさと告っちゃえよお!!!と言いたくなった。

雛森
もう可愛すぎて花丸あげちゃう。サンリオピューロランドに釣れってって「かれん」って言うオリジナルのネームプレートを作ってあげたくなる可愛さ。ただの子役だった加恋ちゃんがもう立派な女優だった・・・・。
素晴らしかった・・・わたしは来未ちゃん信者すぎていくら可愛い加恋ちゃんと言えどもそんな簡単には来未ちゃんの後任として認める訳にはいかん!!!!って思ってたのに、もう出てきた瞬間虜だった。
原作だと雛森見てても特になにも感じないんだけどブリミュの雛森は本当に可愛すぎて連れ去りたくなる。必要のないはぶらしを部屋まで持ってきてと頼みたくなる。「はぶらし持ってきました愛染隊長」って言われたい。
来未ちゃんの雛森は可愛いけどあまりか弱い感じはしなったけど、加恋ちゃんはなんかもう「か弱い」の擬人化という感じだった。息を吹きかけていったら飛んでいってしまいそうだった。それは愛染やってた馬場くんも一緒だけど。
芝居は申し分なかったんだけどテレビ畑の子だから声量はちょっと足りななかったかな。来未ちゃんほどドスの聞いた「お前がぁあああああ!!!!!」は必要ないけどね。ブリーディングムーン歌う時、ただでさえ女性陣の方が人数少ないのに皆あんまり声量ないからかいちー一人で大変そうだった。
でもまぁ加恋ちゃんの雛森最高。馬場くんそこ代わって。

●愛染
馬場くんだった。もう愛染隊長と言うより馬場くん。
彼が芝居が下手とかそういう事ではなくて、馬場くんと過ごした時間があまりにも長すぎて何を演じてても割と馬場くん以外には見えなくなってしまった。初代が終わった時「愛染ってとりあえずテニスの手塚役順番にキャスティングすればよくねw」って言ってたくらいなのでなんの違和感もなかったけどね。
低音のやわらかい歌声は相変わらず心地いいけど普段の喋り方と違いすぎてやっぱりちょっと喋りにくそう。とりあえずかっこよかったよ馬場くん。

●一角
違和感仕事しろってこういう時に使うんだろうね。他のジャッカル役とか銀さん役はテニス卒業したら毛がある役が回ってきてるのになんで塩田だけ卒業しても毛が生えた役なかなかやらせてもらえないんだろ?ハゲ専属?いやもうとにかくものすごい似合ってたからいいけどさ。一生やってろと思ったよ。

全員分書いてたらキリないし5000字を越えたのでこのあたりにしておくけど、今回はものすごく質の良いリニューアルだったと思った。他の初代厨がなんて言ってるか知らないけど、旧キャスでのブリミュが大好きなわたしでも観た後にものすごい満足感と幸福感が体から溢れたし、キャスト目当てで初めてブリミュを観た人も自分の推しが可愛くてかっこよくて素敵な楽曲たくさん聞けて満足だったと思うし、色んな方向のヲタクを黙らせられる素晴らしい舞台だったと思う。

原作や先代を大切にしていて、金儲けの為ではない情熱溢れた2.5次元舞台を作ろうとしてくれる制作・キャストは無条件で応援したくなる。
今回もトレ缶バッジこそあったみたいだけど、あくまでアニメミュージカル創世記に生まれた2.5の代表作品の力と情熱を2.5で溢れかえってる昨今に見せつけてくれた感じがしていてわたしはとても感動しました。人間って本当に感動すると「よかった」「すごかった」「やばかった」しか言えなくなるんだね。

今回のブリミュは本当にすごくよかったです。
今回のメンバーで卍解ショーやってくれ。聞きたい曲たくさんありすぎるよ。変わらない気持ちとか聞きたいよ。ベンガラ格子もサヨナラグッバイも聞きたいよ。もれなく土屋さんの顔が浮かぶけどね。

唐突映画レビュー/青空エール

そこそこ忙しいけど相変わらずそこそこ映画は観てるんです。
相変わらず少女漫画原作メインのラインで。邦画オンリーで。
4月に引っ越しをしてから10年近く通ったコスパのいいポイント制度のあるMOVIXには行けなくなってしまったけど、今はチャリ圏内にイオンシネマとTジョイ系列の映画館が2つあって実家にいた時よりさらに手軽に映画が楽しめるようになって嬉しい。
0時スタートとかの超超レイトショー(ミッドナイトショーだっけ?)があるのはすごい嬉しいんだけど、場所柄カップル率がすげー高い。
隣には結婚式場。金曜22時。寝間着みたいなかっこで一人映画。
別にいいんだもん映画好きだから!!!!

ちょこちょこ書いてた唐突映画レビューシリーズ、全然書けてない。
暇になったら書こうと思って数か月経ってどんどん溜まっていくので、長文じゃなくても記録残しておきたいなぁと思ってます。

先週はシン・ゴジラを観たんだけどね。
『シン・ゴジラ』あたまのわるい感想 - かんそう
↑現場からは以上ですって感じなのでとりあえずこの方の感想読んで。

今日は青空エールを観てきました。


いやーーーーーもう、年甲斐も泣くアホのように泣いた。
レイトだったから客がわたしとヤンキーっぽいカップルしかいなかったんだけどあんなでかい映画館でなぜか取った席が同じレスで、数席空けて並ぶわたしとヤンキーカップル。映画始まっておしゃべりするだけして爆睡するカップル。
隣で号泣するババァ。起きたカップルドン引き。地獄絵図でした。

わたしは割と感情移入して泣くタイプだけど、今回の映画のように高校時代に同じ高校の男子を好きになった事もないし、血反吐吐く思いをするような部活で汗と涙にまみれた青春を送った事もない。だから映画の中の彼らに対しては全然感情移入出来なかった。
高校生が主人公の映画見ると「あの頃に戻りてえええ」って思うけど、青空見ててもわたしには戻れる青春がないのであった(・・・)。
それでも、大人の事情が透けて見えない、純粋でまっすぐで、原作あるなし関係なく良質な青春映画になってた気がする。
まぁスポーツ青春恋愛映画としては全部割と使い古された展開で、ネタバレするまでもなく王道中の王道な展開で進むから多分立派な大人はこのパターンもう散々観たよって感じるかもしれない。でもちゃんと感動出来てストンって話が体の中に落ちてきたのを感じて、わたしはまだまだ心は若者だなぁと安心した。笑

わたしがずっとこじらせまくった青春時代を過ごしたから(今もこじらせたババァ時代を爆走中だけど)原作を読んでても主人公2人にはすごくイライラするし、実在したら絶対仲良くなれねぇな!って思ってたんだけど、つばさと大介を演じた土屋太鳳ちゃんと竹内涼真くんのあまりの邪気のない真っ直ぐな目つきを見たらもうイライラとか言ってるの申し訳なくなってくる・・・・何なのあの二人。子犬なの??
脇の出演者が割と皆お芝居うまいからそれに比べると二人のお芝居ってさほど上手くないと言うか、演技力でグッと来る感じではない。それでも、もう、劇中のつばさと大介を見てると「お前ら幸せになるよ!!これでデートでもしろ!!美味しいモン食え!!」ってお金をあげたくなる。まぶしすぎる。怖い。
配役発表された時は全然ピンとこなかったけどあの垢ぬけてないちょっとモヤモヤした感じが初々しくてとっても良かった。ひたすら影から眺めてたい。 水島くんは、マジで原作だと美少年だから葉山くんが演じると聞いた時のわたしの絶望感は半端なかったけどお芝居はとっても素敵だった・・・かっこよかった・・・世間的に見たら彼はイケメンじゃないかもしれないけど、わたしはとても好きだよ。

水島くんは原作でもとってもいいシーンがたくさんあって残念ながら沢山削られてしまったけど、それでも残されたシーンはマジで水島いい奴ってなるシーンばかりでもうわたしは大介より断然水島くん派。水島くんと付き合いたい。
つばさと水島くんの3年間に渡る友情物語は2時間の映画じゃそりゃ語りつくせないんだけど、最後の大会メンバーにつばさが選ばれた時の水島くんの口角を見れただけでもうわが人生一片の悔いなしだった。
でもやっぱりわたしはまれがとっても好きだったので、太鳳ちゃんと葉山くんが喋ってても姉弟にしか見えないんだよなぁ。まれを観る前にこの作品観たかったよ。
あと二人が並んでるのを見て愛しのふみかすを思い出したし例の高畑なんとか容疑者の事をちょっと思い出してしまったよね。

演技力としては志田未来ちゃんがダントツ飛びぬけて上手かった。迫真の演技すぎて逆に浮いてた。でもなんか未来ちゃんが演じる森先輩ちょいちょい昭和のレディースっぽかった。一生ついていこうと思った。
小島藤子ちゃんもよかったしのだめやってた上野樹里ちゃんが今度吹奏楽部の顧問役で出てるって言うのもなんだか感慨深くてよかった。

そして一応若手俳優界隈を好き勝手語るブログと謳っているので触れておくと、堀田新太はすげーいい仕事してた。原作でもいいやつだったけど城戸くんってこんなにときめきキャラだったっけ?って感じだった。
メガネでお調子者で包容力のあるキャッチャーって最高じゃね?キャッチャーとバンドのドラムはデブって言うのが通例じゃないの?最近キャッチャーもドラマーもデブいなすぎるよ!!!!
もうさ、腐の女子の皆さんはお察しの通りいつの時代でも野球作品のバッテリーと言うのはアレがアレでアレなんだよ。大介くんと城戸くんもアレがアレだから本当に素晴らしいよ。甲子園前の決勝のベンチでの会話だけで映画代払えるからね。

そしておなじみ山田裕貴さん。DATEオーデの時から見てて、顔とか全くタイプじゃないのになぜかわたしの心のリア恋枠にズカズカ入り込んでくる山田裕貴さん。「山田裕貴さん」呼びがデフォルト。わたしの心の恋人であり崇拝している山田裕貴さん。
なぜかわたしの観る映画観る映画、必ず主人公の周りをうろついている山田裕貴さん。今回も出る事知らなくて観てたらしれっと出てきて飲んでたアイスティー吹き出した。またあなたですか。出番めっちゃ少ないけど涙目で悔しがるシーンはとっても印象的で、思わず抱いてやろうかと思った。なんであんなに色っぽいんだろう。
最近ハイローとか出てたりするから新規増えたかな?
そんな新規の方にはD2が昔出した「めしとも!」ってDVDの全巻購入特典かな?D2メンバーとバーチャルご飯デートする頭のおかしいDVDがあるんですが、それが本当におすすめなので観てね。
ちなみにさっきNと「小松菜奈ちゃんと蒼ちゃんの映画観たい」ってLI NEしてたら「ねーそれも山田裕貴出てるよ?!!」って言われた。知らなかった。山田裕貴さんの見えない力が働いている。

 

原作を読んでた時の演奏シーンとか野球シーンの鳥肌って実写化して再現出来るのかなぁと思ってたけど、漫画の中で感じていた音と試合が三次元にきちんと落ちていて、実写化してよかったなぁと思えた。
とにかく吹奏楽部の演奏は圧巻!あの音の分厚さはDVDになってからじゃ感じられないから映画館で観てよかったって思った。鳥肌もの。学生のころから吹奏楽部の演奏聴くのは好きだったなぁ。(中学の時仮入部で吹部行ったけどマウスピースの音が一向に出なくて挫折)

2時間にまとめなきゃいけないから必然的に主役二人に尺が取られるんだろうなぁと思ってたけど、きちんと周りのキャラクターたちの挫折とか葛藤を拾ってくれてたのがよかった。森先輩のシーンとか絶対端折られると思ったし。
あと、基本的に原作にないシーンを勝手に入れたり展開を変えたりするのは反対なんだけど、今回は原作にないけどとってもお気に入りになったあるシーンがあって、原作信者が観たら余計な事するなって思うかもしれないけど、わたしみたいなライト層には映画を盛り上げる要素として機能してたんじゃないかと感じた。
三木監督の他の少女漫画原作とはちょっと毛色が違うなぁと思ったんだけどいつも組んでる脚本家じゃない人なんだね今回。いい改変でした。

 

本当にまっすぐで嫌味のない作品。
心が荒んだ大人が観るとあまりにベタすぎて恥ずかしくなるセリフや展開もめちゃくちゃ多いけど、なんか日々溜まるストレスのリセットが出来るような映画なので余裕がある人は是非。

あーーー恋してーーーーー
でもわたし大介くんがクラスにいても10000%恋しない自信がある。

 

ここ最近観た少女漫画原作の中ではちはらふるに並ぶ素晴らしさでした。