ポンコツ女の大行進

気付けば妙齢の若手俳優ヲタク。

唐突映画レビュー/アオハライド

一般公開に先駆け一足お先に見て来た。
いつも通りネタバレ容赦ないので嫌な方・これから観る予定の方はお気を付け下さい。

本当に楽しみにしてた。2014年色んな少女漫画の実写化が発表されたけどダントツで一番楽しみにしてた。キャストが発表された時にそのテンションが一旦落ちたんだけど。それはまぁあとでキャストの話をする時に。

正直、期待しすぎてたわたしが悪い。でも、それでも、過激原作厨としてはあまりに惜しいところが沢山ありすぎた。一緒にいった友達は原作ほとんど知らなかったから普通によかったって言ってたから青春映画としての出来はよかったんだと思う。
よく言われる原作レ.イプってやつとは全然違う。オリキャラ出てきたりなんてしないし、パラキスみたいに原作と違うやつとくっつくありえない結末とかでもない。でも、でも!丁寧に描いて欲しいのはそこじゃなくてあそこなんだって思う箇所が多数。
原作だと、全面的に出てるのは洸と双葉の恋愛であって、それが大前提な訳だ。でも映画は、ちょっと感動ものにしたいのかなんなのかわからないけど基本的に傷を抱えた洸が双葉と言う心の支えと共にトラウマを乗り越えてく・・みたいな洸の過去主体になってて。そりゃ原作はあれだけ巻数あるし洸のお母さんの事とか丁寧に描いても他に使える尺沢山あるけど映画の120分の中であそこに尺取ったらどんどんリア充滅★的な洸と双葉の青春シーン減る訳で。
最初の回想シーンで洸のお母さんが岡江久美子な時点でちょっとしたシーンで終わらせずにしっかり描写するんだろうと思ったけど、個人的にはお母さんのシーンも成海のシーンもあんなにいらないし、成海の事あんなに出すんだったらわたしは修子と田中先生の描写とかもっと欲しかった。

「お前香水とかつけるんだ」のシーンとか「シャンプー変えた?」のシーンも欲しかったし修子ちゃんが先生にチューしちゃうのも見たかったし図書室での双葉と冬馬くんの出会いのシーンも欲しかったしダメだから離れてって言うのにヤダってきかない洸とか街中のお星様見つさせる冬馬くんとか洸の部屋で吉岡双葉って書いたノート見つけてキャーキャーはしゃぐうるさい小湊とか見たかった。
もっと双葉と洸の青春を握りつぶしたくなる程うらやましいってブチぎれおばさんする予定だったのになんか、「よかったよ。よかったけどね、うん。」ってレベル止まりなのがすごく残念だった。

何度も言うけど映画としては素敵だった。わたしがあまりにアオハおばさん過ぎただけだよ多分。ここまでハマる少女漫画大人になってからなかったもん。本当に好きなんだアオハが。
撮ったの三木監督なので、映像とカメラワークは本当に素敵です。専門家じゃないし詳しくないから細かい事はわからないけど、三木監督の作品は映像がキレイ。特にわたしはモヤがかったシーンの美しさが最高だと思う。今回出てくる夕暮れや朝焼けももちろん、図書室のシーンの少し古臭い感じとか、全部がキレイ。
撮り方って言うかエフェクトかけちゃえば彩度とかいくらでも調節は出来るんだろうけど。
高台の朝焼けのシーンはほんとうにため息が出ちゃうくらいキレイで、高校生のキスシーンにはもったいないなぁと思った。

うん、僕等がいたホットロードとアオハ、全部監督が三木さんで脚本も同じ人なんだね。3つともわたしは映像がキレイだったけど内容は微妙って思った作品だった。
多分脚本の人が合わないんだと思う。

 

【キャスト】
(双葉:本田翼)
基本的に本田翼があまり好きではないので特に可もなく不可もなく。
ビジュアルイメージは双葉だなって思ったけどやっぱり芝居が上手くないのが気になる・・・二時間あの喋り方聞いてるとちょっとストレスたまる。モノマネ上手くなったよ。

田中クンッ!

(洸:東出昌大
もうともかく東出くんがどこを切り取っても全然洸じゃない。
東出くん自体はごちそうさんを半年間夢中で見てたし普通にかっこいいと思うし好きだけど、27歳で、しかも実年齢より上に見える東出くんに高校生役をやらせるのが間違っている。キスシーンとかどんなに萌えるシーン見ても東出くんにしか見えないから洸に萌えられなかった。
ここ3年くらい好きな二次元男子ランキングトップを独走している洸なのに・・・残念すぎる。少女漫画はとりあえず全部福士蒼汰にやらせとけ的な風潮に抗ったところは評価したいんだけど東出くんがやるならまだ蒼ちゃんのがマシだった。やだけど。
かと言って洸が出来る若手俳優が全く思いつかないんだけど、文句だけ言ってごめんなさい。
あと巨人すぎて他の人と並んでるとなんか違和感。双葉はともかく小湊ととのツーショがね。お亮が不憫になる身長差でせめて170センチ代の役者を使って欲しかった。
東出くんのあの朴訥男子っぷりは少女漫画を探したらぴったりな役があるはず。
わたしの中で彼を(勝手に)挽回させてあげたいのでいい感じの役があったら教えて下さい。それを考えると悠太郎さんはほんとーーにハマり役だったなぁ。悠太郎さんしか。

(修子:新川優愛
めーーっちゃ可愛かった。ほんとに可愛かった。
発表された時もうちょっと大人っぽくてしっとりとした子がいいなぁとか思ったけどそんなの気にならないくらい声とか顔とかスタイルとか好みなので問題なかった。
後悔前から小湊と並んだ時の事を危惧してたんだけどこの子166センチしかないんだね。スタイルいいから175くらいあるのかと思ってた。お亮のが4センチもおっきかった。安心。でも顔はお亮のが3倍くらいおっきかった。どんまい。
修子と田中先生の話めっちゃ好きだったからもうちょっとエピソード追加して欲しかった。まぶたのホクロの話は一応出てくるけどあのセリフだけでだから何?って感じだった。

(悠里:藤本泉
全く知らない子だったんだけど案外見てるドラマとかに出てた。でもピンと来ず。この子もピッタリだった!顔可愛くて喋り方がぶりぶりでクラスの女子に理不尽にハブられる典型感出てた。はじめ大原櫻子ちゃんでいいじゃんとか言ってたけどベイビー感出過ぎてダメだね。泉ちゃんは喋り方とか雰囲気はゆるふわ系なのに顔が正統派美形なところが素敵。
連ドラだったらうっちーと付き合うとこまで見れたのかなーー見たかったなーーー
来る日に備えて一応うっちー役考えておこう。

(小湊:吉沢亮
君の勝ちだ。君の一人勝ちだ!!
発表された時は悪くないけど別にお亮じゃなくてよくない?洸とのバランス考えるなら絶対もっと身長おっきい方がよくない?とか思ってた。でも実際はバカでまっすぐだけど実は色々考えてたりするとこだったり仲間思いだったりって言う小湊の魅力が原作以上に伝わってきた。
実写化の醍醐味ってここで、二次元のキャラクターに生身の人間が入って魅力が半減したら「実写化なんてしないでよかった。やっぱり二次元は裏切らない!」ってなるじゃん。実写化した事で作者が作り出した本来のキャラが持つ魅力と、中の人の人柄とか芝居がうまーくまざりあって○○って実際存在したらこうなんだなって思えるのが理想のメディアミックスだって感じるから、小湊の中にお亮が入ったのはわたしはすごく成功だったなぁって感じた。
会場でも3度4度、お亮のみが笑いをさらってた。別に爆笑する程じゃないんだけど、原作でくすっと笑える部分がお亮がやるとなんかすごい面白くてバカみたいで可愛くて笑えた。文化祭のメイド喫茶は必見。どこから声出してるだよってくらいの「イラッタイマテェ♡♡♡」が愉快すぎる。でも見た目は全然笑えずただの美形メイドだしそのチグハグ具合が小湊。
あとわたしは原作でも小湊が洸の事好きすぎてすごいなぁと感じてたんだけど(結局腐女子)お亮の小湊はほんとに洸思いと言うか洸想いですごかった。可愛すぎた。
「俺らもっと早く出会えてたらよかったのにな、そしたら俺最初からそばにいてやれたのにな」って言う小湊のセリフほんとーーーにホモなのでリストラされなくてよかった。
原作ですごくあったかくなる台詞だったけど実際さむいじゃん?なのにお亮が口にすると全然嫌味じゃないっていうか、なんか原作読んだ時と同じ気持ちになった。
とにかくわたしはお亮の小湊すごく好きだった。だからこそ修子ちゃんとのやりとりもっと見たかった。あと「お肌のハリは俺の方が上だからなオッサン!!」って田中先生に敵意むき出しになるとことかも見てみたかった。

(冬馬:千葉雄大
本当にね、願えば叶うってほんとうなんだね・・・冬馬が登場した時から千葉ちゃんにしか見えなかった。それはわたしだけが思ってた訳じゃなくて全国のアオハライダー(今命名)たちが多分満場一致で感じてた。
大人の事情とか業界の事情とやらに!!!!わたしたちの思いが勝ったのだ!!!真相はよくわからないけど、原作者も千葉くんをイメージしたとは言ってないものの読者から似てるってお手紙を貰うって前から言ってたし、そーいう意見も反映されてると思うけど、とにかく、わたしのような底辺エンドユーザーの思いが大スクリーンで叶っていると言う事実にもう感動した。キャスティングを後だし発表された時は奇声をあげたしアオハ仲間の友達に一斉にソースを送りまくった。
作品に納得いかないところがあっても冬馬くんに千葉ちゃんをキャスティングしてくれたと言う揺るがない事実にただわたしは東宝に頭を垂れるしかない。
実際は、せっかくわたしたちの願いが叶ったんだからきちんと冬馬くんの見せ場を作って欲しかったなーって思った。
映画だといつ双葉好きになったかわからずいきなり合宿で声かけてきてストーカーだし、優しい子って言うのはわかるけどなんかただ双葉に粘着する人で芯の強さとか案外肉食なとことか意外な冬馬くんの魅力って言うのをもうちょっと描写してもっと洸VS冬馬の対立を前面に出してほしかった。映画だともうどう考えても圧倒的に洸の勝利だし双葉の気持ちが全然動いてない。ただの噛ませ犬すぎて可哀相になった。
双葉に自己紹介して「彼女はいません。でもすっごく好きな人がいますっ」って顔を真っ赤にしながら言う冬馬くんとか、双葉からポッキー貰う時手じゃなくて口で取って顔真っ赤になって、友達に「そんなに赤くなるくらいならあんな事しなきゃいいのに」って言われる冬馬くんとか、全国の冬馬ファンが見たかったところはたくさんあったと思うよ。わたしは洸派だけど(※重要)
あと、スクリーンサイズで千葉ちゃんを見るのは多分初めてだったんだけど、いくらベビーフェイスと言われてもやはり千葉ちゃんも今年度26歳。制服姿に違和感こそなかったものの顔の寄りだとやはり少しお肌の曲がり角を感じました。千葉ちゃんはあのお顔立ちのまま40歳、50歳と歳を重ねてしわっしわになるんだろうなぁ。あと青ひげ天使だった。天装★
原作だと断然洸派だけど、東出くんの洸に全然ピンとこなすぎて冬馬くん派になりかけてしまうくらい、やっぱり千葉ちゃんは神キャスティングだった。メリークリスマス!!

(成海:高畑充希
やっぱりみつきちゃんのお芝居めちゃくちゃ好き。天真爛漫でふわふわした役も好きだし今回みたいに辛い過去背負ってちょっと影あるような役も上手いし。
でもまぁ原作厨は大体皆成海の事好きじゃないし例に漏れずわたし好きじゃないし、みつきちゃんがお芝居上手いせいで映画の中でもイライラしかしなかった。可愛い可愛いみつきちゃんが演じててもイライラした。好きな人の昔の女友達にあんなんいたらほんとにぶん殴りたくなる。ほんと邪魔って感じだった。
成海がいなくなったら双葉のライバルがいなくなっちゃうから対立させるために必要なんだとは思うけどどうしても洸と成海のシーン暗すぎだしどうしても東出くんとみつきちゃんが一緒にいると兄妹にしか見えない…悠太郎さんとのりこちゃんじゃないか。抱き合ったりしないでおくれ。め以子に怒られるよ…ってなってしまった。
みつきちゃん好きだから見てられたけど、よくわからないその辺新人とかが下手なお芝居で成海やってたら尺全部カットして欲しいって思ってたな。

(田中先生:小柳友
友くん全然好きだけど8年くらい前のむかいり様か桃李にやって欲しかった。
東出くんより年下なのに東出くんのお兄さんやらされる友くん。

 

たまに友達に、わたしの感想読んで見るのやめたとか言われるだけどアオハは原作好きな人はとりあえず見て欲しい。そしてこのシーン入れて欲しかった談義をしたい。
読んだ事ない人はふつーに満足な青春映画になってると思うし。

エンドロール後のワンシーンが死ぬ程可愛いのでエンドロールで席を立つと損するから気をつけて。
あのシーンほんとにストーリーには関係ないしまじでどーでもいいし製作側のただの遊び心だろうけどほんとに可愛い。原作の小湊もかなり洸の事好き過ぎって思うけどお亮の小湊は本当に修子ちゃんより洸に夢中って感じ。

皆お亮を見に行こう。