ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

唐突映画レビュー/ちはやふる

下の句が始まってから映画館で上の句観て、そうこうしてるうちに下の句は終わっちゃってDVDで観た。
原作は途中で離脱してしまったんだけど、レビュー観ると少女マンガ原作にしては老若男女幅広い層から評価されているのが気になって鑑賞。

いやーー面白かった!
今年はあんまり外れ映画に出会ってなくて、どの作品も面白かったって感じるけど、こんなに胸が高鳴った作品は今年初めてかも。
観ながら抱える感情がいつも観てる少女マンガ原作とは違った。
萌えるとか胸キュンとかじゃなくて、天気のいい日に思いっきり広くて長い道をダッシュしたくなるような清々しさ。

広瀬すずちゃんはただ可愛くてチヤホヤされてるだけでしょって思ってたけど、千早の競技かるたに対する愛や情熱が、喋ってないのに目から伝わってきて顔のアップになると思わず息を飲んだ。
野村も、はじめ太一が野村って決まった時に暴動起こそうかと思ったけどちゃんと太一だった。
新への罪悪感、千早への気持ち、複雑な男子心をとっても器用に演じてたなぁと。
矢本悠馬くん、森永悠希 くん、上白石萌音ちゃんのお芝居も最高に光ってました。
机くんのシーンとか泣いてしまった…。

下の句は上の句を観た時ほどの衝撃はなかったものの、かるたを通した人間模様、人に影響されて動かされやすい高校生の信教の変化がよく描かれていてよかったと思う。
予告であれだけ引っ張っておきながら松岡茉優ちゃんの出番の少なさよ。

彼らの過ごすキラキラな日々はもうわたしにとっては戻れない過去だけど、

大人になってもあの前向きで泣いたり笑ったりして色々頑張る気持ちは忘れないでいようと思えるとてもいい作品だった。
続編が楽しみ。

わたしのブログ読んでくれてる方は知ってると思うけど、わたし野村が好きじゃないんですよ。いや嫌いな訳じゃないんだけど、いけ好かないんですよ。
デビューしたてのころはあんなに初々しいおこちゃまだったのに今人気になってドヤってる感じが。お前あのころの可愛さはどこ行ったんだよって感じで。
でもちはやふるの野村は本当にいい野村だ。

「今の俺にはちはしか見えない」
野村にときめくなんて一生の不覚だ。