ポンコツ女の大行進

気付けば妙齢の若手俳優ヲタク。

料理の出来る男がかっこよすぎる

数ヶ月前突如発表されたIKEMEN COOKING BATTLE。
メンバーや監修が是友さんなのを見てまぁいつものクッキングボーイズの拡大版かなぁと思って特に驚いたりはしなかったんだけど、チケット代の高さには驚いた。恐らく初めての興行でどれだけ集客があるかわからなかったからチケ代設定値高めにしてたのかなって。90分6500円は高すぎ。
案の定各プレガで優待とか出てたし余らせた人がチケ掃けさせられなくて最終的に2000円とか3000円て譲渡出していた。今回多分余るだろうと踏んで最速先行には参加しなかったけど、最速とうたった先行はほとんど前方席が出てなかった模様で、発売日を忘れて出遅れて一般で取ったチケットは逆に5列目以内しか出なかった。別に最速先行が前方席とはどこにも明記してないから詐欺でもなんでもないんだけど、何が何でもチケ手に入れたい層に定価で先に悪席を押し付けてたようにしか感じなかった。前方席を一般に残しといたらちょっと行こうかなーと思ってる人も思わず買っちゃったりするもんね。座席何席作ってたかわかんないけどそんな売り方して3000円で優待出してもなお空席あったのは失敗だったと思う。
チケ取りだけではなく色んな所からきな臭さを感じる主催。
まず公式のイラストはバイトで雇った裏方スタッフに描いて貰ったのか?って言う同人誌みたいな絵だし公式ツイッターもなんともあやしげなかんじで。素人スタッフが書いてるのかと思うくらい公式とは思えない文面と無意味な改行。物販が良心的な量だった事だけ及第点なくらい。でも実際会場行ってみたらすごくまともでオーソドックスな催しになっていて、色々文句言ってた割にはとても楽しんでしまった。前もって公式から『「やって!TRY」「料理の鉄人」「ビズトロスマップ」「クイズミネオリア」などが合わさったイメージ』と言うアナウンスがありましたが、本当にそんな感じ。
各回6人の役者が出演、その場のカードでチーム分けをして、その後初めて本日作るメニューが発表される。あとは制限時間内に作るだけなんだけど、途中でチャンスカードが3回まで引けて、それによって監修の是友先生からのヒント、MCの池田さん(俳優さん)からのヒント、客席からのヒント、相手チームを1分休憩させる、の4つのどれかが得られる。あと役者に関するクイズに客席のファンの一人が答えて、不正解だと主催が用意したやばい食材を強制的に使わなきゃいけなくなる。出来上がった料理は会場から選ばれた12人の客が役者と同じテーブルで試食出来る。

ざっくりとしたルールはこんな感じで、わたしはこの抽選がいい方法だなーと思ったの。普通のイベントって例えゲストが複数いても半券はまとめて回収で、誰が自分の半券をひいてくれるかわからないし、推しじゃない俳優の写真やらが当たって申し訳ないなーって思ったりする事があると思う。わたしは今までほとんど推しに関わる抽選は当たったことないけど、友達の付き合いで入ったイベントとかで割と友達の好きな俳優の写真とかを当ててしまう。今回のイベントはロビーに俳優の名前が書いた抽選箱が6個並んでて、自分の半券を推しの箱に自らの手で入れる方式だった。なので試食タイムでちゃんとその俳優のヲタクが座れる仕組みになってる。ちょっと考えれば簡単に出来る方法だったけど今まで見たことなかったから頭いいなぁと感じた。
この方式を取ると人気がある俳優のヲタクとその逆のヲタクで倍率が変わってくる訳で。マイナー厨にとってこれほど素晴らしいシステムはないなぁ。箱をちらっと覗いたら昨今のトレンドがよくわかった。鳥越裕貴のペダルバブルすごいなぁ。

あの、・・すごく面白かったです。指定料理は、一回戦がたこ焼きとクレープで、二回戦が焼きそばとホットケーキ。似たような粉もん多いし簡単すぎてちょっとつまんないかなぁと思ったんだけどぶっつけ本番だからこれ以上難しいのだと本当に食べれないものになっちゃいそうだから仕方ないのかなぁ。たこ焼きもクレープもホットケーキも生地次第だし焼きそばとかまずく作りようがないよね?恐らく初日ラストの公演はお好み焼きとかなんじゃないでしょうか!(って当日書いたんだけど本当にそうだったらしい)肉じゃがとかハンバーグとかにして本当に地獄絵図なるのも見てみたかったな。
そんな薄力粉と水分混ぜるだけで大抵どうにでもなりそうな料理ですらどうにもなってない子たちが多くて面白かったんだけど、これは料理が出来る役者たちがかっこいい活躍を見せて新規顧客を獲得するためのイベントとして素晴らしく成立していたと思う。

というか、回りくどい言い方をしなければ、ただわたしの推しがかっこいいだけのイベントだった。普段はB型でガサツでジャイアンで不器用なあの人が唯一料理だけ出来るってどんな奇跡の設定なんだってば。おかしいでしょ?じゃがりこすらキレイに開けられなくて、絵も天才的に下手で、漢字も小学校で習ったとこまでがギリギリな男が、料理だけ出来るって、それだけで満点だわほんと。今まで何度もブログで手料理の写真を載っけてて、おろしハンバーグに付け合わせとフルーツヨーグルトまで用意されてた時はいくら料理が得意と言ってもこれはさすがに彼女だろうなとか思ってたんだけど、今回のイベントの様子を見ると本人作でもあながち嘘ではないのかもしれない。
今回会場中のハートを鷲掴みにしたのはやはり30日の2rdバトルではないかと思う。お客さんがクイズに答えられずNG食材のアジを追加しなきゃいけなくなった時、基本はテーマの料理に入れなきゃいけないんだけど「これもう一品作ってもいいんですよね?」とか訳のわからない事を突如言い出し、その勢いに押され是友先生も許可をしてしまっていた。追加食材なんだからどう考えても駄目だろう。
そして彼は芝居をしている時と同じもしくはそれ以上の真剣な眼差しでアジと向き合っていた。ファンともこれくらい真面目に向き合って欲しいものだ。アジが登場するまで担当していたホットケーキの持ち場を後輩に託し(この時同じチームだった他の二人は本当に普段料理をしない子たちのようで、唯一頼りになる先輩がアジ一筋になってしまった為ものすごく困惑していた)ただひたすらアジと戦っていたのであった。
2列目だったので真剣な顔は肉眼でものすごく良く見えたけど、作業台はシンクに囲まれている為手元が全く見えなかった。これは次回改善して欲しいところ。15列くらいある会場だったからきちんとモニターとカメラが用意され手元なども映してくれる仕様にはなっていたけど、いかんせんチームが2つあり俳優は6人いるので見たい瞬間の推しがモニターに映っているとは限らない。
アジを慣れた手つきでおろしていく彼の手元が映る度に会場から歓声と拍手があがっていて、あーアジのせいで今日3000人くらいヲタクが増加したなぁとわたしは確信した。華麗にさばかれたアジは半分は刺身に、半分はなめろうになり食卓へ運ばれた。
あのアジで自信をつけた彼は後のバトルは笑いを取りにいくのを一切やめ、全部ガチで勝ちにいってた。そーいうとこほんとに子供っぽくて可愛いなぁと思った。
芝居してる姿より料理してる姿の方がかっこよく見える役者ってどうなのって思ったりしたけど、なんか、物凄く見直したというか、7年も見てきたはずなのにまだわたしの知らない顔が沢山あるだなぁって、改めてこれから先も応援していきたいなぁと思えるイベントだった気がする。

推してる役者が料理が出来るって人は勿論、出来なくて常識的に考えたらありえない発想で物事を進めようとする推しに母性くすぐられたい人にも是非おすすめしたいイベントだった。チケット代を3500円とか4000円にして定期的にやったら盛り上がるんじゃないかなーと思う。勝ち残り入れ替え戦にして、前回の勝利チームと挑戦者が戦うとかね。あんまり評判はよくなかった模様(そもそも出演者の人選がなかなか謎な感じで、割と若手俳優把握してるわたしですや誰?って人も何人かいた)だけど、わたしはただひたすらに満足出来たイベントだった。

イケメンを消費する事にはまだ飽きていなくてももうそろそろ普通のイベントに消費者は飽きてきたから各企画団体も色々な企画を考えていかないと生き残っていけない気もします。
わたしは、テニミュではない普通の運動会が見たいです。あとモノマネ紅白歌合戦的なものが見たいです。でも清水良太郎の独壇場になりますね。