ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

右も左も上も下もリョーマ!

いよいよアクセス数が100/日を切るようになったきた今日この頃
皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
わたしはいよいよ11月に約400連休を終え、仕事復帰しています。
秋頃はまだ感染者が減らないのでなかなか遠出は出来ませんでしたが
家から徒歩圏内のぴあアリでヒプステやスタライがあったので
観に来ているヲタク仲間に散歩がてら息子と会いに行ったり
とりあえず各方面の状況はちょこちょこ入ってきている感じでした。

さて、ちょっと時間が空いてしまいましたが


これに!行ってきたんだ!!
遠出出来ないし取れないから普通に近所のLVだけどね。

発表されたの結構ギリギリだったけど、行かねばと思った。
わたしがテニミュのヲタクをやっていた事を夫は知っているけど
アニメや原作がめっちゃ好きな訳じゃないのも知っていたから
この舞台挨拶の位置づけ?の説明をするのが難儀だった^^
リョーマ役が?たくさん?いるの?なんで?アニメ映画なのに?ミュージカルの俳優が?なぜ??」みたいになっていたけど
20年弱代替わりが行われている事の説明なんてもはやどうでもよかった。
とりあえず3時間だけ息子を預かっていてくれ。ただそれだけ懇願した。

いやーーー感無量だったね。
おごたんまでしか馴染みがないので前列の赤ちゃんたちの事は
ほとんど知らない状態だったんだけど、こんな上は41歳から下は17歳…
(17歳?!?!わたし輝琉くんの事産める、、怖いよお)
そんな役者たちがリョーマと言うキャラクターで17年繋がってるって本当にすごい。
てか書いてて思ったけど輝琉くんとテニミュ同い年?
いや厳密に言うと輝琉くんは秋生まれでテニスはGW上演だから
ミュージカルテニスの王子様が生まれた時には輝琉くんはまだお腹の中にいたのか??
初代の卒業公演の時だってまだ新生児なんですけど。もうちょっとよくわからない怖い。

この企画の発案者はたしけらしく、
4人くらい来てくれたらいいなぁと思っていたら
連絡を入れた日中にほとんどの子から何とかしますって返事が来たらしい。
さすがたしけ。

演じていた時期は初代から最新まで17年空いているのに、干支一回り以上の時間が経過している中で同じコンテンツの中で同じ役を演じている男子が並んでる。
ほんとにわたし、もちろん1stシーズンは最後まで観てたけどその後はおごたんの代までゆるっと、その後はにちかちゃん公演を1回観たか…?ってレベルなので、こんなにテニミュの亡霊とか言いながら多分全歴史の半分くらいしか追ってなかったのに、それでもなんか世界ふしぎ発見の古代遺跡を巡るみたいな特集を観ているような壮大な気持ちになった。
すごい。テニスって~~~テニスって~~~って感じ。熱い。
わたし、テニミュに出会うまでの人生とテニミュに出会ってからの人生の長さが今年一緒になった。(壮大な年齢バレ)

わたしは原作も新テニは読んでないし、原作より先にアンソロを読んだくらい腐女子始まりなテニス人生で、その後ライトな知識のままミュージカルに入った女なので「テニスの王子様」と言う作品について熱く語る資格はありません。
と言うか言葉を選ばずに言うと「テニスの王子様」にはあんまり興味がなくて。
なので、この映画自体の感想を熱く語る事は出来ないかなと思う。
でも作家の川崎昌平さん(全くテニス知らない、手塚?誰?状態)が、この映画を観てとても元気になった、「リテラシーに依存しない」ってすごいと言っていて、わたしも同じ事を思った。
前作ありきの続編で、その作品の事や今までのあらすじを知らない人を置いてけぼりな作品ってよくあって、勿論前作知っている方が理解に深みは出ると思うけど、リョ!は本当に「キャラとか今までの話とかよくわからんけどすごいし元気になるし嫌な事忘れられた!」って感じで、その感想が浅いとか薄いとか言われようが、エンターテイメントってそれでいいんじゃないと思うので、結論とてもいい映画だと思った。
わたしも「あーよくわからんけど元気になった!桜乃がほぼ初音ミクだった!前評判通り柳生すご!楽しい!明日から頑張ろ!」って気持ちになれた。
あと終始ミイラ姿で終わる乾可哀想すぎるし原作未読だと意味不明すぎてやばい。
あとタイムスリップしたリョーマから電話来て歌いながら手塚に「♫俺は今アメリカにいるのかもしれないしいないのかもしれっなーい♫」みたいな事言ってて手塚が「♫なるほどわかった♫」みたいな掛け合いしててさすがぶっ飛んだ2本柱だなぁと思った。
まぁリテラシーには依存してないかもしれないけど突っ込みどころは満載。わかってた。
原作知ってたって突っ込みどころは満載だけどテニスに意味を求めたら負け。


ちなみに、公開翌週の『王様のブランチ』のMovieランキングでリョ!の映像が流れている時にスタジオのワイプに映っている小関ちゃんの顔がほんとうにいとおしくて、なんか母校の後輩たちの映像を観ているような慈愛に満ち溢れた視線を向けていておばあちゃんはとても胸が熱くなった。
孫よありがとう。

 

そしてリョだらけの舞台挨拶ね。
遠藤さん通来れなかったのは残念だったけど二人ともお手紙で「自分にまだまだだねって言ってあげたい」みたいな事言ってて、リョーマを通った人間は役者人生を歩んでいく中できっと常に「まだまだだね」を心に頑張っているのだなぁと思ったら胸が熱くなった。

まだ観客に媚び諂いが残る前列の若手とどこまでもマイペースな後列のおじさんたちの差が可愛くて愛おしかった。
輝琉くんなんて終始緊張してて落ち着きがなさすぎて一人なのに二人羽織やってるみたいにじたばたしてて超可愛かった。お前はもう孫でもない。ひ孫だ。

あと柳は相変わらず柳だったし、彼なりにあれでもかなーりTPOわきまえてたと思うけどMCがきめるじゃなかったら絶対事故になってたシーン多かったと思う。
柳はたしけともある程度仲いいし、そもそもきめるとたしけがめっちゃ仲いいから二人のフォローで場は和やかだったけど。
でもね、(きめ除けば)最年長だし相変わらず自由だったけどやっぱり顔面は断トツでリョーマくんに似てるんだよね。
顔のきれいさでいったらにちかちゃんとかの方がきれいだしイケメンだとは思うんだけど、リョーマくんに似てるかって観点でいくと多分何代目になっても柳が一番似てると思う。さすが「柳が目の前に現れたからミュージカルテニスの王子様は始まった」と言われし男。
PS.じゃ、風邪引くなよ - ポンコツ女の大行進


わたしの中ではおごたんも大分華奢でキュートだったんだけど劣化が激しくてちょっと悲しくなった…。黒糖まんじゅうみたいになってた…どうしたの…?
わたしの想像しているおごたんはマッチングアプリのプロフィール写真って感じで舞台挨拶に登壇したのは実際待ち合わせに現れた男って感じだった。
きれいな思い出の中でどんどん美化させてるんだよねきっと…だっておごたんはミスターテニミュだもん…

そして我らが高橋龍輝さん。
劣化しておまんじゅうになった訳ではなく元々おまんじゅうみたいなわたしたちの大好きな高橋龍輝さん。
わたしはリョーマとしても役者としても龍輝の事が大好きなので本当に表舞台に戻ってきてくれて嬉しい。「五代目越前リョーマ役の高橋龍輝です」って本人の口から聞けただけで感極まってしまった五代目おばさん。
あまりいい評価を受けてこなかったけど(龍がってより五代目全体だけど)、圧倒的美形のにちか様が龍輝のリョーマくん大好きって言ってくれたのとても嬉しい。
スイングの速さとかちゃんと評価してくれて嬉しい。そうなの。
龍のいいところは顔じゃないから。
まぁでも原作者よりも顔がでかいリョーマくんはマジで抱えたキセキって感じだったけど。
わたしにとって柳は神様枠だけど、それ除くとやっぱり龍ってわたしの中で圧倒的に特別な存在なんだなって並んでると改めて思う。
彼の周りだけ輝いて見えるし、彼を目の前にした時のわたしは気持ちが大学生になっちゃう。
ヲタクする事以外何も人生に面白い事なんてなくて、彼らだけが人生のよりどころだった頃を思い出しちゃう。
あのまま年を重ねていったら絶望的な人生になっていたなと思うけど、寿命を削りながら毎日必死にヲタクやってたあの時期、あれはあれでわたしの一生の中では必要だったんだろうなって、舞台上の高橋龍輝一人を見ただけで自分の半生を思い返したよね。
それくらいわたしの中では大きな存在よ。
お前に初めて背中を見せて歩き出す - ポンコツ女の大行進

 

柳浩太郎高橋龍輝も一度は芸能界から引退して、もうわたしの心の中で永遠に輝いてるよってさようならした存在だけど、なんだかんだこうやって姿を見る事が出来てわたしはとても幸せだ。
わたしのためにもこれからも元気に生きてくれ。

 

とりあえずまだ公開してる所あるみたいだから「もうテニスから離れて何年も経ってるしなぁ…」と悩んでる古のヲタクがいたら是非一度観てほしい映画。
Don't think,Feeeeeeeeeeel!!!って感じだから。