ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

ヲタクだらけの同窓会2014

11月22日、パセラ本店に13人のヲタクが一同に介した。
ヲタクだと言う事以外は何も共通点がない(最早今現在ほぼ一般人もいる)けど同窓会。
どういうことだ。
 
基本的には一度はテニミュを通ってきた女たちという感じ。
ただ現役でまともに追ってる人はだれもおらず、今回のドリライですら参加したのは一人だけと言う勇退したテニモンばかり。
1stの終わり〜2nd初期くらい、こぞってテニモンたちがTwitterを使い始め「◯◯クラスタさん繋がりましょう♡」とかワイワイしていた時期に知り合った。
半分は五代目のヲタクで、半分は2nd初期のD2メンバーのヲタクと言う感じ。
今は「#◯◯好きな人RT #◯◯クラスタさん全員フォローします」なんてタグで馴れ合ってる人たちを鼻で笑う我々も、4年前は同じような事ではしゃぐ若者だった。4年と言う月日の流れは残酷で、大学受かった!とか言っていた年下の友達が内定を貰い卒論に追われてたり、キャストと共に全国行脚をしていたフリーターたちが普通の企業でOLをやっていたりする。そしてそんな生活の中でだんだん皆テニミュから離れていった。
テニミュだDステだ握手会だと約束をしてなくても自然に会場で会えるあの頃とは違って今は舞台を見に行っても誰にも会えない。ナベとアミュとジャニが一緒にカウコンをやってくれないと会えなくなってしまった。そんな事がもう3年近く続いて、毎月のようにお泊まり会や飲み会をしてたヲタ友とも気付けば丸二年も会ってなかった。
誰かの俳優の舞台やイベントで会えなくなってしまったならお互いに会うと言う目的で催しを行えばいいんじゃない?って考えから今回のヲタク同窓会が開催された。
皆それぞれの現場やお仕事があるからと3ヶ月前には参加者に声をかけ、一度は20人が集まった。しかし、急に推しの仕事が入ったり自分の仕事が入ったりしてみるみるうちにメンバーが減り、最終的には13人で開催される事になった。
最年長27歳、最年少22歳、4年前は半数以上が学生だったのに今は参加者全員が社会人になった。
 
特にやる事は考えてなかった。オールナイトの9時間コースだったので絶対に後半やる事なくなって白けるだろうと心配していたが所詮皆根はヲタク、変わってなくて9時間喋り続け異文化コミニュケーションをはかれたのではないかと思う。
 
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皆が持っているのはわたしともう一人の幹事が愛を込めてキャッチコピーをつけたそれぞれの名札。集合時間の少し前に急いで考えたにしては皆に好評だったようでなんならそのままルミネの広告にでもして頂けたらと思う。
 
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パセラのハニトーもヲタクの定番だが現役を退いたわたしたちにとっては久々のヲタクソウルフードだった気がする。深夜0時過ぎのハニトー二斤とかどうせあんまり手付けられないんだろうと思っていたけどわたしが少し目を離した隙にかなり食べ尽くされていた。デブスイーツはいつでも素晴らしい存在だ。
 
わたしは萌え属性ビンゴと言うよくわからない企画だけ一つ持ち込んでいった。数字が書いていないブランクのビンゴカードと、萌え属性(眼鏡とか幼馴染とか)を100個並べた紙を配布し、100個の中から自分が好きな属性を25個選んでカードに書き込んでいく。順番に自分の手持ちカードに書かれた単語を言っていき、あとは普通と同じように一列揃ったらビンゴ。
やった事なかったしかなりお試しではあったんだけど個人的にはなかなか楽しかった。同じような趣向の友人とは勿論穴が開くペースが同じだし、変なものばっかり好きな友人はビンゴになった人が出てもまだ3つしか開けられてなかったりする。
また、リーチの人が出るとその人が最後に残した1つを言わないようにその人が好きじゃなさそうな属性をわざと言ったりしてビンゴを阻止したりする事も必要だったり。
参加者には2000円程度のプレゼントを用意して貰ったのであがった人からくじでプレゼントを進呈。その中身もオーソドックスな女子的プレゼントからネタまで様々で、わたしは
人のオトコを奪る方法 ~自己責任恋愛論~ (だいわ文庫)

人のオトコを奪る方法 ~自己責任恋愛論~ (だいわ文庫)

 
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嫌がらせのような三点セットを用意した。受け取った友人は「まず好きな人見つけないとこの本意味ない!」と嘆いていた。貧乳を嘆く仲間が多いからせっかくFカップ入浴剤を用意したのに、当たった友人がすでにFカップだったのは少し残念だった。
 
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嫌がらせのような書籍をプレゼントしたわたしには嫌がらせのような書籍がプレゼントされた。これを用意した友人はわたしに当たればいいと思っていたそうなので、ありがたく読み進めさせて頂いている。本の上に載ってるのはキャンドルボトルで、わたしは見かけに似合わず割と可愛いインテリアと好んでしまう年甲斐なし女なので、お部屋に飾ってうきうきした。可愛い。
 
明け方からの3時間くらいはダウンする者もいたが元気な人間だけでひたすらカラオケをしていた。皆好きなものが違いすぎてアニソンもジャニソンもラブライブも全員が知ってると言う訳にはいかなかったが、どこからともなく始まったモー娘。メドレーとあややメドレーは過半数が異様なテンションになった。全国20代女の共通曲はやはりハロプロ(初期)なんだな。もう国歌レベル。サマーナイトタウンで誰がハモりパートをやるか相談せずにそのフレーズに差し掛かり全員がハモりパートにいってしまうあるある。全員で「可愛くなれないわt\ウォウォウォウォオオオ〜/」って歌ってしまうあるある。ほんとに下らない事だけどなんだかわたしは異様に楽しかった。
 
退室時間を迎え、都心に住む参加者の家に何人かずつ別れてあがり込む組、ネカフェで仮眠をとってそれぞれの場所(東大テニミュアルカード等)に向かう組など、また各方面のヲタクとしてのそれぞれの1日が始まった。

mixiTwitterで知り合った人と軽率にオフ会をやっていた高校生・大学生の頃と比べると、ネットで知り合った知らない人と会いましょうよ~となる機会は激減した。当時は一緒にテニミュや俳優を語れる仲間が周りにいなく、仲間を求めた乞食になっていたが今は特に新しい出会いを求めなくても一定数のヲタク仲間と言うものが存在する。
また、わたし自身もうこの歳になるとお互い気を遣って良好な関係を築いていくプロセスがめんどくさいし慣れあう手間暇があるならもういっそ俳優の事をよく知らない一般人に一方的にわたしの話を聞いて貰いたいと思う。
イベントなどの時はさすがにぼっち参加を寂しく感じる事もあるけど、舞台は別に人と見なくても気楽に一人で見れる。誰の意見にも左右されず自分の感じた事のみをTwitterやブログなどに投げておける環境がすごく楽だと感じる。
多分今回集まった友人はわたしが見て来た舞台の感想も、いかに今回の舞台の推しがかっこよかったかと言う熱弁もTLでスルーしていると思う。でもわたしはそれでいいと思うしリプが欲しい訳でもない。でもTLに皆がいる事で投げたものが一応誰かには伝わってる訳で、今のこのくらいの感覚がわたしは一番好き。

2年とか3年に1回でいいから、わたしは「ネットでわたしの話し相手になってくれてる人たち」とこうやって実際に会って近況報告をしたり今どの沼につかっているのかを聞いたりする場があればいいなぁと感じた。

次は2年後か3年後。果たして何人が人妻になれているのか今から楽しみだ。
 
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広報係をしてくれた友人が作ってくれた本日のヲタ会のチケット。本物のチケットそっくりで営利目的の転売お断りとか書いてある。
ただのごっこ遊びにしては相当手の込んだものを作ってくれた。ありがとう!