ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

雪だるま作ろう

 

雪がやばいね。
ついったーでこんなものが回ってきました。
この右下の木手だるま、10年前に作ったのわたしなんだなぁ。笑

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溶けて傾く前のはこんな感じ。
ミクシィ漁ったら普通に残ってました。
10年前だって…10年前って…何年前……

 

東京生まれ東京育ちのわたくし、金なしリアだったので雪による遅延を覚悟で夜行バスで一関公演へ。
今考えるとなんで2月に岩手で公演やるんだよ頭おかしいだろ。
早朝4時半到着予定が結局8時を過ぎてしまい、当時観ていた仮面ライダーキバを観られなかった記憶。

マチソワのチケットを持っていたんだけどマチネ前の空き時間にやってた木手だるま作りがあまりに楽しくなってしまって、持ってるチケットを当日券並んでる人に譲ってマチネ中ひたすら雪だるまを作ったと言うクソバカな思い出である。
本気出すためにわざわざ会場近くの靴屋に長靴買いに行った。
若いって無限大だな。

ちなみに翌日の楽は持っておらず、当券にも外れたんだけど、知人に直前で1枚余らせてるって言われて、わたしと当時のニコイチであった友人はどっちが入ってもモメる事が目に見えていたので結局断り2人とも泣きながらロビーで音漏れを聴くと言うね。
若いね。

 

 

大袈裟でもなんでもなく、わたしの10年を越えるテニモン生活の中で多分このころが一番楽しかったなぁと思う。
毎日が青春だった。
箸が転げても面白かったし、皆の事が大好きだったし、他のヲタクの事なんてどうでもよかった。
ババァになればなる程他のヲタクの言動一つ一つにメンタルを蝕まれていったけど。
お金はあんまりなかったけど、時間は山ほどあって、24時間ミュージカルテニスの王子様の事を考えてた。
テニミュが生活の全てだった時代。

後悔はしてないけどもし10年前に戻ってもきっと同じ生活はしないと思う。
そんなバカな生活をしてた女が10年後どういう事になるのか知ってしまってるからね。

多分人生でテニミュより夢中になれる事なんて一生出会えないと思うけど、わたしの人生を大きく踏み外させたテニミュの事は一生恨み続けると思います。
でもテニミュに出会わなかったらわたしは今友達いないし夢中になれる趣味に一生出会えないままだったので、やっぱり感謝しています。

懐かしの画像が回ってきて少しセンチメンタルになってしまった老齢テニモンでした。


松Pの情熱大陸、楽しみだな。

僕らのハンサムライブはどこだ


「HANDSOME FILM FESTIVAL 2017」Trailer

ド年末ですね。ド年末さいこーーーせき(去年のネタ)
とか言ってる間に年が明けてしまいました。
2017年中にアップしようと思ってたのに。

ハンサムフィルフェスのLVに行ってきました。
出演者発表された時に我らのハンサムの歴史が幕を閉じた…とか言ってたんだけど結局気になって行ってきてしまった。
2007年から無欠席の身として、絶対に文句言うのはわかってたけどなんとなく行かなきゃいけない使命感に駆られ。

 

 

今年の出演者のヲタクの皆さんには不快な思いをさせる感想もあると思うので自己責任でお願いします。
 

うん、出演者云々より先に、まず映像メインと言う構成自体が失敗だったと思う。
そりゃ忙しい人気どころも出てるし一般の仕事の合間を縫って自社の興行の為に歌とダンスを練習させる余裕がないって言うのは十分わかるよ。
でも、普段役者をやってる奴らが芝居してるの見ても何の特別感もないじゃん?
テレビや映画でいくらでも観れるお亮や神木の芝居をわざわざ事務所メンバー集めてやる意味とは??
ハンサムの醍醐味って、普段映像とか舞台とかで『役者』として活動してる子たちがキラキラ歌って踊る、年に1度の特別感だと思ってるから、芝居メインで、しかも生じゃなくて映像って時点でハンサムとしての意義を失ってるなって感じた。
どちらかと言うとTheGAMEに近いイベントじゃんね。
いやそんなん観に行く前から発表されてるんだから観に行くなよって言われたらそれまでなんだけど…すみません。

2013年も同じような事があったね。
今回ほど曲少なくもなかったし、生の芝居ではあったけど、春馬と健が出られなくなって、ガラッと趣向を変えて生成主演のミュージカル調になった年。
中身はそこそこ面白かったんだけど、やっぱり普段舞台で観てる俳優たちに舞台で演劇やられたところで…って空気になって、やっぱりいつものが楽しいなって意見が(少なくともわたしの周りでは)圧倒的に多かった。
そうしたら翌年はいつも通りのライブに戻ってあーやっぱりあんまり評判よくなかったのかなって思った記憶がある。
大人の事情勿論あると思うけど、歌ダンスがほとんどないのは100歩譲ったとしても芝居パートが生でもない事に、メンバー云々ではなくわたしたちの知っているハンサムの要素はどこにもないなぁと悲しくなってしまった。
公式には「新しいハンサムの形をお見せします」って書いてあったけど、これは多分、ハンサムではないよ。

あとね、脚本と構成の鈴木おさむとわたしの好みにあまりに合わな過ぎた。もちろんこれは個人の好みの問題だけども。
福島カツシゲとかほさかようとか北川亜矢子とか、まー主に劇プレで本を書いてくださってる方々なんだけど、そういう人が書いてくれたらもうちょっと楽しめたかもしれない。
鈴木おさむの脚本自体が嫌いって訳ではないし、好きな作品もあるけど、あの人と若手俳優組ませたら地獄じゃないですか?
ドヤ顔で「ほらーお前らみたいなクソ腐女子はこーいうの好きなんだろ???」って脚本起こしてるのが想像出来る。
なんで年の瀬に1年間一生懸命頑張って来た俳優たちが無理やりホモにされてる映像をひたすら見せられなきゃいけないんだろう。
イケメンの裸、BL、拘束…そんなものしか消費しないとバカにされてる気分で本当に不快だった。
別に自発的にやるのはもう勝手にしろだけど(吉沢と神木とか)大人たちがあらかじめ用意したホモ演出を受けるハンサムたちとか全然ときめかなかった。

アミューズ俳優のどこにときめくかって、常に対わたしたちなとこだと思う。
まー勿論個々で数字アピとか営業をしてるメンバーはたくさんいるけど事務所総出で「僕の相手は君だよ」って言う乙女ゲーを演出してくれるところが好き。
昔から、「鍋は対メンバー教育、アミュは対ファン教育」を徹底してるなって個人的に思ってたんだけど。
今回は、わたしたち客は『壁』扱いだった。「壁からなんか音がする〜」とか言って、彼らの芝居の中にはわたしたちは存在しなかった。すごく悲しかった。
別にリア恋営業を常にしろって訳じゃないけど、わたしの知ってるハンサムライブは1年間応援してくれたヲタクへOP〜アンコールまで終始ありったけの感謝と愛を伝えるイベントだったはず。
アミュ教の最高教祖、桜田通様が1の感謝の気持ちを1000万くらいの言葉にしてアウトプットしてくれるのがハンサム。
桜田通さんがいないと誰もヲタクたちを甘やかしてくれないから安らかに年を越せない…
「今日のために美容院行ったり洋服選んだりしてくださる皆さんの姿を想像するだけで愛おしい」
「皆さんに会うために今日まで生きてきた」
って甘やかされてこそのハンサムなのにって思ってしまった。
出演メンバーたちは勿論、ライブパート以降でありったけの感謝は伝えてくれてたけど、イベント全体としてはわたしたちが見たいものを終始履き違えられてた感がたっぷりだった。
ムカつくってよりやっぱりあれで満足だろって思われている事がとても悲しかったな。
本人たちは先輩に怒られながらダンスや歌の練習を頑張るより慣れてる映像で済ました方が楽なのかもしれないけどね。

なんかもう今年は「吉沢と神木のキスシーンに課金する滑稽な女たち2017」ってサブタイトルをつけたいくらい内容がなかった。
吉沢神木のホモも別に求めてはないんだけど本人たちが勝手にやってくれるしなんかどんな感情で拝見していいか頭を抱えてしまう。
大人たちに作られたホモ演出を否定しているだけで別に彼ら自発的にやるのは勝手にしてください。
もうそろそろあれが一つの風物詩になりつつある気がするよね。
去年より接触時間長かったし。
あの局面になるとハンサムのコンプラ委員長の小関が真っ先に止めに入るのがたまらなく好き。小関が止めるまでが風物詩。

テレビや映画で大活躍中の二人が公衆の面前で堂々とキスをするってそれこそ裏カジノ感あるよね。
カメラも回ってないとこで売れっ子二人が一体何やってるんだ。一銭の金にもならないのにそんなに安売りしていいのか売れっ子たちが。
吉沢神木は本人たちも恒例にしてるしフィルムの中でもそれを匂わせる作品が1本あって、需要はあるのかな。
なんか一般的に名の知れた若手俳優二人がテレビで放送されないところで絡んでると言う背徳感への興奮とかだろうか。
特にしずらないけどなんとなくチケ代の元を取った気はしちゃう。
あの二人の掛け算地雷な人一生ハンサム観れなくて可哀そう。

それより小関と広大が惚れ水を飲んでしまい半裸で絡み合う話の方が全く需要を感じられない。
誰に対して書いたんだ?鈴木おさむは小関と広大ちゃんが全アミュヲタの息子だと言う事を知らないのか?いくら二人がセクシーな表情で絡んだところでわたしからしてみたらぐりとぐらが一生懸命パンケーキ焼いてるくらいの微笑ましさしか感じないよ?
ギャップを狙ったのかなんなのか意図はよくわかんないけどあの二人なんて一昨日くらいに生まれたばっかじゃん。
多分いないいないばぁとかしたら笑うじゃん。
そんな赤ちゃんの裸見せられても戸惑うよね。
しかもわたし最近乱視がひどくて二人の乳首8つくらいに見えたんだけどこれは高コスパと捉えていいのか?
いつまでも葉っぱのフレディかアニーで主役を演じちゃうような子役的男子の小関が好きなので、バキバキの濡れ濡れの小関はわたしには需要なかったです。
でもわたしたち老齢にとっては赤ちゃんみたいな小関だけどもうあの子にりあこな世代とかいる訳だよね全然。怖い。
「今回のメンバーは、上が24歳!下が20歳!」とか無邪気に言うあなたにわたしは幻滅したよ。おばあちゃんの気持ちをもっと考えてくれる孫であれ。

そして今年も吉沢亮が顔で世界を牛耳ってた感あった。
文句なしに顔がいいんだけど何をしてても苦笑してしまう吉沢亮
あの顔になんか色々ごまかされてるし、毎年あまりにハンサムの数が多いので彼だけに注目する事が難しかったんだけど今年は馴染みのメンツが少なかったのでお亮への視聴率上げてみた結果、顔がいいだけで中身は大体フルポン村上だなって事に気付いた。
常に青春コントを繰り広げてるよね。おふざけのパターンが乏しいからあれで顔がブスだったらお前極刑だからなって感じだった。
「顔がいいのに面白い俺」を全面的にアピールしたいのなら賀来賢人先輩くらいぶっ飛んだ演出をしてくれないと困るぜ。
本番でポッケに生のイチゴを仕込ませて突然爆食いしだしたり、突然ステージ上で脚気の検査とか始めて欲しい。
わたしはお亮に期待してるんだよ?このまま面白い事出来る人がゼロになったら誰を見て笑えばいいのかわかんないじゃん?!?お前にかかってるんだよマジで。
多分今後も毎回文句は言うと思うけどこれだけは100億回言うね。
とにかくあなたは顔が良すぎる。

今年は一緒に青春時代を過ごしたいつめん()が皆いなくなってしまったんだけど、今回のメンバーも去年出てた子たちなので一応全員知っている子たちでした。
去年は全員新人アナウンサーにしか見えなかったけど今年は顔を名前を覚えた!!!

金子大地のネオ野村感が身内で話題。
去年は常に瞳孔開きっぱなしだし産まれてから15年間監禁されてて初めて人間を見た人みたいな顔しててすごい心配だったんだけど、1年でなぜか突然の野村(=特に面白くない言動をしたあとになぜかドヤ顔)化。
でも顔は美しいんだよね。わたし今クール井上真央主演の「明日の約束」を観ていたんだけど、長谷部くんかっこいいなー誰だろうって検索したら2016年末にハンサムで観たあの挙動不審キッズの金子大地でなんかもう自分が恥ずかしくなったもん。
来年LVで海外のファンに対して中国語で挨拶をし出さない事を願う。

あとまー一番顔が好きなのは太田将煕です。
世の中的には99.9999対0.0001くらいで吉沢亮のが美しいんだけどわたし個人の好みで言うとお亮よりも顔が好き。
何回転生してもなぜ彼が声優をやっているのかは理解出来ないけど。
劇プレ自体にあんなに声変芸人としていじられてたのに気付いたら声豚の友達までキャーキャーしていてびっくりした。
動きも手足持て余してて可愛いし、股間から足のラインがとても良い。
名前が何度頑張っても変換出来ないから一生推さないけどね。

 

 

林剛史くんとかもりもとかが出なくなった時に1つ時代が終わったなぁと思って、その後健と春馬が出なくなった段階でまた時代変わったなって感じて、今回でまた次の年号になったなと感じた。
足踏みしているわたしとは違って出ているアミュメンたちはどんどん出世してくし、中には事務所卒業や芸能界引退する子もいたりして、ずっと同じ事を繰り返してても仕方ない事はわかってるはずなんだけど。
2.5次元舞台みたいに一斉に○代目卒業!みたいな感じじゃなくて、お仕事や時代の流れに合わせて徐々に知っている子が減っていって、だんだんと世代交代していって、気付いたらわたしの青春時代を彩ってくれた俳優たちが一人もいなくなってるの、とてつもない絶望感に苛まれる。
別に推してる訳でもないけど、気付くと舞台上に塁斗とか壮ちゃんの踊ってる姿探しちゃってる事とかがあって。
慣れないダンスで段々体をすり減らしていく公ちゃんとか、手足の長い虫みたいな動きで踊るたっくんとか、なぜか端っこで号泣してる秀くんとか、彼らが恋しくなってしまった。
小関や神木なんて年下キャラだったはずなのに、今年は無礼講で後輩たちに無礼を働かれる側になっていて、じゃーもうおばあちゃんたちどうなっちゃうのって感じだった。
健と春馬がいてちょっとだけ他のメンバーが委縮してたくらいの力関係が見えてるのが逆にわたしは好きだったかなぁ。
今は全員横一線で、皆で力を合わせて頑張りましょう!みたいな感じだもんね。
それが悪いって言う訳じゃないけど。

結局何を言っても今を受け入れられない老害おばさんなんだよね。
代がわり後の青学を受け入れられなくて新しい代を叩いてたわたしが大嫌いだったおばさんたちと全く同じだなぁって嫌になるな。

ハンサムって言うイベント自体は絶対に絶やしちゃいけないなって思うから、どんな形であっても今後も絶対に続けて欲しいとは思う。
昔のメンバーを出してって言うのも無理なのわかってるからそれも仕方ない。
でもわたしは俳優たちが歌って踊るとこが見たいです。
練習する時間がないなら別にカラオケ大会とゲーム大会でもいいです。
お芝居してる彼らはわざわざイベントじゃなくて1年かけて好きなだけ摂取するから。
だけど、ハンサムと言う催し自体がわたちたちにとってどういう存在で、どういう形で行われるべきかは今年の末はもう少し考えて欲しいなぁと思う。

 

2016年の感想は5000字下書きを書いてフォルダに眠ったままなんだよね。
順番逆だけど先にこっちあげちゃう。

今年は月に1本くらいは記事が書けるように頑張りたい。

映画好きではなく映画館好きなのかもしれない

本当の映画好きに笑われてしまう程鼻くそみたいな本数しか観れてないけど、わたしは映画が好きだ。
ゴリゴリに偏りのある邦画しか観ないから包括出来てるカテゴリは狭い。
DVDなら新作で高くても400円で観れるのに、映画館に行くのもったいなくない?って言う考えの人も世の中には沢山いるけど、多分わたしは映画が好きなんじゃなくて映画館が好きなんだろうなと思う。
前々から今週末はこれを観るぞ!って計画をするより、金曜の夜にそこそこの時間に仕事が終わって、今帰れば一旦家に帰ってご飯食べてお風呂入ってから映画館に行けるかもってそこで初めて近所の映画館のスケジュールを眺める。
映画から帰って来たらもう歯磨きして寝るだけで済むような状態で家を出て、窓口でコーヒーを買って(ポップコーンは臭いしうるさいので買わない)シネコンの中に吸い込まれていく。
ここまで一人。チケットをもぎられて、「◯番シアターです」って、前の騒がしそうな大学生たちも同じスクリーンを案内されてた時はテンションがちょっと下がる。始まるまでの間、一人なので特にする事もなくぼーっと始まり待つ。

予告に半額を払ってると言ってもいいくらい予告はわたしの中で大切で、今から一本映画を観ようとしてるのに、予告を観ながら次は何を観ようか考えるってめちゃくちゃ贅沢な時間。
映画を観に来て次の映画を決めて、またその映画を観に来るって、あたりまえ体操だけど、無限にそれが繰り返せるって素晴らしい。

予告の途中に普通に入ってくる奴に殺意が沸く。
仕事とか電車とかそういう都合ならともかく、遅れて入って来た奴が喋りながらポップコーン食ってると、もうお前自分ちのリビングでやってろよって思う。
まぁそれは極論だけど、遅れて入ってくる人用シートとか作って欲しい。
舞台にも言える事だけど、もう観賞用の目のスイッチが入っているのに現実世界の人間が視界にうろつくのって本当に不快だ。
本編が始まってもどうしても一定数おしゃべりクソ野郎は存在する。
映画は黙って観るものって言う概念が彼らの中には存在してないんだろうな。
この世の映画は全部応援上映だと思ってるんだろうな。
わたしは映画=喋ってはいけないと言う細胞教育があまりにも構築されすぎていて夏に行った帝一の応援上映ではほぼ一言も言葉を発する事が出来ず、同行したSに「薄々気づいてたけど、はなちゃん絶対応援上映向いてないよね…」と言われた。

まぁクソ映画だとそのクソ野郎たちはエンドロールまで終始喋り続けるんだけど、素敵な作品だった場合、上映が始まった時にあんなに喋ってた奴らが、エンドロールで自分と同じ顔して泣いてる。
入り口では全くスタンスが違かった人間たちが2時間後に同じ感情になってる。
舞台でも勿論同じ事は言えるけど、街中で、気軽にそれが出来る映画って存在は本当に素敵だなぁと思う。
舞台もそうなればいいけど、なかなか今日はなんとなく舞台でも観に行こうかなーってなれる環境って日本にはまだないもんね。

わたしはもしかしたら、映画が好きなんじゃなくて映画館が好きなのかもしれない。
今の会社は映画の宣伝の仕事もやったりしてるし、たまにエンドロールで社名を見かけることもあったりするから、いつかわたしも大好きな映画館のエンドロールに自分の名前が載る仕事がしたいなぁと思う。

ビジネスの向こうのShow must go on

この世界を追いかけているとしょっちゅう聞くベタベタな言葉だけど。
わたしたちは日々、開演前の思わぬアクシデントによって、ピンチに陥って、それでも幕を開けてきた作品を沢山沢山観てきた。

わたしの中で物凄く思い出に残っているShow must go onが3つあります。

 

①2007年5月 ミュージカルエアギア
もう10年前と言う事に絶望するのですが今の20代半ばまでのヲタクの皆さんは馴染みのない事だろう。
初演で主演だった鎌苅健太が急病の為(未だに真意は不明ですが心の病気とか言われてますね)、ライバルチーム役だった上山竜司(現:上山竜治)が主演を務めた。
テニミュで言えばリョーマ役が降板して跡部役や幸村役がリョーマ役をやって、初演ではチームメイトだった対戦校と戦う事になるんだからすごい事だよ。
そのスライドだってものすごく大変だったのに、代役を務めた竜司が千秋楽前日のスケートシーンで本番中転倒・骨折。
その日の公演はなんとか乗り越えたけど、翌日の開演が1時間くらいかな?押して、演出の茅野さんが泣きながら客席の前に現れて、竜司が「全治半年(かな?)の複雑骨折」である事を報告した。
あと1公演だけど竜司の続投、この公演の続行は不可能だ。誰もがそう思った時に、ギプスと包帯グルグル巻きになった竜司が舞台袖から出てきた。
彼は「骨は折れたけど心は折れてないっす!!!」と言いながら笑った。
一晩で制作陣は演出を変更して、それを数時間でキャストが覚えて、竜司はスケートアクションは一切なしで、アクションシーンはアンサンブルに動きをやらせて袖で声をあてる形で千秋楽を乗り切った。
カンパニーの圧を感じた。竜司が座長だったからこその暑苦しい圧、カンパニーの「最後までやり遂げる」と言う根性、すごかった。
全治半年と告げられた竜司はこの千秋楽の一ヶ月後には違う舞台に出てたし、少し経って「あれは下手したら足切断もありえるケガだった」とあっけらかんと語った。
本当にすごい男だと思う。ただの上山竜司ageになってしまったけど。
3年後に鎌苅が主演を務めて再再演が行われたけど、きっとあの時竜司がエアギアと言う場所を守ってくれなかったら鎌苅の帰ってこれる場所はなくなってたかもしれないなぁ。

②2009年9月 テニミュ1stシーズン全国立海 前編
ちょうど丸8年前の今くらいの事。もう8年前・・・・・
テニミュは1stシーズンのクライマックス、全国大会決勝・立海戦の地方公演真っ最中。わたしは自分の就活そっちのけで(と言うと年齢がバレるね)彼らとともに最後の夏を全国各地で過ごしていた。
福岡公演で、準備が長引いていて開演が遅れるとアナウンスが入った。
この時点で既に何年もテニミュを観てきてたけど、開演が遅れたのは初めてだった。
やっとの事で幕が開いたけど、いつものOPの軋むシューズの音は聞こえなくて、キャスト全員が神妙な面持ちでカテコのように1列に並んでた。
兼崎健太郎がインフルエンザにかかり今日の公演に出られなくなった、代役を立てる事も考えたが真田はあまりに出番が多く開演までの時間でアンダースタディに真田をやらせる事は不可能なので公演中止を決断した、と言う報告をされた。
大好きな五代目で同じ事が起こったらきっと心配の気持ちが勝っていたと思うけど、当時あまり人気のなかった五代目を脅かす存在だった立海が足を引っ張ったせい(僻み)で五代目を観る機会が減ってしまった。
チケ代はもちろん払い戻しになるけど、福岡までの旅費は戻ってこないし、何より五代目と推しを観る為に日常生活の色々な事を調整して今日まで楽しみにしてきたわたしの気持ちを兼崎一人のせいで全部無駄にされるのが本当に本当にむかついた。
高崎翔太は、仲間が倒れてしまった悲しみなのか、観に来てくれたお客さんへの申し訳なさなのか、あの恐ろしく美しい顔面をぐちゃぐちゃにしながら泣いていた。
大好きな子たちに目の前で頭下げられて泣かれて、大泣きしながらせめてものお詫びでとFGKSを踊らされるキャストを見てわたしも涙が止まらなくなった。
誰も悪くないんだけど、やり場のない悲しさを怒りをどこにぶつければいいのかわからないまま号泣して、福岡のドラッグストアの店頭にあった三浦春馬のウーノの等身大ポスターと2ショを撮って東京に帰ってきた。ありがとう春馬。
あと傷心気味でホテルに戻ったらエレベーターでラモス瑠偉に遭遇した。
当時のmixi日記を見たらラモスがインフルに感染してないか心配していてわたし優しいなと思った。
Show must go onとは言うけど、舞台人は万能ではなくて、時としてその幕を上げる事が出来ない事もあるんだと実感した。

③2003年12月 テニミュ1stシーズン 不動峰戦再演

このエントリーで柳については書いてるんだけど、この業界追って長い長いとは再三言ってきてたけど、さすがにこの時は当事者じゃないんだなぁわたし。
初代越前リョーマ役の柳浩太郎テニミュの稽古の帰りトラックにはねられ「高次機能障がい」と言う後遺症を体に負った。
結果、長期療養の末に芸能界を引退した。
どうしても柳の生きる力と復帰への想い・努力にスポットがあたりがちだったけど、本人と同じくらい共演者たちは辛い思いをしたし、結果配役をスライドする事で、Kimeru、永やん、一太郎、遠藤さんはものすごく大変な思いをしたんじゃいかなぁ。

詳しくは上記書籍にて。(引退しても柳に印税を届ける事が出来るのかなって思ってずっとステマし続けます。)2.5次元ヲタクの課題図書にしたい。
柳がいなかったらあなたの大好きな2.5俳優はただのクラスの人気者で終わってたかもしれないよって配って回りたいくらい。

柳ありきで始まった「ミュージカルテニスの王子様」は、核である柳が事故と言う形で出演不可能となった時、カンパニー全体がどうしていいかわからなくて立ち往生したと聞いた。
そのカンパニーに、制作陣に「今中止にしたら柳が戻ってくる場所がなくなる。だから何がなんでも公演は実施しないといけない」って、キャストたちが一丸となったとか。
あの時公演を中止にしてたらテニミュは代替わりって言う文化もなくて初代のメンバーの卒業とともに終わってたかもしれないね。そう考えると怖いなぁ。

 

なんでいきなりこんな話をしたかってもちろん滝部の件なんだけど。
もう滝川さんはとっくに部長じゃないのにテニミュの名残で部長って呼んじゃう!って話したら、どうやらペダルでも部長役らしいですね。続・滝部じゃん!

このニュースを知った時、妙齢おばさんたちは皆柳の時の事が蘇ってきたんじゃないかと思う。14年前、当時のヲタクたちは同じような体験をした。
あの時滝部はカンパニーを守る側だった。
意識もあるらしいし柳の時程大ごとにはならないと思うけど、脊損って場合によっては後遺症残るし今後の仕事はどうなるかまだわからない状況だよね。

ペダルも観てないしショウバイロックとやらも全く知らないんだけど(米原幸佑と鳥越裕貴が半裸で耳をつけていると言う情報のみ)、降板した滝部の代役を直也がやると聞いて、本当に14年前の柳の時と完全に一致したなって思った。
外から代役を連れてくる訳じゃなくて内部の仲間がピンチを救う。
いくらテニス出身だからってあなたたちは友情・努力・勝利を体現しすぎだと思うよ。



代わりを演じる事の苦悩を14年も前に体験済のKimeが直也に伝えられる事って沢山あると思うし、柳の時を一緒に乗り越えたKimeが近くにいる事、直也にとってはものすごい心強いんだろうなぁと思う。

 

②の時みたいに、必ずしも幕は上げられるものではない。
体感した訳じゃないけど毎年いくつも、急なトラブルで実施出来なくなっている公演は存在する。直近だと進撃とかね。

優しい人だったら無理しないでいいよって言うかもしれない。
でもわたしは、多感な10代20代を舞台上の彼らに何度も何度も救われてきたから、努力やカンパニーの協力でどうにかなるものなら幕を出来るだけ上げて欲しいと思ってる。
もちろんやむを得ない場合は仕方ない。でも大人の事情のトラブルとかたったそれだけの事で簡単に公演を中止する主催者って、観るわたしたちの気持ちなんもわかってないなって。慈善事業じゃないからきちんと見合うだけの営収が出ないとビジネスとして成立しないのはわかるけど。
それでも今回の滝部の件は、事故に遭った滝部本人と、彼を取り巻く仲間や制作スタッフが、ビジネスの向こう側にあるわたしたちの気持ちをちゃんと理解してくれてるなって言う事が伝わってきたな。
1日でも早い滝部の復帰と、ショウバイロックの成功を陰ながら祈ってます。
この言葉は大嫌いだけど、「(行けないではなく)行かないけど応援してます!」。

実家に残る浪費時代の欠片たち

今の家には漫画やDVDなど最低限のものしか持ってきていない。

無性に昔のテニミュが観たくなったりもするけど、初演から全作持ってくるとキリない量になるし、物増やしたくないし。

大好きなこちらスーパーうさぎ帝国の公演と、大好きな少年ハリウッド舞台版と、大好きなタンブリングドラマと、大好きな弱くても勝てますのDVD(と、一徹のAV…)以外は全部実家に置いてきた。

実家に帰る度に自室の本棚やDVDラックを観て、この子たちに10年でどれだけ浪費したんだろう…と遠い目をしてしまう。

浪費生活から片足抜いてしばらくしても思い入れのある作品や役者のグッズはなかなか処分する事が出来なかったん。でももしわたしがヲタクの世界に舞い戻ってくる事があっても一度ハマった彼らを再び推す事は99%ないし、思い出の品たちを取っておいても結局定期的に「あぁ、金使ったな…」って思うだけだから、もう処分出来るものから処分する事にしている。

宮野真守さんの舞台パンフや物販写真を売却する事で生活が成り立っていた時期もあるし、最近だと佐藤流司さんに食わせていただいてる感ある。でも今までハマってきた沢山の俳優のうちある程度の値段で譲渡出来るのなんてその二人くらいで、わたしの部屋の浪費物たちの大半は捨てる事しか出来ない。広い世界でこれを欲しがってる人は一人くらいはいるはずなのに。

そんなわたしの魂を成仏させてくれるのが、劇団雌猫主催の悪友ナイトに置かれている浪費の勲章ボックスなのだ。浪費図鑑の書籍の中身については賛否両論だし、わたし自身もめちゃくちゃ共感する訳じゃない。言いたい事も沢山ある。(出たー浪費図鑑に感化されてはてなで自分語りする奴〜www」ってなると思うけど今度何か書きたいなーと思う)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

 

 

怖いもの見たさで先日一度イベントに参加してみたら、わたしの生きてきた10年間を否定する人は誰もいなかったし、むしろわたしより年上でもなお浪費生活を続けてる人もめちゃくちゃいたし、自分のやってきた事を正当化する訳ではないけど、「生産性のない趣味にすべてを犠牲にした無駄な10年間」と言うわたしの罪悪感は少し和らいだような気がした。し、また性格悪いって言われるんだろうけど、「あーわたしここから多分ちゃんと抜けられたんだ」って言うよくわからない安心感も生まれた。

そこで出会った浪費の勲章ボックスはまさにわたしの浪費魂を成仏させる墓場のようなシステムであった。。

 元推しのグッズ、特典目当てに大量買いしたグッズなどを好きなだけ投函すると新たな浪費の対象候補として他の女に貰われていくシステム。
1つ入れたら1つしか持っていっちゃいけないなんて言うルールもなく、良識の範囲内で好きなだけ他の人たちが入れていった勲章を連れて帰る事が出来る。
わたしは手始めにCROSS GENEちゃんのアルバム(定価2,500円くらい)を6~7枚ドボンさせていただいた。
わたしの参加した日はスペシャルゲストが「EXOに浪費する女」さんだったのでKポに興味がある方もいらっしゃったのか、メルカリで1,000円で投げ打っても数ヶ月いいねすら付かなかった我が子たちはよそ様に貰われていった。ありがたや。

まだこのイベントを始めてあまり時間も経っていなかったため、勲章ボックスの使い方は皆が手探りな感じはあったけど、オススメポイントのメモをつけている人や、「あなたに合う加藤シゲアキ作品」のチャートみたいなペーパーをつけていたシゲヲタとかもいて、本当に自分の魂を潔く成仏させてやれる気がした。

来週またイベントがあるのだけど、ここに奉納するものを取りに行く為だけに今回実家に帰ったと言っても過言ではない。
でもまぁ、わたしの実家に眠ってるグッズなんて今や三十路を越えてしまった一生テレビ畑には行けなそうなおっさん俳優のものばっかりなんだけど・・・。
2.5界隈においては徐々売れしてきてる人のレア写真とかも多分まじってるのでもし新規でヲタクになった人は是非漁っていただきたい。
あとDVDも持ってきます!需要があるのかはわかんないけど単価は高い!!多分!!

 

名前つきサイン入りの写真集とかはまぁ他人が手に入れたところで私の名前入ってるし、少なくともその瞬間は彼らがわたしの為に書いてくれた訳だし、手放す事も捨てる事もなかなか難しいなぁと思った。
オチョインストラクター進藤学さんのサイン入り写真集とかあるよ。今更どうしろと。

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引き出しから出てきた今使ってないチケットケースに入っていたこの手紙も、親の形見のようにどこにでも肌身離さず持ち歩いてたなぁ。
消印2007年だったよ。怖い。

 

名前が入っている訳ではない数年前に強姦で逮捕された某キャストのグッズがどうしても捨てられなくてどうしよう。
どの俳優への気持ちも何らかの形で成仏させてきたのに、きっと二度と俳優として戻ってくる事はないし、二度と会えないし、これを捨てたら本当に何もなくなってしまうなぁって思って。
逮捕こそされてないものの今この世界のいない人のグッズが多すぎてだね。
わたし引退する人を好きになりすぎて、「芸能界から推しが沢山引退しているヲタク」としてギネスに載れるんじゃないかな・・・・。

 

もし来週の悪友ナイト行く人がいらっしゃったら是非わたしの青春時代を形成した浪費の欠片たち、よかったら持って帰ってください。
あなたのお家でヲタクとしてのわたしは成仏します。

青空×シンクロ×男子高校生=無限大

はてしなくセンスのないタイトルしか浮かばなかった。
あと後半に行くにつれて犯罪臭の強い気持ち悪い記事なので引き返す事をおすすめします。


DVDボックスは実家に置いてきてしまったんだけど、どうしても我慢出来なくてFODで1話から観ながらキーボードを叩いています。

わたしはWATER BOYSが今まで人生で観てきたドラマの中で一番好きです。わたしが俳優厨になったきっかけは、もちろん一つはテニミュなんですが、もう一つがこの作品で。
わたしは当時バリバリの二次元腐女子だったのでドラマや芸能人にもあんまり興味がなかったんだけど、山田孝之のヲタクをしていた友達が貸してくれたドラマ1のDVDボックスを観てドハマりした。
そして彼女は孝之のヲタクである傍ら根っからのなまもの腐女子でもあったので、このドラマと同時にわたしは三次元の掛け算と出会うのである・・・。
良くも悪くもわたしの人生を変えた作品だと思う。

今若手(もう若手ではないかな)俳優界を牽引しているそうそうたる面々がまだ18、19歳だった頃の共演作。改めて見直すと豪華すぎて引く。
山田孝之森山未來瑛太田中圭星野源・・・・わたしたち界隈に馴染みのある面々だと伊阪達也、辻本祐樹あたりも出てるし、水泳部のキャプテン役をやっていた片山怜雄なんて、今話題の真木よう子の元旦那である。
わたしは然程夢中にならなかったけど、2の方は市原隼人小池徹平木村了中尾明慶・・・とにかく今の子が観ても知ってる俳優がたくさん出てて興奮すると思う。
興奮するし、今やヒゲモジャワルメン俳優になっている孝之がまだ真夏の天使だった姿に皆動揺すると思う。
今も続くわたしの【バカ×筋肉】の性癖を形成したのはどう考えてもウォタボの時の石垣佑磨だけどね。わたしはずっと高原さん一筋だったから推しかぶりしなかったな・・・。
あのなりでカナヅチで「顔を洗うのが怖くなる事もある・・・」「潜って10まで数えたぞ!!」って控え目に言っても世界一可愛い筋肉だと思うんだけどどうかな??あれ???

 

夏だから突然ウォタボの話をした訳ではなくて、このブログでも毎度お馴染み平野生成厨のSと一緒に、遅ればせながらついに今年デビューしたのだ。
この作品のモデル校になった埼玉県立川越高校の男子シンクロ公演に昨日初めて行ってきた。
14年もの間、なぜわたしはここに足を運ばなかったんだろう・・・もっと早く来ればよかったと本当に後悔した。
控えめに言って最高すぎた。家から2時間かかるんだけど、行ってよかった。
学生時代ですら他校の文化祭なんてほとんど行った事なかったのに、この歳になって男子校の文化祭行くとか下手したら捕まるやつじゃない???

ドラマや映画観た事ある人ならわかると思うけど、公演はずっと水中を泳いでる訳じゃなくて半分くらいの尺はプールサイドに上がって踊ります。
客はプールサイドに4~5列に座らされます。
わたしたちは初回3列目で観てて、それでも十分近かったんだけど、最前はもう、ブーメランがまじで30センチ距離で目の前に現れるし、プールから上がったボーイズが踊ると死ぬほど水がかかるし、入場退場の時にハイタッチしてくれるし、もう、天界であった。
1回しか観るつもりなかったのに天界体験をするべく思わず最前でもう1回入ったよね。32人の男子高校生のケツと裸を至近距離で、合法で、しかも無銭で見放題の天国イベント。CD山程買ってチェキ撮ってる場合ではないと思った。
1年生だけブーメランじゃなくてスパッツ型の競泳水着なのは多分、去年まで義務教育を受けていた男の子たちをわたしたちのような気持ち悪いババァの魔の手から守る学校側の配慮なんではないかと思う。だって上級生たち、水着面積小さすぎて3人くらい毛はみ出てるし・・・あれはいいのか・・?

許可証持ったマスコミ班と保護者以外は上演中は撮影禁止なんですが、終演後に撮影会があります。男子高校生をフォトフレームにして撮るもよし、自分が入らずボーイズだけを集めて撮るもよし、可愛い子とのツーショをお願いするもよし。ただし上手く近付かないと普通に気持ち悪いと思う^^
カメラ係のスタッフの生徒がいるんだけど、JKが列に並んでるときだけ「はいJKははいりまーす!!!」って言う訳よ。ボーイズたちも「いえええJK!!!!!」みたいな感じな訳ですよ。3組くらいJK続いた後とかもう写真頼みにくさの極み。
空気を読んだ一人の子が「元JK!!!」って言ってくれたけど逆に死にたくなったよね・・・。
未成年の彼らの半裸姿を全世界に発信する訳にはいかないので写真はのっけられないけどわたし来年の夏までこの写真を糧に生きていけるなと思った・・・・最高・・・。

と、ひたすら気持ち悪い話をしてしまったけど、ウォタボはわたしたちの青春がたくさんつまっていて、客入れの時にドラマのBGMが使われていてもう泣きそうだったし、OPのシンクロチャチャチャでもう鳥肌立ったし、マスで使われるシュガーベイビーラブはもう末代まで続く名曲だし、本当に本当に終始うるうるしてしまった。
映画やドラマがやってた頃にはまだ1歳や2歳だった子たちが、30年間の先輩方の伝統を受け継いで、大切な高校生の夏をすべてこの公演に捧げてきたんだと思うとめちゃくちゃ胸が熱くなった。
公演中にハッピーサマーウェディングとか使われてたけどあれ2000年発売の曲だし、お前ら下手したら生まれてないのかよ・・・ってちょっとドン引きしたけど。
まぁそれで言ったらわたしの目の前で踊ってるこの子たちの中にはわたしと干支同じ子いるのかって思ったら今すぐ入水して命を絶ちたくもなったしね!!!!

終演後の撮影タイムで他校の彼女と思われるJKに差し入れ貰ってるボーイズが他のメンバーから冷やかされて照れたりしているのを見て、取り戻したい青春がここに・・・と思わず手を合わせそうになった。
いいなぁ・・・・男子高校生と付き合いたい人生だった。わたしは男子高校生と付き合わないまま生涯を終えるんだな。切ない。

 

「ハンサム観ないと年を越せない」が毎年の口癖だったけど今年わたしのハンサムはもう存在しない。
もう今年からは「シンクロ観ないと夏終われない」に口癖を変えたいと思う。
来年も絶対行く。

と言う事で、川越高校文化祭のシンクロ公演とドラマのウォーターボーイズ1をセットで是非夏の風物詩にしてくれるヲタクが一人でも増えるよう切実に祈っております。

 

唐突映画レビュー/帝一の國


長年ネルケプランニングの回し者をしているけど、ここ数年で何回か上演された舞台の当作品は一度も観た事がない。もちろんDVDでも。
唯一2014年に武道館でやったネルフェスで一瞬帝一と美美子ちゃんの茶番を観たけど、「わーテレビでずっと見てた木村了だぁ」と言う茶の間極まりない感想しか出てこず、他の出演者目的だったわたしの頭の中にはほとんど残っていない。
多分わたしは古屋兎丸の作風好きじゃないんだろうなぁーとぼんやり考えていた。ブラックと言うかグロ寄りなものが得意じゃないのでライチも帝一も本当にタイトルだけ知っていて、ネルケで舞台化されていて、知ってる俳優が沢山出てるなぁと言うイメージだけだった。

今回映画化が1年くらい前に発表されても特に観るつもりはなかったんだけど、数日前の深夜、大ヒット特番?みたいなものがやってて、少し長めのあらすじ紹介と役者たちの座談会が放送されてて、ストーリーは想像してたより全然グロくない普通の学園モノな事を知った。
で、わたしの信頼している映画レビューアプリFilmarksでも平均★4以上がついていて、まぁ、我が畑の子たちがあれだけ出てたらつまんなくてもとりあえず最後まで観てられるだろうと言う事で今回鑑賞に至った。

すごい、面白かった・・・・
思わずネットで原作1巻の試し読みをして、2巻以降をメルカリで探してしまう程だった(でもなんか価格高騰してて、絶版してるの?)。
内容もそうなんだけど、演出もカメラワークも音楽もとても好みの作品だった。
最近三十路までのカウントダウンが始まってもうベッタベタの少女マンガ原作の映画にしかときめかなくなったわたしにとってあのラストまでつい身を乗り出してしまうくらい圧のある映画って本当に新鮮で、あと5分上映時間が長かったらわたしは立ち上がっていたんじゃないかなってくらい気づいたら前のめりになってた。(深夜1時終わりのレイトショーなので周囲の人はいません)

 

主要キャストたちはそれこそデビューの時から知ってるようなお馴染みのザ・若手俳優ばっかりで、メンツだけ見たら「あー今旬の若手俳優たち適当に集めたのね」って言われると思うけど、本当に皆上手い。と言うか上手くなったなぁって。何様なんだってくらい上から目線になっちゃうけど。
前に書いた、「イケメン目当て」は悪なのか って記事が賛否両論だったけど、その時に書いたいわゆる「顔がいい事を売りにしている若手俳優」、この記事通り何も悪くないと思ってる。顔がいいと言う絶対的な消費価値がある事を誇りに思って欲しい。
でも帝一にキャスティングされた彼らは、そこにポジショニングされて世に出たけどそこから努力してきちんと顔に付随する実力もつけてきて「イケメン俳優」じゃなく「俳優」として正当な評価を世間から貰えるようになったメンバーだなぁとつくづく感じた。
別に誰を追ってた訳でもないしただ特撮時代を見ていたレベルでしかないけど、なんか彼らがスクリーンを独占していてヲタク以外からも作品が評価されているのを体感してとっても嬉しいと言うか誇らしく思えた。
舞台とか単館上映のヲタク向け映画とかじゃなくて、全国公開のスクリーンにもきちんとイケメン俳優たちの居場所があるんだなぁって。
芸能界の若手俳優枠はもう飽和状態で、誰を起用しようか、て言うかもう誰でもよくないですか?みたいな状態になる事もきっと業界では沢山起こってるでしょう。でもやっぱり、誰でもいい時こそ少しでも芝居出来るやつをそりゃ使いたいよね。舞台でキャスティングするならお金を沢山落としてくれるヲタクを飼っている役者を使いたいところだけど映画やドラマだとそこも多分若干違うんだろうな。
どうやったら大好きな彼らが舞台じゃなくてテレビとか映画の世界で居場所を作れるんだろうなぁ。皆頑張ってるし、頑張ってる子にはもっと沢山の人の目に触れる世界でお仕事をして欲しいなぁ。

 

とまぁ、感想総括としては「昔から知ってる我が子たちの芝居が上手くて夢中になった」と言う薄っぺら極まりない感じなんだけど。
相変わらず菅田将暉間宮祥太朗には性的な意味で興奮するんだけど、昔は全然箸にも棒にもかからなかった大鷹弾と言うか竹内涼真くんみたいなキラキラさわやか好青年みたいな物件に年を取れば取る程惹かれていく自分がいるよね。いわゆるスパダリ感?だんだん大石秀一郎の魅力に気付く現象と一緒だね。24歳とか全然射程圏内(?)。

妊娠すると食の好みが変わるって言うけど最近あれだけ苦手だった志尊ですら可愛いとか思っちゃうもんね。妊娠してないけど。
濃すぎない釣り目のゴリラ顔が好きだから、志尊みたいなクリッとしたたれ目のいわゆる「目元溶けてる系」の顔がダメで、D2の中でも結構苦手だったんだけど、芝居上手いし最近きみペのモモ可愛すぎてときめく程だし完全に克服しました。

ただ一生野村の事はいけ好かない。
わたしが野村いけ好かない芸人な事は一部には有名な話ですが、今回は役の事もあっていつも以上にいけ好かなかった。ちはやふるでちょっとときめいたのは幻だった。
wikiで出演作見てたらデビュー作のピスメ(7年前)の時はまだかわいかった。わたしも観ながら「オーデのグランプリの野村くん可愛い」とか言ってた記憶がある。でもハンサムのライブビューイングのカメラに向かってドヤ顔で毎年中国語を披露する事でそのいけ好かない具合が頭角を現し今に至るんだなあいつは。
あとBMXとかスケボとか上手くてメディアでは運動神経抜群的な取り上げられ方をしてるけど実はダンスな下手くそなとことか世の中に上手く隠蔽してるところとかがいけ好かない。早くバレろ。
でも嫌いって言わないのは本当に役者として上手いなぁと思うからで、今回の菊馬も調子乗ってていけ好かない感じ最高にハマり役だった。
かっこいい役もあーいうキモくてむかつく役もとっても上手い。
僕のいた時間とか若者たちあたりで、コイツ芝居上手いんだなって思い始めたけど、どの作品観てもハマってるなって思えるのはすごい。多分器用なんだろうなぁ。むかつくなぁ。
わたし野村の出演作ほとんど観てるなぁ。意味がわかんないなほんと。

 

でもやっぱりわたしは間宮派だなぁ。
氷室ローランドちゃん可愛すぎたけど。選挙に負けて潔く短髪になって森園先輩の元で大人しくしてるローランドちゃん最高だった。
コマがそんなローランドちゃんの事好きすぎて可愛かった。
若手俳優があれだけ出てたら結局そういうよこしまな目で楽しんでしまう自分がキモい。
わたしは帝一と光明みたいなあからさまなやつにはときめかないので森園先輩と弾くんが最高だなぁと思いました。高貴な金持ちボンボンと貧乏苦学生が性癖。しょーもない。

あとなんか自己防衛のようだけど普通に永野芽郁ちゃん可愛かった。突然始まるダンスEDも最高。
ひるなかがとってもキュートだったけど美美子ちゃんもとても可愛かった。純朴少女代表みたいな感じなのでピーチガールでさえやるの全くイメージ出来ない。楽しみ。

 

野村がいかにいけ好かないかを語ってたら3000字になってしまいそうだ。屈辱的。
機会があったらもう1回くらい観たいなぁと思った。
わたしはアクションとか好きじゃないのでわざわざ映画館でもう1回観たいって思う作品ってあまりないんだけど、生徒会の集会の様子とか、多分この作品は映画館で臨場感がある状態のほうが夢中になれると思う。
撮り方の圧がすごくて選挙アクション映画って感じだった。

美女と野獣とか、オーソドックスなの観たい。
ララランドは観たよ。サントラも買ったよ。ミーハーだろ。