ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

ゆめいっぱい

大好きだけど何年も聴いてなかった曲がTVから突然流れて何のCMかと思った。
楽天の母の日特集のCMだった。

また老婆の戯言になってしまうけど、この曲はアニメのちびまる子ちゃんの初代OPだ。
ちびまる子ちゃんと言えばおどるポンポコリンなイメージが強いと思うけどあの曲は当初はEDで、OPとして使われたのは3曲目か4曲目。
それまでのOPもそりゃもう名曲が多いのだけど何せおどるポンポコリンがあまりに売れすぎて他の名曲たちが国民の記憶に残っていない事がとても寂しい。

ゆめいっぱいがOPとして流れていたのは1993年までらしい。
生まれてない人~手上げて~ってやったらきっと大半が該当しますよね。悲しみ。

あくまでこのCMは母の日訴求の為に作られたものだけれど、今全国民が自由に出かける事、人に会う事を許されない状況の中でこの曲がものすごく響いてしまった。

この曲のOP映像はまるちゃんが駄菓子屋さん行ったり、電車やバスに乗ったり、ラクダに乗ったり、とにかく楽しそうに色んなところに出かける姿が流れる。
それがわたしの頭の中には鮮明に残っていて、この状況が終息を迎える時の希望みたいなものを勝手に感じ取ってしまった。

楽しいことならいっぱい
夢見ることなら めいっぱい
今すぐおしゃれに着替えて
友だち探しに行こうよ

元気になろうよ いっぱい
キラキラしようよ めいっぱい
ハリキリ翼を広げて
ぺちゃくちゃおしゃべりしようよ

 今わたしたちがしたいけど出来ない事があまりにも詰まりすぎてる。
今年は出番がなくなってしまいそうな春服を着て、
2020年春夏の新作コスメで目元をぎゅいんぎゅいんのギラギラにして、
友達とぺちゃくちゃおしゃべり出来るようになりたい。
何も特別な事じゃないのに今はその普通の事が何も出来ない。

わたしは元々インドアだし、「休日はどこかに出かけないともったいない気がして家にいられない」って人もいる中で土日ずっと家にいても全くストレスにならない人間だ。
本を読むのも映画を観るのもこうやって文章を書くのも好きだし、家にいてもやる事ないって言う人の事が全く理解出来なかった。

でも、それはきっと『外や家で何をするか自分自身の意思で好きに決められる状況』と言う事が前提であって、『家にいるしか選択肢がない』状況の中でのインドアっていつもとマインドが違うなと思った。

あんなにおうち時間を満喫するのが得意だと思っていたのに、割とメンタルがやられている事に段々気付いてきた。
やる事がない訳じゃない。暇を持て余している訳でもない。別にやろうとすればTODOなんていくらでも出てくる。
でもそれに向かうメンタルが全然準備出来ない。困った。
張り切って積み本を消化する予定だったのに活字を追う気力がない。
別に皆が皆キラキラ在宅時間を過ごしている訳じゃないけどわたしの周りはやっぱりヲタクが多いのでこういう時のコンテンツ消費がとても上手くて、そういう点で楽しく生きていく事に対しての器用さがすごいなと思う。
わたしはこの状況に体も気持ちもついていかない。

3月下旬、「出来るだけ在宅勤務」を命じられた。
とは言え業務上印刷物を扱う事が多いのでリモワなんて出来ないと思って週3くらいは出社していた。
4月頭、オフィスからコロナ患者が出た。
ここから一気にオフィス自体が閉鎖され、マネージャー陣以外はリモワを強いられた。
丸1カ月通勤をしていない。でも仕事は案外どうにかなっている。
出社していた時は終電まで仕事が終わらなくてひーひー言ってたけど、繁忙期終わりと言うのもあって今は8時間フル稼働しなくても仕事はどうにかこなせる。
GW明けも延長指示があったので、多分わたしは5月末までオフィスには行かない事になる。
電車の乗り方とか化粧の仕方とかもう忘れた。
6月に社会復帰出来るか今から不安で仕方ない。

早く普通の生活したい。
家でも酒は飲めるし、わたしは一人で宅飲みするのも大好きだけどやっぱり居酒屋で友達と酒がないと食べれないような、店で出てくるしょっぱめのつまみを食べながら記憶がなくなる程飲む生活(=普通の生活)がしたい。

しょーもないものしか買ってないけどこの自粛期間中に買ったものでも載せようかな。
こんな感じで中身のないエントリーがきっと続くよ。