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ポンコツ女の大行進

気付けば妙齢の若手俳優ヲタク。

また逢えるよねだってまだ足りない/RUN&GUN 上山竜司卒業

イザサラバ!なんて元気はとてもじゃないけど出なかった。
7月に結成13周年、14年目に突入なんて言う記載を見てランガンってそんなに一緒にいるんだなぁって感慨深くなってたらその記載の続きに全く理解出来ない文字列が並んでた。上山竜司が卒業する。
グループの脱退をいつから『卒業』なんて言葉に置き換えるようになったか知らない。聞こえはいいかもしれないけど卒業って脱退だからね。ランガンから竜司がいなくなる。そんな事絶対にありえないと思ってたし今まで全く考えた事なかった。ランガン自体がいつしか解散する事はあるのかもなぁとぼんやり考えていたけどまさか竜司が抜けるとか、誰も考えてなかったと思う。竜司って他のメンバーと並べても、一番『卒業』って言葉から遠い存在だとわたしは感じていた。

ランガンが結成した時はわたしは俗に言うただの二次元のヲタクだった。芸能界とかアイドルとか全く興味が無くて、友達がやれジャニーズだやれw-indsだとか言ってても右から左に受け流してわたしは不二先輩が好きだけどね・・とか言ってた時期だったと思う。友達に見せてもらった雑誌に載ってたりとかして吉本の4人組アイドルくらいの認識はあったかな。
きちんとランガンとして知ったのは2007年、エアミュだった。ランガンの結成が2001年だからそれを考えるとわたしは彼らの歴史のたった半分ちょっとしか知らないんだなぁ。ずいぶん長い間知っている気がするけどそれはわたしの俳優ヲタ人生が10年だからかな。わたしが三次元に目覚めてからの7割はランガンが存在する人生だった。
関西で活動してた頃の事は詳しく知らない。でも当時のリリイベの映像とか見るとうちわ持った中高生数千人がホールを埋め尽くしたりしてて、ランガンにもそんな時代があったのだと言う事にびっくりする。失礼な話だよね。
エアミュに出た頃のランガン人気はすごくて・・・いや、ランガンと言うよりもあの頃飛ぶ鳥を落とす勢いだったのは多分チームバッカスかな。バッカスはずるい。闇の演劇部って、あの髪型であの衣装であの設定?もうヲタクたちの色んな本能が働かない訳がない。主役張ってた鎌苅健太が気の毒になるくらいエアミュのヲタクは皆バッカスに夢中だった気がする。舞台オリジナルキャラだから原作に出てこないのに。原作厨と言う絶対的な信者が存在しないのにあそこまで人気を確立するってものすごい事だと思う。エアミュが終わった後もバッカスだけが独り歩きしてネルケで二度も単独公演やらせてもらったのとか本当に奇跡だと思う。ある種、今ずっとネルケがやってるドルステシリーズの先駆け的存在だと感じる。あーバッカス好きすぎる。

なんか、わたしの中でランガンって特殊だった。他の若手俳優とは全くポジションが違うと言うか、かっこつけてなくて、かっこ悪いのに、かっこいいって言うか。言いたい事好き勝手言ってる癖にやる事しっかりやってる感じがすごい男らしいなって言うか。変に芸歴長いからなのか若手のフレッシュ!誠実!みたいな感じがなく他の俳優と世代は変わらないのにただならぬ大御所臭を放っていると言うか。よくわからないけど、他の俳優たちと同じカテゴリーに入れる事が出来ない存在だった。

これだけ大好きで、これだけ熱い思いがあって、卒業イベントでほんとにその場で嘔吐するんじゃないかってくらい号泣したんだけど、わたしFCとか入っていない。個人の出演舞台とか、あんまり見に行った事がないかもしれない。たまたまちょっと見たいなと思ってた作品に出てたらラッキーってくらいで、メンバーが出てるから行こうって言う動機づけにはあまりなった事がない。
多分なんだけど、未だにあんまりわかってないんだけど、わたしあの4人一人一人には然して興味がないんだと思う。別に誰かのファンな訳じゃないと思う。誰ファンって聞かれると雄也って答えるけど、わたしは宮下雄也が好きな訳じゃなくてRUN&GUNのユウヤが好きなだけだ。ランガンとしてのイベントには大体参加してきたけど、個々の活動を一切追ってない事に気付いて、わたしはRUN&GUNと言う4人が収納されている団体の事が好きなんだなって。俗に言う箱推しってやつですか。多分誰厨でもないです、ただRUN&GUNがものすごく好きなんです。

だってあの4人って、商業誌か!ってつっこみたくなるくらいスペックのバランスが最強じゃない?この話するといつも根っからの腐女子気質なんだねって言われるんだけど。
熱血バカの最年少竜司、ネガティブ思考のヲタ気質のぽっちゃり雄也、歌もダンスも出来てイケメンなのに致命的に足が短い幸佑、最年長の無気力ヤンキー彬。商業誌のあらすじに書いてあるようなキャラ設定。本当に相性は最低で、バランスは最高で、だから13年間一緒にいれたんだろうなぁって。
お互いの事大嫌いなの。治してほしいとこ挙げてって言ったら多分300個くらい出てくるんじゃないかなって。だけど、大好きなの。イベントで嫌いとかむかつくとかいっつも言ってるけどおでこに「でも好き」って書いてあって見てるこっちが恥ずかしくなるよ。ホモ的な意味でなくてね。(別にホモ的な意味でもいいんだけど。)こんなにお互いの事好きなのに、なんで同じ場所にいちゃいけないんだろうなぁ。

わたしは未だに抜ける必要あったのかなって疑問に思ってる。Dボのメンバーが役者として一人で挑戦したいとか言って抜ける時も、Dボって言う肩書ってそんなに君の役者人生の障害になってるかなっていつも思う。AKBが女優やりたいって卒業するのはわかるよ、どう考えてもアイドル活動が忙しいし支障をきたすから。でもランガンなんて最近バスツアーもやってないしイベントも年に3回とかじゃん?去年は彬が療養してたから12月25日のクリスマスイベントが2013年4人揃う初めてのイベントだったんだよ。そのものすごく少ないグループとしての活動の何がそんなに邪魔なのかと。そもそも本格的に役者としての活動を頑張りたいからアイドルやめるって、ランガンの事をアイドルだと思ってる人なんてどこにいるんだよって。昨今はほとんどがそれぞれの役者派生のファンだし多分誰かの舞台とか見て初めて知ったって人だと思うし、それこそ今の時代に「LAY-UP!のPV見てファンになっちゃいました!」とかいる訳ないじゃん?本格的に役者として頑張りたいって、別にランガンにいても本格的に役者は出来るんじゃないかなって、全然腑に落ちない。
でも、竜司にとっては「RUN&GUN」って言うお家がある事が甘えになってしまうんだろうなと。失敗しても、ダメになっても、ランガンに戻ってきたらお兄ちゃん3人が「ほんまアホやな竜司は」って迎えてくれる。竜司は芸能界入ってからそれ以外の環境を経験した事がなくて、このままの状態でこれ以上大人になるのが怖くなっちゃったのかもしれないと思った。

これはわたしの勝手な想像だけど、竜司が抜けたいって言い出した時、多分誰も反対しなかったと思う。竜司が抜けた後で雄也が「こんな事言ったらアレかもしれへんけど、竜司がいなくなってよかったと思う。もう俺たちはあいつに付き合いきれへんし、あいつ小劇場バカにするから嫌い」みたいな事を言っていた。小劇場バカにするのは置いといて、前半は多分、あの熱くて野心家の竜司の野望とか夢にグループが追い付けなくなったって意味で言ってるのかなって。RUN&GUNのキャパシティじゃもう竜司を抱える事が出来なくなってきてる事を他の3人はきっと感じてたんだと思う。クソチビで生意気なクソガキのピカチューみたいな竜司からずーっと一緒に見てきたんだもん、きっと誰よりも、もしかしたら本人よりも竜司の今と未来の事を3人はわかってるのかもしれないなぁと感じた。

竜司が抜けたいって話が出た時、多分解散すると言う選択肢もあったと思う。今まで13年4人でやってきたグループから1人が抜けて、今までの13年間とはちがう形態で今後も続けていく必要性があるのかと。だけど多分、竜司も、残った3人も、中身の構成メンバーがどうであっても「RUN&GUN」と言う箱を守り続ける使命感を持ってくれているのかなぁと。竜司が守ってきたこの大切な大切な4人組を、残った3人は守っていくと決めてくれたんだと。全部わたしたちファンのエゴかもしれないけどね。

イベントは、開演までの間PVがずっと流れてて、会場にいる人間たちは、わたしを含めてきっとこの映像を何十回も何百回も見たはずなのにいちいちヒャッと言う声をあげた。そして本人たち登場前にメンバー紹介と今までの軌跡みたいなスライドとナレーションが流れた。その時点でわたしは既に泣いていたんだけど、幕が開いて、デビュー当時と同じ衣装を着た4人がデビュー曲のLAY-UPを汗だくになりながら息切れさせながら歌って踊った。こんなにテンポがよくてのりのりの曲なのに、会場の半分は涙をこらえる事が出来なかった。この曲を踊る4人を見るのも10年ぶりくらいなのに、もう4人がこの曲を揃って踊るのを見る事はこの先ほぼないのだろうと。最後だからしっかり目に焼き付けておきたいのに、拭いても拭いても涙が止まらなくて、何度も何度も視界がぼやけて大変だった。

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オープニング早々号泣したけど、イベントの中身自体はいつものランガンイベと変わらなくて、雄也がMCやって幸ちゃんと話まわして、竜司が口開いたと思ったら意味のわからない事を言い出して、彬は笑ってるみたいな。いつもと変わらなすぎて逆に寂しくなったりもしたんだけど。


竜司へのプレゼントをそれぞれメンバーが渡した。雄也はいつもどおりの下手ウマ紙芝居。はちゃめちゃすぎてあんまり覚えてないけど、竜司がこの街だけのものじゃなくて皆のものになる、みたいな物語で、本当に雄也は竜司の事が大好きで、出来る事なら3人で住んでるお部屋に可愛い可愛い俺たちの竜司を閉じ込めておきたいんだなぁと言う少し狂気すら感じる独占欲が全面的に出た紙芝居だった。
彬は手作りケーキだった。彬が、あの彬ちゃんが人のためにケーキを作ったんですよ。竜司は昔からひどい野菜嫌いだったので、卒業して1人になってもたくましく生きていけるようにって最年長の彬お兄ちゃんが野菜炒めの入ったケーキを作ってくれたんだよ竜司(ヤンキーの癖にお野菜って『お』をつける彬めっちゃ可愛い)。感謝しなきゃいけないよ竜司。まずそうだったね、竜司。
幸ちゃんは、すごく気持ちの悪いハニワの置物をあげてた。蜘蛛の巣はってた。。。ぃみゎかんなぃ。。。。さすが163センチ。。。もぉゃだ。。。。って言うのは置いといて、「アイリスの花言葉」の弾き語りだった。シングルカットされてないからそんなに有名じゃないけど、8年前に幸ちゃんがランガンに対して書いた曲で、わたしの中ではすごく印象深い曲だった。

20歳くらいだった当時の幸ちゃんが言いたかった事、思っていた事、伝えたかった事、それを考えるだけで苦しくなる事がある。明日を描く事に必死だったあの頃、今は竜司とわたしたちの為に、明日を描く事を約束してくれた3人。今改めて聞くと涙が止まらなくなる。
涙を流す訳ではなく歌を聴きながらじっと幸ちゃんを見つめて、たまに昔を思い出すかのように目をつぶる竜司がすごく印象的だった。

3人から竜司へのメッセージ。
もうわたしはここから完全に死んでいたのであまり記憶がない。このコーナーにうつって説明をする時にMCの雄也がもう涙我慢出来なくなって、もう無理やって幸ちゃんに進行表押し付けて、幸ちゃん笑いながらしゃーないなって受け取ったのに進行表読み始めたら幸ちゃんまで泣き始めちゃって、結果彬に進行表押し付けるって言う構図が本当に本当に愛しかった。

高校生くらいになった時ある日突然ロングコートとかレイバンのサングラスとかかけはじめてグレてしまった竜司をお兄ちゃん3人は少し寂しく思ったみたいだけどちゃんと理由があって。リーダーが彬から自分になった時に、3人とも全然言う事を聞いてくれなくて、竜司は「自分が最年少だから皆になめられてるんだ、これは力で捻じ伏せるしかない」ってキックボクシングに通って、プロテインを飲んで、ホストみたいなお洋服を着て、リーダーになろうと頑張ったんだって。そんな事を卒業する今皆に竜司は話してて、会場は笑っていたけどわたしは若い頃から頑張り屋さんな竜司くんに泣いてしまったよ。

3人が3人それぞれの想いを抱えてて、沢山言いたい事はあったと思うしどの言葉を並べられても悲しかったし泣けたけど、やっぱりわたしは雄也が一番いい意味でも悪い意味でも上山竜司に執着を持ってると感じた。雄也から竜司への送る言葉の時、雄也は1分間くらい一言目を発する事が出来なかった。1分後に出てきた言葉は「お前のせいで昨日は一睡も出来ませんでした」だった。なんなんだよホモかよ(本音)。わたしなんかが二人の人間性を語るのは烏滸がましいけど、竜司と雄也は同じグループにいたけど一番反対の世界に生きる人間だと感じてた。竜司は根っからの主人公体質で、華があって、何もしなくてもいつでも皆の輪の中心にいるクラスの人気者的な存在。雄也は、仲いい人にしか個性とか魅力とかがなかなか伝わらなくて、教室の隅っこで絵とか描いてて、大騒ぎする竜司を鼻でバカにしてるような存在。対極にいるけど自分に持ってないものを持ってるから尊敬しあえる関係と言うか。
雄也が最後の挨拶で言った「竜司はいつまでも俺の憧れです。俺は竜司に憧れ続けてきたから今日まで続けてこれた。今俺がここにいるのは竜司のおかげだと思ってる」みたいな言葉が、この日わたしの中では一番印象に残ってて、1ヶ月経った今でもまだ頭の中をリピートしてる。
最後だったから吐露してくれた思いなんだろうけど、わたしはこの言葉が竜司と雄也の13年間の全てだと感じた。


RUN&GUN - Peace Out Iza Saraba [PV] - YouTube

最後、絶対この曲で終わると思ったのに最後の曲はオーライ!フレンズだった。
よく聞く曲だったけど歌詞を意識して聞いた事はなくて、ただなんとなく盛り上がる曲だなって認識だった。最後の歌としてあんまりしんみりならずに盛り上がって笑顔で終わりたいって言う4人の気持ちだったんだろうけど、申し訳ない事にわたしは一回も手拍子や手振りが出来なかった。4人がランガンの曲を揃って歌うのがこの曲で最後だと思ったら分厚いタオルハンカチを握った手がどうしても目元を離れられなかった。
誰もがイビツなんだ 凸凹なみんなでパズルが出来るだろう
欠けてるところヨロシク つながった僕らが作る絵は凄い
同じ空 同じ時代に 信じる友達が隣にいる
僕たちは僕たちなんだ 生まれた愛は他にない味を持ってる
まさに今の4人のためにあるような歌詞だった。「過去も未来もヨロシク」って言うフレーズがすごく嬉しくて、寂しくて。彼らがどんな表情でこの曲を歌ってたかの記憶は一切ないのでDVDが出てからもう一回かみしめようと思う。

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大好きです。
竜司、卒業おめでとう。

この日のイベントで幸ちゃんは「俺たち3人は一生RUN&GUN」って約束してくれたその言葉を、わたしは信じるからね。