ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

2022年が始まった(と思ったら半分終わりそう)

↓2022年1月に書いたやつ。↓


2020年秋に息子が生まれ、
2021年は人生で初めて丸1年間『母』だった年だった。
その途中でわたしは俗に言う『ワーママ』になり、保育園に息子を預けながらフルタイムで働く元ヲタクの妙齢女となった。
お金を使う推しもいなければ(※息子は除く)現場に行く事もなく、ただTwitter常駐者なので俳優の誰かが結婚する度に茶々を入れたり新しいドラマが始まったら好き勝手感想を言ったりしている。

仕事は相変わらず忙しい。
よく育児中の世の中の母たちは、仕事の方がよっぽど楽だと言うけれど、今のところ圧倒的に仕事の方が辛い。
息子がいつまで経っても歩けない事に文句を言う人はいないけど、決まった納期を守れなかったら他人にブチギレられるのだ。どうやっても後者のがしんどい。
でも一方で、わたしは医療従事者でも保育士でも何でもないので仕事で失敗して人を死なせてしまう事はない。
でも育児はわたし一人の手で目の前の命が簡単に奪われてしまうのだから、それを比較して皆仕事の方が楽だと言っているのかもしれない。
いつどんな事が起こるかわからないのは1歳を迎えた今でも変わらないけど、生まれたての時のような少し目を離したら息をしてないとか、抱くだけで骨折れそうとかそんな感覚はなくなった。
もう小さな人間と言う感じだ。当たり前だけど。

やっぱりわたしは仕事の方が辛いなと感じる。
幸いうちの会社は例のウイルスの感染状況関係なくリモートOKなので月に2~3回くらいしか出社していない。
その上フルフレックスなので毎月決められた労働時間分だけ働けばそれを何曜日に何時間振ってもOK。
月~金は出社扱いになるには最低1時間は働く必要があるけど、例えば月~木に残業が多かったから金曜日はお昼で終わりにして午後は休んでも有給使わないで済む。
そんな状況だからわたしはあえて時短勤務を使わずに働いている。
労働時間は同じなのに、通勤時間の往復2時間がカットされるだけで2時間家事が出来る。2時間あれば掃除洗濯夕飯準備、大抵の事は出来る。ありがたき。
それは子供がいるからの制度ではなくうちの社員全員の権利なので、特に子供がいる事への配慮はない。
うちの会社の場合、全体的に始業が遅くて終業も遅い人がほとんどだから、わたしは8時半から働けても午前中は大体皆連絡がない。
代わりに18時からとか平気で打ち合わせを入れられるのでわたしは参加出来ない打ち合わせが増える。仕方のない事だ。
今のチームは本当に皆いい人ばかりなのでそれに出られない事を咎められる事は一切ないが、翌日の朝知らん方向に話が進んでいる。仕方のない事だ。

全部仕方ないのだ。そうやって諦められるようになったのはいい事だと思う。
今まではどんなに仕事が行き詰っていても自分のせいだってすごくふさぎ込んでしまう事が多かったけど、最近はもう人間を育てる時間を24時間の中で捻出しなきゃいけないんだから出来ない事があるのは仕方がないって思えるようになった。
もちろんそれを言い訳に適当にやっていい訳ではないけど、「仕事も家庭も全力で!」なんて無理な訳よ。
合計100%しかリソースないんだからその100をどう分けるかしか少なくともわたしは出来ない訳よ。
そこにまた悩んでいたりもするんだけど。
今わたしが働いているのは何の為?円満な家庭を運営する、子供に不自由のない生活を与える、将来子供に迷惑をかけないようにする。
頑張っているのは全部家族や子供の為なはずなのに、保育園から迎えに行って家に帰ってきた後も仕事が残ってて、PCに向かっていると構って欲しい息子が足元からデスクによじ登ってきてキーボードをがしゃがしゃいじりだして、それを『邪魔しないでよ』って言ってしまう事があるけど、どう考えても邪魔なのは息子じゃなくて仕事なのだ。
本末転倒って言葉がばっちりハマるシーンに何度も何度も遭遇しているよ。

それはヲタクごとやってても同じだなぁと思った。
何度も同じ事思ってきたなぁと思った。
ヲタクやる為に働いてるのに『仕事が終わらないから夜公演間に合わない』って意味わかんないよね???
はぁ、人生どんなフェーズにいても生きていくって難しいよね。
色々あるね生きるって。

 

スーパー放置してて、誰も送ってくれてないだろうと思っていたマシュマロにメッセージが案外いただけていたので少しずつ返すね。皆ありがとう。

本当はドルステの命日だったから何か書こうかなと思ってここに来たんだけど、
その前にやるべき事が色々ありました。

ポンコツ女にマシュマロを投げる | マシュマロ