ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

ヲタクじゃない人は休日に何をしているのか

転職をしてから約1ヶ月が過ぎた。
まだ出来る業務が限られてるから今のところは残業もほぼなくて、実働7時間、7時過ぎには家に着けて土日祝完全休み。
低血圧で朝激弱人間だから朝活とやらは出来る気配がないけど、アフター6がしっかりあって、暦通りに休みがある生活が今は確保出来ている。

わたしはここ10年以上ヲタクばっかりしてきたから、コス衣装を作ったり、DVDを見たり、舞台やイベントに通ったり、やる事は沢山あった。でもヲタクじゃない人って休みの日何してるんだろう?ってずっと疑問に思ってた。
俳優のヲタクを辞めて、と言うか舞台やイベントに通わなくなって半年以上が経った今、まさにその状態な訳で。まぁ俳優ヲタじゃなくなったかと言って別に一般人に戻った訳じゃないので、その間の趣味みたいなものは沢山あるから別に暇はしてないんだけど。長年ヲタクをしてた人ってきっとその対象と距離を取ったからと言って一般人に戻れる訳じゃなんだって事をもうここ1年で痛感した。
リア充=一般人じゃないね。わたしはどんなに頑張ってリア充になってもきっと一生一般人にはなれないんだろうな。

そんなヲタクと一般人の狭間で中途半端な生活を送っているわたしが休みの日や空き時間に行っている事はなんだろう・・・

①映画・DVDを観る
基本映画が大好きなので、これはもう高校生くらいの時からずっと続けてて合コンでも隠さず言える趣味かなぁ。まぁありがちだけど。
有名作も観るけどTSUTAYAディスカスでしか借りれないような若手俳優ワラワラ単館レイトショー系の映画を見る事が辞められない。つまんないってわかってるのに。 

娚の一生 DVD通常版

娚の一生 DVD通常版

 
あの娘、早くババアになればいいのに[特別版] [DVD]

あの娘、早くババアになればいいのに[特別版] [DVD]

 
ぼんとリンちゃん DVD通常版

ぼんとリンちゃん DVD通常版

 

ここ二週間で観たDVDたち。
映画館ではここさけとヒロイン失格を観たよ。
舞台観にいかなくなった分今以上に映画観るようになっちゃうから結局娯楽費かかりまくるけど、割引とか駆使してる。

松竹系映画館(MOVIXとかピカデリー)のカードは1回観ると次1300円で観れるクーポンが貰えるし、次そのクーポンを使って1300円で観てもまたクーポン貰えるので有効期限を過ぎなきゃ無限にいつでも1300円で観れるので重宝している。しかも6回見ると1回無料鑑賞出来るので、コスパは抜群。
またMOVIXは毎週水曜のレディースデーの他に毎月1日・20日は1100円、平日の午前中1回目の鑑賞と午後8時以降の鑑賞は1300円と、安い値段で観れる時間帯や日がすごく多いのですごく魅力的。そして何よりわたしが唯一自転車で行ける映画館。終電気にせず0時半終わりとかの作品も観れるのが最高。

シネマイレージカード(東宝系)も松竹系よりは若干劣るけど、6回観ると1回無料だし、レディースデーの他に毎週火曜は1400円で観れたりするのでおすすめ。

それ以外の映画館を使う時はとりあえず上映前に近くの金券ショップに行くのがおすすめ。都心だったら大抵映画館の近くにあるはず。
勿論在庫の保証はないけど取り扱いがあれば大体1300円とかで前売り券が売ってるはず。
そんなケチくさい事の積み重ねでどうにか違う事にお金を使おうと頑張っている。そもそも観なきゃいいじゃんと言われたらそれまでだけど。

②漫画を読む
もうこれもヲタクじゃんと言われるかもしれないけど。
でもわたしは進撃とか読んだ事ないし、ハイキューも黒バスもよく知らないし、もう最近全然少年・青年漫画は読まなくなったな。
あと、余程好きな漫画家じゃなければ読めればいいやと思ってるので最近はますますレンタルコミックに頼りっぱなし。
地域によって漫画のレンタルやってるとこなんてないし!って方も多いと思うけど、TSUTAYAやGEOだとやってるところ増えてきてる。多分地域によって価格設定も違うと思うけどわたしが使ってるとこ(と言うか前の職場)は10冊1週間600円(税抜)だからネットカフェに行くより安いと思う。
取り扱いの数も店舗によってピンキリだから借りたいのの取り扱いがないって事も多いかもしれないし、逆に大きな店舗はいつ行っても借りたい作品が貸し出し中でイライラする事もあるかも。
セル本の取り扱いをしている店舗は出来るだけレンタルじゃなくて販売の成績出したいのでレンタル本は取り扱い少なめな傾向があるよ。 

いつかティファニーで朝食を コミック 1-7巻セット (BUNCH COMICS)

いつかティファニーで朝食を コミック 1-7巻セット (BUNCH COMICS)

 
9時にはおうちに帰りたい(1) (KCデラックス Kiss)

9時にはおうちに帰りたい(1) (KCデラックス Kiss)

 

最近借りてとってもよかった2作品。
いつか~は社会人女性に頑張ろうって思わせてくれるあたたかい作品だったし、9時にはは絵は下手だけど主人公2人にめちゃくちゃ共感出来る。ガチヲタって感じじゃないけど某DKより全然共感出来た。おすすめ。 

③手帳と戯れる
昔からとにかく手帳が好きすぎる。
手帳を使わないと管理出来ないような仕事なんてした事ないし、別に友達が山ほどいる訳じゃないからアプリで適当に管理すれば問題ないくらいの予定しか入ってないのに毎年手帳を買ってしまう。
さっさと新しいのが使いたくて9月始まりとかのを夏に買うんだけど、年末になると1月始まりのを買いなおしたりマジで無駄なことをしている。

マステとかシールとかカラーペンとかがすごく好きで、無駄に買いこんではこうやって少ない予定を一生懸命飾って満足してるのだ。

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毎年9月とか10月頃のマンスリーはこのようにカラフルで、上手い下手は置いといて所謂女子的な手の込んだページになってるんだけど1年間これを持続する事は困難で、1年後の夏ごろになるともう黒いボールペンで殴り書きになってる。切ない。

ここ数年ずっとAIUEOの手帳を使ってたんだけどとうとう1月始まりしか販売しなくなってしまったので今年は断念。年甲斐なくスヌーピーにした。
ほぼ月ですらまともに出来ないから絶対無理だと思うんだけどIGで素敵なほぼ日ユーザーをフォローしまくってたらほぼ日欲しくなってきてしまった・・絶対続かないと思って毎年毎年諦めてるけど自由時間増えたしな・・悩む。

④料理
急に一般人ぽさが出たな。
実家暮らしが長いので普段全く料理をしないんだけど、やっと最近するようになった。
クックパッドプレミアム会員になったんだけどほんと便利!!!!
母が栄養士と調理師の資格を持っているので(今は違う仕事してるけど)その料理を30年食べてきた父はわたしが何を作っても美味しいと言ってくれなくて、結婚するまでにその父に美味しいと言われてやりたい。
我が家は土日のどちらかに1週間分の食材を買い込むスタイルなので、土日休みになってその買い物に同行してこっそり自分で使いたい食材を買い物カゴに放り込んでる。ザ・パラサイトシングル。

これ母から好評だった。

⑤話題のスポットに行く
とは言っても別に日本発上陸のスイーツのお店に数時間並ぶとかじゃないよ。
ポップオーバーってなんじゃい。わたしにはエッグスラットが限界だわ。
この前はSHUNGA 春画展に行ったし、いよいよオープンするBOOK AND BED TOKYOにも早く行きたいし、立川まんがぱーくとかまだ行けてないし、ただ都心に出るのに1時間かかるから外出するのがめんどくさくて結局家で漫画とかDVD観ちゃう。

⑥銭湯に行く
お風呂入るのはあまり好きじゃないし(不潔)、家ではシャワーでさっと済ませちゃう事が多いけど、銭湯と言う空間が好きでたまに行く。
ちょっと大きいところだと入湯料と風呂上りのおつまみとお酒がセットで1000円とかのプランとかもあって、風呂入って出て一杯引っ掛けてまた風呂に入って出てアイス食べて帰るとか最高なんだよ。
でも銭湯は家みたいにお風呂の中に本とかスマホとか持ってく訳にいかないし長居するためにも友達と行ったほうが楽しめると思う。
東京巣鴨の極上癒し温泉「SAKURA」(サクラ)
↑ここめっちゃよかった!
浦安万華郷 大江戸温泉物語浦安万華郷
↑ヲタク御用達の大江戸温泉のグループだけヲタクがいなくてのんびり出来る。
ご飯が美味しいし中に焼肉屋とかもある。
おふろcafe utatane
↑オープン当時からずっと行きたいのに未だに行けてない。いい加減行きたい。
いかんせん交通が不便すぎる。

 

なんか結局暇なんだよね。
ヲタクからヲタク取ったらそりゃゼロになるわ。やる事ない。

今はとりあえず彼氏がいるから休日はあっちの家泊まって買い物したり美味しい物食べたり時間をもてあます事はないけど、別れた時いよいよわたし毎日超暇じゃない?どうしよ????

お金があまりかからなくて実益を兼ねててありがちじゃなくて男受けがいい趣味ってなんかないかなってずっと考えてるし周りの色んな人に聞いてるんだけどなかなかいい案が出てこなくてね。
手相占いとか覚えたらいいかな?男受けはよくないけど。
あともうとりあえず資格の勉強とか?あーーーもうわかんない。
何かいい案がありましたらわたしにプレゼンしてください。

唐突映画レビュー/図書館戦争 THE LAST MISSION

トピック「図書館戦争」について

色んな人と続編観に行こうと約束した気がするけど結局誰とも予定が合わず結局我慢出来ずに初日に一人で観に行ってしまった。

 

 

いやー・・・堂上教官抱いて。

これだけ話題になっていても正直岡田准一にはさほど興味ないし、むしろ最近は三大可愛い後輩とか言ってわたしたちの福士蒼汰を猫可愛がりしてる気持ちの悪いイケメンのおじさんと言うイメージしかないのだけど、堂上教官は紛れもなく王子様。
笠原だけでなく皆の王子様。図書館の王子様。トショプリ。

漫画とアニメしか観た事なくて活字は未読なんだけど、実写のキャスティングがわたしの中ではかなり絶妙。唯一手塚だけが若干イメージ違うんだけど(もっと短髪でスポーツマンっぽい子なイメージ)福士蒼汰と言うだけで許しちゃう。
岡田くんの堂上教官と奈々ちゃんの笠原のバランスが完璧すぎて並んでるビジュアルを見るだけで涙出そうになる・・・
小牧さんも腹黒笑顔の圭くんが完璧だし、柴崎にいたっては原作者が栗山千明をイメージしながら作り上げたキャラだと断言していてるだけあってイメージ通りと言うよりも原作者のイメージの具現化って事。
映画としての完成度も高いけど、この作品に関してはキャスティングによる加点がものすごく高くて漫画や小説が実写化される時に決まって文句を言う原作ファンを黙らせてるところが素晴らしいなぁと思う。


一作目もものすごく満足度が高かったんだけどどうしても書き切れない部分とかがあって続編があれば最高なのになーと思ったら今回続編と更にスペシャルドラマまで。2年間のうずうずをしっかり掬い取ってくれた感じですっきりした。
どこの層をターゲットにしているのかわからないけど少女漫画実写のような10~20代の女子をメインターゲットにしたいのであれば銃撃戦がちょっと長すぎるような気がしたかな・・上映時間の半分くらいは銃撃戦だった感覚。そんな事はないのかもしれないけど。
図書を、そして表現の自由の為に血を流して戦う、命がけで本を守り抜くと言うのがこの作品のメインテーマだからもちろんそこを適当に描く訳にいかない事はわかっているけどきっとわたしを含めたミーハー女子層はもっと堂上教官と笠原の恋愛模様をニヤニヤふがふがしながら眺めたかったと思うんだ。
一作目でも思ったけど臨場感を重視してるカメラワークが暗い中続くからとにかく揺れるカメラに酔う。1時間近くあの映像を見てるとちょっと気持ち悪くなる。
だからと言って遠目から撮ってもただの戦争にしか見えなくて図書戦の意味がなくなっちゃうけどね。普段一般人の憩いの場となっている平和で静かな図書館の敷地内で施設や本がボロボロぐちゃぐちゃになりながら撃ち合いをしてるところを撮る事にきっと意味があるんだけど。
あと今回は戦っているうちに日没を迎えてしまった事と図書館の電源を落とした中でなおかつ黒い服と黒い盾を使いながらひたすら銃撃戦を続けるので画面が暗くて何が起こっているのかわかりにくい部分もあったり。
岡田くんの生アクションは本当に申し分ない迫力と見ごたえだし、奈々ちゃんも相変わらず走り方はどんくさかったけど一作目と比べてすごく動けるようになっていたからちょっと暗かったのが残念だった。
この映画ってジャンルはアクションになるのかな??恋愛パートやドラマパートも多いけどやっぱり多分メインはアクションで、これだけ本格的な銃撃戦シーンが入っているので男の人や大人でも楽しめるんだね多分。

 

で、ですよ。恋愛パートですよ!!!
好きな作品だけどわたしは別に良化隊と図書隊の対立を描いただけの物語だったら正直こんなにきゃーきゃー言ってない訳だよ。
やっぱり堂上教官と笠原の煮え切らない関係を二人を取り巻く人たちとわたしたち読者がニヤニヤしながら見守るのが図書戦の楽しみ方な訳だよね!
堂上教官が瀕死の状態でのあのシーンは、海猿二作目の今にも沈没しそうな船の中でのプロポーズと同じくらいそんな事してる場合じゃないだろと突っ込みたくなるんだけどほんとにね、キュンとするんだよね・・・キュンとするとか死語かもしれないけどほんとにね・・・あの二人の関係はキュンとすると言う表現が最適なんだよ。きっと好きな人にはわかる!!!!
笠原のリアクションが本当に可愛くて、原作でも可愛いんだけどそれをあの細長くて見た目はクールな榮倉奈々ちゃんがやるのがほんとーーに可愛くて、堂上教官とのシーンの可愛さに会場の女子が一体となって笠原の背中を押したい気分になってた。声にならない笠原萌えの空気が映画館に充満してた。
カミツレデートも結局見せてはくれなかったけど完結した漫画の方はきっと皆のもっと見たいが惜しげもなく最後まで描かれているので気になる方は是非読んで欲しい。

堂上笠原カップルは大方満足なんだけど手塚柴崎カップルの描写はどう考えても足りなすぎだからな!!!!そこだけは文句言うからな!!!!!
蒼ちゃんか千明ちゃん側にNGが出たのか??あの名シーンが入ってないってどう考えても不自然ではないですか???
わたしは一作目を見た時から蒼ちゃんと千明ちゃんのキスシーンをずっとずっと楽しみにしてて、二作目の公開が決まってからは図書戦楽しみだなーじゃなくて手塚と柴崎のキスシーン楽しみにだなーって言ってたくらい楽しみにしてたのに。憤りを感じている。
映画観て漫画未読の方は観終わった後でもいいんで是非コミック読んでください。あと気になる人は「担保が足りない」で画像検索してください。なんでこれやらなかったの?!?!ってなるはず。一緒に憤りましょう。

小牧毬江ちゃんカップルはドラマでメインだったからそんなにシーンないとは思ってたけど太凰ちゃんの出番まさかの最後ワンシーンだけだった・・・キービジュアルにもいるし番宣番組とかにも出てたからさすがにもうちょっと出番あると思ってたんだけどあくまで映画の方の出番はおまけでドラマ版のメインキャラって扱いだったかな。
だから二作目観る前にドラマ版見た方が楽しめると思う。
観れなかった人は「もう子供に見えなくて困ってるよ」でぐぐれ。ついったに動画あがってるのとか見れると思うので。
あー圭くんかっこいいね。ほんとにかっこいいね。全然トライストーン所属っぽくないよね。ほんとにかっこよくていやらしいよね。ウォーターボーイズの安田くんの時はあんなに受けっぽくてかわいい少年だったのに気付いたら腹黒攻めに最適な俳優になってしまったよね。
その点では今作より一作目の方が堂上教官とイチャイチャしてるシーンが多くてよかったね。今回はあんまり小牧と堂上はホモっぽくなかったね。それが正解なんだけど。ちょっと一作目はおかしかった。わたしの目がおかしいのかと思って検索かけてみたけど世の中の一般女性にもそう見えてたみたいなのでわたしは一般女性だ。

 

図書館戦争の中は「平成」ではなく「正化」と言う架空の年号の時が流れていて、2019年、すなわち今から4年後の日本が描かれたフィクションなんだけど、実際表現の自由を守る為に武力行使する事なんて2000%ありえないなぁと思う。本当にそうなってしまったらどうしようってハラハラするような設定ではなくて、いい意味でも悪い意味でも完全に架空の話だなぁと映画を観ていて客観視してしまう。
でも作品の中で自らの命を懸けて良化隊と戦うタスクフォースは本当にかっこいいと思うし隊員たちの本に対する愛情や情熱を感じるとそれだけでぶぁっと鳥肌が立ってしまうようなシーンもある。
大人になってからはどうしても図書館にこもる時間もなくなって、移動中に活字を読もうと持ち歩いてても結局スマホいじっちゃってあんまり本なんて読まなくなっちゃったけど昔から本も図書館も大好きで、地元の図書館も毎日のように通っててカウンターのおばちゃんとは大親友だったし、学校でもずっと図書委員だった。
わたしはとてもじゃないけど良化隊の検閲に対抗するような事は出来ないけどやっぱり日本がこの作品の世界みたいに些細な表現が全て検閲対象になって好きな本や雑誌が取り上げられる国になったらとっても苦しいと思う。逆に皆グレると思う。
表現の自由で傷つく事も本当に多い世界だけど、それを取り上げられたら工場で作ったような量産型の同じタイプの人間が1億人以上暮らす何の楽しさもない国になると思う。他人や外部から受ける影響っていい事ばっかりじゃないけどやっぱり人生を豊かにする為には絶対に必要だと思うし、人間が生きていく為にはたまの誹謗中傷罵詈雑言もスパイスになると個人的には思う。

表現の自由があるから、個人的に書いているものだから何を書いてもいい、不快な思いする人は読まなきゃいいって言うのは違うと思うけど、やっぱりわたしはこうやって感じた事を自由に書く事が出来るこの国が好きだな。

コミック本編はレンタルで全巻読んだんだけど映画観てテンションあがったわたしは特別編をなぜか購入してしまった訳だ。

図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 1 (花とゆめCOMICS)

図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 1 (花とゆめCOMICS)

 

 これ読むと更に続編やって欲しくなってたまらない。
この前のドラマみたいな感じで恋愛パート多目で宜しく頼む。
皆が血だらけでボロボロになるのは連ドラで毎週続くと制作側も見る側も体力と気力が必要になるからほのぼのパート多目でいいから!!!
でも岡田くんの堂上教官は笠原に「お前今日めちゃくちゃ可愛い(コミックネタバレ)」とかあと30年くらいは言ってくれなそう。

 

ヒロイン失格まだ見てないんだけど早くしないと終わっちゃう・・・でもバクマンも俳優厨としては見とかなきゃいけない気がする。
俺物語もレインツリーも控えてるしさっさと消化しなきゃ。
とりあえず三連休最終日にここさけを見に行く予定。

転職しました

何度か仕事に関するモヤモヤをここに書いた事がある。
20代の仕事辞めたいなんて女子の痩せたいと同じくらいただ言うだけだったりするけど、ここから数年あんまりしっくり来ないままズルズル続けてて、しっくり来る日がやってくるならいいけどやってこないまま30歳を迎えてしまう事を考えると怖くて、やりたい事だとか好きな事だとかワガママ言える年齢としては今が限界だと思って夏前に退職を申し出た。
好きな事にチャレンジしたいと言うポジティブな理由と今の仕事が耐えられないと言うネガティブな理由半々くらいだったけど、前者をメインに訴えたらそこまで怒られず、社長を含めて上司も皆、最後まで家族のように応援してくれた。

業界は180°変わったけど、在学中少しだけ志したけどあまりに人気がありすぎて早々に戦線離脱した業界の某有名企業で働く事になった。
まぁ最初は派遣なんだけど。新卒だったら本当に優秀な人しか内定貰えないようなところだから社内の人は皆高学歴で頭の回転も早い。
正社員でなくなってしまう事への葛藤もあったけどしょぼい人生を送ってきたわたしみたいな人間でもこういう一流の人と働けるチャンスが生まれるのは自分にとってメリットなんじゃないかなぁと思い決断をした。

まだ入社したばっかりだけど毎日がすごく新鮮。
今までは15人しかいない下町の零細企業で働いていたからまず電車通勤が初めてだし(今まではチャリとバス)、首からかける社員証も初めてだし、ビルの中で働いてお昼はお財布持ってランチに出かけるのも初めてだし、フロアの掃除やトイレ掃除を自分たちでやらないのも初めてだし、100人以上の社員が同じフロアで並んで仕事をしている環境で働くのも初めてだし、朝礼がなくて人によって来る時間がバラバラなのも初めてだし(右も左もわからないのに入社二日目で早速入社したら同じ部署の人が一人もいなかった・・)、30歳手前にして初めてづくしで目が回りそう。

あと社員と派遣の区別をしない方針みたいでわたしはもっと雑務的なものをひたすらやるのかと思っていたけど技量に応じて社員と同じようにプロジェクトメンバーとかに入れられてプランの進行とかも任せていくつもりだと言われた。
前職で営業数字に精神的に追い込まれそうになったからもう数字には関わりたくないんだけど、今回は扱っている商材が自分の好きなものなので前職よりはまだ頑張れるかなぁと思ってる。甘いかなぁ。

あと人間関係も今のところは良好です。
前職も仕事は嫌だったけど皆いい人だったし、転職して人間関係が最悪だったらどうしようと考えていたんだけど杞憂だった。
あまりに皆頭キレッキレすぎて、下らない事とか理不尽な事を言う頭の悪い人とかイヤミを言ってくる人とかがいない。多分レベルが違いすぎるからわたしの事別にイライラしないんだろうな・・笑
高校生の時から色んな職場で働いてきたけど人間関係に悩まされた事ってほとんどなくて、そこは本当に運がいいのだなと思う。
自分がポンコツな分、周りにはそれを優しくフォローしてくれる人が自然に集まってきてくれるんじゃないかなぁと感じている。ポンコツ万歳。

あとは給料が増える。前職のボーナス込みの年収よりボーナスのない今の方が年収高くなるのは複雑。今はまだ出来る業務が少ないから残業はないけど残業が発生し始めると下手したら年収100万くらいあがる。テンションあがる。さっさと奨学金返そう。

今まではシフト制で退勤が21時だったんだけどこれからは土日祝休みで18時退勤になる。毎日19時過ぎには家に着けてお風呂入って夕食食べても21時って素晴らしいね。金曜日にはしゃげるって素晴らしいね。
彼氏とは休みが合うようになったけどNとはなかなか会えなくなる事だけが悲しい。

また始めたばかりで1ヵ月後担降りならぬ職降りしましたブログを書く事になるかもしれないけどとりあえず来週もまた頑張ろうと思う。

 

21時にやる事が終わってしまうので平日に映画DVDを見る時間がたっぷりあるのが嬉しい。21時に全て終わらせてそこから2時間毎日DVDを見ている。幸せ。
ここ1.2年全然作品数見れてないんだけどあと3ヶ月でどれだけ見れるか出来るだけ頑張ってみたい。 

スキマスキ [DVD]

スキマスキ [DVD]

 
さまよう小指 [DVD]

さまよう小指 [DVD]

 
カミングアウト [DVD]
 
すんドめ [DVD]

すんドめ [DVD]

 

とりあえずここ最近の若手俳優界隈を。
うん、まぁ特にそんなに面白いのはなかったかな。
えっちな町田啓太とかえっちな高崎翔太とかを見るだけならいいと思う。

 

仕事中ブログを書く事が出来なくなったので行進頻度は少なくなるかもしれないけど時間を見つけて書いていけたらいいなあ。
読者登録ありがとうございます。

唐突映画レビュー/ピースオブケイク

映画化される少女漫画はほぼ100%原作を読了している。
今まで原作読んだことないけど〜って見に行った作品はないんじゃないかな。
ピースオブケイクも読んだ事はあるんだけどいかんせん10年も前の作品だし、その後もジョージ朝倉の他の作品も沢山読んでるから映画化が決定しても、え、どの漫画?って感じだったし、普段ならキャストが発表されたらピッタリだとか全然イメージ違うとかギャーギャー言うのに今回ばかりは全然ピンと来なかった。
でもとりあえず多分原作読んだ事あるし好きな役者いっぱい出るし少女漫画映画だし観に行かねば、程度の気持ちだった。忙しくて原作読み直す時間もなかったしね。

映画が始まって5分、数年前に読んだ原作の記憶が一気に蘇ってきた。
あーこれか…よりによってこれか・・・わたしがジョージ朝倉作品の中で一番共感出来る女を主人公にしたのが今回のピースオブケイクだった。服飾学校を卒業していて、その後レンタルビデオ屋でバイトをしていて、仕事も恋愛もちゃんとしよう!っていつも思ってるのにどっちも適当になってしまって全部なんとなくで生きてきちゃって20代半ばになってしまう。
数年前のわたしにそっくりなんだ。
わたしに似てるのに、でも志乃はなんだかんだで好きだと言ってくれるイケメンがいて、わたしよりも多分幸せで、当時読み進めるのが楽しみでもあり辛くもあった。

ジョージ朝倉は普段使いの日常を少しだけ特別に描写するのがとっても上手い漫画家さんだなぁと思っていて、映画化されたらゆるい映像が続いて眠くなることを覚悟してた。ソラニン的なね。
でもそのなんて事ない日常を、映画だからって気張る事なくそのままの雰囲気で映像化されていて観ててとても心地が良かった。女性監督なのかなぁと思ったけど田口トモロヲさんなんだね。劇団めばち娘のシーンとか見るとなんか納得する。笑 

この映画、キャスティングが違う人だったらもっと白けただろうなってくらいメインの出演者たちの芝居が皆最高によかった。どのキャラクターも三次元の息が入るだけで原作以上に魅力的になってたんじゃないかなぁと感じた。
原作の大ファンだったらもっと色々文句も出てくると思うんだけど、なんとなくの記憶しかないわたしは多部ちゃんとあやごの志乃と京ちゃんがイメージに合ってるのかが判断出来なかった。でも志乃が多部ちゃんだったのはかなり意外かも。
多部ちゃんって素直で真面目で優等生みたいな役柄を多く見てきたからなんとなく付き合ったり、なんとなくキスしたり、なんとなくセックスしたり、旅行中に浮気が発覚して男湯まで浴衣のままずかずか入ってブチ切れたり、口が悪くて酒癖悪くてめっちゃ暴言吐いたり、志乃っぽかったとかそういう事より先に女優の多部未華子の今まで知らなかった魅力を沢山知れてよかった。

ていうかね、多部ちゃんと言う女優の存在は割と昔から知っていたけどピースオブケイクで初めて、多部ちゃんって実はものすごーーくエロいんじゃないかなぁと思った。本当に申し訳ないけど割と序盤から多部ちゃんの事をいやらしい目でしか見れなかった。
健康的な細さと言うか、なんか細いと言うより申し訳ないけど彼女ってなんとなく貧相な体つきで貧乳なイメージがある。現に北川景子中心に美乳会と言う貧乳美人女優の会があって新垣結衣戸田恵梨香らと一緒に多部ちゃんも所属してるって噂だけど・・
豊満じゃないから、古びたアパートの一室でブラトップ一枚でダラダラしてるのが逆にとってもとってもエロかったです・・・あやごとのラブシーン前も、ブラじゃなくてブラトップだからタンク脱がされると一気に上半身裸になっちゃうんだよねスッポーンて。それがもうとってもよかった。
家の外でも、仕事終わるの深夜なのにそんな薄着してたら変な人に襲われるよってくらい短いショーパンとかの時とかあって、わたしがヒゲ店だったらそっこー喰うわって感じだった。

ビッチとは違うんだけど、ちょっと押せばいけそうと言うか、ちょっと頑張ったらお持ち帰りして喰えそうな絶妙な隙があると言うか、あんまりそういうイメージが今までなかったのにそんな雰囲気をめちゃくちゃ感じられて、改めて多部ちゃんってものすごくお芝居上手いんだなぁと思った。

youtu.be
バイト先の同僚である川谷(菅田将暉)に飲み会のトイレで酔っ払ってキスされて「・・きもちい。」とか言っちゃうのも流れで深夜ネカフェに行って(ラブホじゃないとこが逆にエロい)ペアシートでバックで挿入されちゃうのとか、ほんとたまらなかったね!菅田将暉にネカフェでバックでやられる多部未華子って字面だけで興奮しない?

あやごも結構クールや役とかドライな役とか、すかしてるかっこいい役のイメージがわたしの中ではあったけど、今回は今までの役柄で言うと最高の離婚の諒みたいな感じだったかな。女からしてみたら言ってる事もやってる事も最低のクズなんだけど本人はそんなに悪気はなくて、だからこそ最高にタチの悪い男みたいな。
そこまで綾野剛大好き!!!って言う訳じゃないし、冷静に顔を見続けると特に好みの顔立ちじゃない事はわかるんだけど、光宗薫に「自分がされて気持ちいいようにしてみて・・・?」とか言って咥えさせてる姿はどちゃくそよかった。結局そこ。

まさきっすは、本当に役柄によってまとってる空気から変えてくるから本当にすごいなぁと思う。演技力の高い若手だったらもう窪田正孝染谷将太かまさきっすって感じだよね。頭の狂った役をやらせたら本当に若手一だと思うんだけど、今回の川谷みたいな今時の普通のイケメンをやらせてもめっちゃハマる。
あとあやごのキスシーンばっかりメディアだと取り上げられてるけど個人的には多部ちゃんとあやごよりも多部ちゃんとまさきっすのキスシーンのが萌えたしまさきっすのキスのが好みだと思った!

あとは桃李です。皆さんの桃李がオカマの役をやっています。
若手俳優ヲタとか特ヲタの人は天ちゃんを見る為だけにこの映画を観てもいいってくらいハマり役だった。あんまりお芝居上手いイメージなかったけど天ちゃんめっちゃよかった。
親友である主人公の前でいきなり「あいつ(彼氏)もネコだったのよおおおお!!!!なんでお互いお尻突き合わせなきゃならないのよおお><!!!」って泣き出すバリネコの松坂桃李見たくない?見れるから!
劇団めばち娘の劇中劇もやるんだけどそこでもかなり天ちゃんと言うか桃李の新しい姿が見れた。てかあの劇中劇のツチノコの嫁入り、実際舞台でやるらしいね。しかも天ちゃん役山本裕典。映画見終わった後知ったんだけどめっちゃ行きたい。
でも世界観マジで理解出来なかった。鹿殺しって基本あーいう感じなの?独特すぎ。なんか露出の高い服でソフトクリームをひたすらなめてるカップルの横ですごいかっこしたおじさんがセクゾコンで使うような薔薇がついたブランコに乗って「お前のマリッジブルーはそんなもんじゃないだろ?!」みたいな事言ってるんだよ。書いてて意味不明なんだけど見ても意味不明だから。実際やるとかマジで見たい。

主人公の志乃と同じように服飾学校出てレンタルビデオ屋さん働いてたのにうちのお店の店長は京ちゃんじゃなかったし同僚に菅田将暉みたいなイケメンもいなかった!!!
オカマの松坂桃李を親友に持ちながら店長であり彼氏でもある綾野剛の愚痴を同僚の菅田将暉に焼肉屋で聞いて貰い流れでキスをしてネカフェで関係を持ちたい人生だった!!!!

ピースオブケイク」と言うタイトルは、「恋愛とは、矛盾も多く含む至極面倒な行為だが、人に恋することはたやすいことである」と言う意味合いでつけられたらしいけど、多部ちゃんが劇中で口ずさむ(と言うか劇団めばち娘の舞台で使われてるんだけど)♪たやすいことよね~♪と何度も何度も繰りかえす歌が頭から離れなくなる。
きれいでベタベタなラブロマじゃなくて、頑張っているけどダメで、今度こそって思っても結局上手く行かなくて、全然皆が羨むような恋愛は出来なくて、もうこんな煩わしくて苦しい事ならいっそ辞めようって思うし、今度こそ優しくて誠実な人を選ぼうって恋愛が終わる度に決意するんだけど、それでも人を好きになる瞬間ってほんとに空気読まずに勝手にやってきて、もう二度とハマらないと思ってた過去好きになった男と同じような人をまたたやすく好きになっちゃう。
本当に志乃のダメっぷりと言うか、志乃のしょうもない恋愛っぷりに共感せざるを得なかった。志乃に共感出来ない生き方をしてきた女性には全く面白くない二時間なんじゃないかと思うけど、辛いと言うより痛い恋愛をしてきた人には胸を抉られる作品だったと思う。

天ちゃんが「恋愛でかっこつけてどうすんのよ!!!」って叱咤するシーンがあるけど、少女漫画原作には珍しく、かっこつけてない恋愛映画になってる。
でも割とかっこいい人は出まくってる。そんな映画でした。

舞台「こどものおもちゃ」

こどちゃ舞台、初日に観てきた。もちろんNと。
今回はばびっと組とまろちゃん組のダブルキャストで、どちらかと言うとまろちゃん組が見たかったんだけど(羽山が美少年だったから)Nがばびっと組の羽山が見たいと言うことで(コドモ警察エルメスだったからジャニヲタには有名らしい)仕方なくばびっと組にした。

いや、本当に、本当に申し訳なかった。
キャストが発表された時に羽山役合ってない!ぶす!!と大騒ぎしてしまい、誰が演じても文句言うだろうなと覚悟して見たんだけど、相澤侑我くんの羽山は最早
ただの羽山秋人だった。本当に、わたしが小さい時からずっとずっと憧れていて今でもリア恋の対象の羽山秋人そのままだった。
ストーリーでも勿論泣いたけど、目の前に実在している羽山秋人に、わたしは意味不明な涙が止まらなかった。テニスや忍ミュ見てため息を漏らしながら「ハァン…○○かわいい……」とか半泣きでつぶやいちゃうヲタクって頭どうかしてるなぁと今まで思ってたけど、わたしも今すぐ舞台の上に駆け上って告白してしまいたい気持ちになった。
長年2.5次元かじってるけど二次元で死ぬほど好きなキャラを舞台で見たことがなくて(デスミュに行ったら何か変わったかもしれない)、今更それを初体験した感じだった。

侑我くんのここが羽山

①顔
小花美穂の絵がキラキラしゃらしゃらなだけで、そもそも羽山はそんなにイケメンキャラじゃなかった。直澄くんは絶対に美少年起用しなきゃいけないけど、羽山は目付きが悪いフツメンなのではないかと思った。中学になってモテ始めるからフツメンよりはまぁイケメンか。中の上?上の下ってとこ?
侑我くんは死ぬほどイケメンで美少年!って感じではないし、写真で見ると鼻がおっきくて頰の余白が多めで全然イケメンだとは思えなかったけど、生で見たら普通の男子よりちょっといけてる男の子感が絶妙だった。
顔で言えばまろちゃん組のりひとくんの方が数倍整ってるんだけどとっても顔か可愛らしくてどちらかと言えば直澄くん系の中性的な顔立ちだよね。まろちゃん組は生で見てないので生で見たらりひとくんの事もリアル!とか言い出すのかもしれないけど。

②体型
わたしはコドモ警察は見てなかったけど、たった2.3年前のあのドラマの時と顔も背丈も全然違う。小学校高学年〜中学1.2年の頃って別人かって思うくらい変わる男の子いて、それこそ原作で会った羽山がニョキニョキ伸びすぎてて戸惑っちゃう紗南ちゃんに「そりゃこの歳で縮みゃーしねーだろ」って羽山が言うシーンがあるけど、エルメスしか知らない人は今回の侑我くん見たら多少戸惑うのではないかなってくらいサイズ感が違う。
調べると2013年末時点で144センチ、2015年頭時点で157センチって事で1年で少なくとも13センチ伸びてて、ブログでの157センチ申告から8が月経ってる今は多分160センチくらいあるんじゃないかな。
何なの・・・身長の伸び方もリアル羽山・・・・。元々ダンスがあんまり得意じゃないのかもしれないけど、ラストのダンスシーンできびきびクルクル踊る紗南ちゃんの横で長すぎる手足を持て余してあんまりコントロール出来ない感じでダバダバした動きをする侑我くんの姿がめっちゃ羽山だった。紗南ちゃんにつき合わされて無理やり踊ってるけど楽しくない訳じゃない・・的な表情でのモタモタダンス最高に羽山だった。

③声
これは完全にアニメの羽山の声をあてていた中崎達也さんのイメージなんだけど。彼もアニメ当時はちょうど14歳で声変わりの時期だった。小学生の声ではないけど完全に大人になりきってない少しかすれた声に当時小学生だったわたしは身もだえしていた気がする。
中崎さんにそっくりな声って訳じゃないけど同級生たちよりちょっと声変わりが先にやってきてる感じとか怒鳴り声とかの通りがあんまりよくない感じとかが羽山以外の何でもなかった。

④動き
マンガやアニメでは表現し切れない生身の人間の動き。人間が演じている羽山秋人を見るのは生まれて初めてだったけど、誰も正解の提示してくれない羽山らしい動きをあそこまで使いこなせるのは侑我くんがすごいのか、演出家の大内さんがすごいのかどっちなんだろうか。
上手から下手に移動する歩行1つであっても、少しだけ猫背で(でもその猫背も姿勢が悪い!って感じじゃなくて生きてる事に引け目を感じてる哀愁が漂ってる系猫背)胴が先に動いていやいや足がついてきてる感じとかとってもとってもとっても羽山。
あと授業を受けてる時にポッケに手を突っ込むときとか、他のシーンでもポッケに手を入れるタイミングが絶妙。
色んなシーンにときめいたけど五味政権を瞬殺する時に、紗南ちゃんから「一発だけなら許す!!」って言われて教室の後ろの方からゆらゆら出てきて腹パン食らわす一連のモーションがもう。今すぐ押し倒したかった。

⑤紗南ちゃんとのバランス
これはもう侑我くんがすごいと言うよりもあのキャスティングをしたネルケに300万くらい差し出したい勢いなんだけど、紗南ちゃんを演じてた小椋梨央ちゃんとのバランスがあまりに絶妙すぎて、隣に並んでるだけでもため息が出た。
中学生編になると羽山が伸びるから身長差が出てくるんだけど、小学生編では二人の身長はほぼ同じくらいで、体型(とか等身とか)もイーブンな状態がいいなぁと言う中で、二人とも顔が小さくて手足が長くて、似たスタイルなのに動きが全く違くて並ぶととっても羽山と紗南ちゃんだった。

⑥おしり
すばらしかった。それ以上も以下もない。

紗南ちゃん
羽山と言うか侑我くんの話ばっかりしてるけど、梨央ちゃんの紗南ちゃんもわたしの思い描く理想の倉田紗南だった。美少女なんだけどものすごく今風な顔の訳ではないと言うか、どの世代にも可愛い顔をしてると思われる癖のない美少女顔。でもまだ顔の形とかは子供でまん丸で。真顔になると大人っぽいのに笑うと目じりが下がってほっぺがぷっくりするの。芸能人オーラがばりばりに出ていると言う訳じゃなくて、街中にいて誰もが振り返る美少女ってよりも学年で一番目立つ可愛い子って言う感じがすごく等身大の紗南ちゃんだなぁと感じた。あと原作にはないアゴにあるホクロがセクシー。
梨央ちゃんにもし1つケチを付けるとしたら紗南ちゃんは乳の発育に不良があるのに梨央ちゃんの乳は順調に育っていた事だね。お前まだブラしてねーのかって羽山が言うけどいやブラしてるよって感じだった。
ペタンコだったら気にならなかったのに多感なお年頃の乳ばっかり見てしまってわたしは罪悪感でいっぱいだった。ごめん気持ち悪いおばさんで。

剛くん
あとは全ての笑いを掻っ攫っていった剛くんめっちゃいいキャラしてたね。羽山と紗南ちゃんに比べてあまりにも子供すぎてずっとNと「剛くん赤ちゃんすぎるwww」とまずそこに爆笑してたんだけど。まぁあそこまで子供にしなくてもいいのにとは思った。今回はメインの話がなかったから可愛くて面白い伊藤壮吾くんでよかったけど、もし今後続編で家の離婚問題とか亜矢ちゃんと付き合ったりとかするならもう少し他の子たちと合わせた背丈の子をキャスティングした方がいいんじゃないかなぁと思う。
あと紗南ちゃんがあまりに剛くんを下に見ているのちょっと気になった。まぁスッポン写真事件の時はちょっと子分的な感じでつかうし、たまに剛って呼び捨てにする事もあるけど紗南ちゃんはそんな剛くんをぱしりにするキャラじゃないし普段はくん付けだしね。

ゆんち
舞台上誰よりもイケメンってどういう事だ。あいつは誰だ。

恩多さん
われらが平ちゃん。大好きな青学五代目平ちゃん。
キャストが発表された時何の役をやるのかと思ったら恩田さんはじめめっちゃいい役ばっかやってた!田中先生とサムもだよね?
締め切り破るママを室内でおっかける「せぇんせぇ~~~!!」って言う時の座り歩きが完璧だった。別に恩多さんに神キャスト求めてなかったんだけどすごく恩多さんだった。続編にも出して!

玲くん
りぼんフェスタで見た時からすごくいい感じで安心して見れるなぁと思ってたけど思いのほかよかった。とりあえずテニミュキャスト出しとけば集客見込めるだろ的な感じでキャスティングされたとはじめは思ってたからほんとに一慶よかった。
ただ、コメディ要素を要所に入れたいからだと思うけどちょっとしつこかったかなぁ・・・別にそこで玲くん面白い事やる必要なくない?みたいなとこで出てくるから集中力がちょっと途切れた。

実紗子ママ
わたしは声優に疎いので、キャストが発表された時に皆が三石さん三石さんって大騒ぎしてた時にそんなにすごい人だと言う事はわからなかったんだけど、すごい有名な声優さんと言う事を抜きして女優さんとして理想的な実紗子ママだった。紗南ちゃんの実母と対面したシーンは原作だとひっぱたく前まではとても冷静に見えるけど、心の中では激昂してるって言う原作の静止画ではなかなか表現しきれない部分とかが舞台の上で可視化されてるあたり、あぁ舞台化の素晴らしいところってこういうところだなぁと改めて思った。
娘の私の内容の独白部分、ホワイトスクリーンにシルエットで進むあの部分は声優としての本領発揮と言うか、さすがだなーと。

チャックアップ
出演が決まった時、多分紗南ちゃんの芸能仲間的な位置で出るんだろうなぁと予想は出来てたけどその通りだったね。原作だとこどものおもちゃって言う、まぁさんまのまんま的なバラエティがしょっちゅう出て来てたけどそれ使えない代わりにピコピコハンマーの助?まぁ正直全くよくわからないけど毎回バイバイして次の現場でも会っちゃう紗南ちゃんとチャックアップ可愛かった。
風邪薬のCMがめっちゃ可愛かった。薬名忘れたけど。
あとは台詞を喋りながら紗南ちゃんとちちくりマンボを踊ってる姿がとっても愛らしくて、マルちゃんが紗南ちゃんと精神年齢同じくらいなのが可愛かった!
ビタミンLOVEは新曲かと思ってたけどよく聞いたらアニメの少六隊の歌だった。女の子丸出しの曲だったからアレンジ加えててチャックが歌うとちょっとおかまっぽかったね・・・
お知り合いが言ってたんだけど、どうせアニメの曲カバーするならウルトラリラックスがよかった!!!チャックだけじゃなくてエンディングで全出演者で踊ってもいいけどあの振付皆でやったらめっちゃ可愛かったのに!
わーたしの事だけみ・て・て・ね♡

 

コメディとシリアスの振り幅が半端ない作品だから1.5時間~2時間と言う限られた時間の中でどこのエピソードをやるのかすごく気になっていて、多分コメディパートとか紗南ちゃんと羽山の煮え切らない愛だの恋だのを多めでやるんだろうと思ったんだけど案外シリアスパートもがっつりあっていい意味で裏切られた。
前述の通り、羽山と紗南ちゃんが理想すぎて1.5時間ずっと泣いてた気がするんだけど、シリアスパート、特に家族の絆と言うテーマに絞った構成で原作で泣いたシーンで舞台版でもしっかりと泣かされてしまった。

家族にスポットを浴びた構成だったから羽山と紗南ちゃんと恋愛エピソードが少なかったのは残念だったかな。まぁそれやられたら多分わたし瀕死してたと思うけど。
このままエピソードなく終わるのかなと思ったらめでたしめでたしの後に社会化見学シーンがあってマジできょとんだった。あのキスシーンで終わらせるって事は続編がありそうな気がするけど・・・。

たまに「詳しくは続編で!」的な台詞があったんだけど続編やるのかなぁ。
続編やるなら麻子さん出してヒモ問題やって欲しいし、直純くんの君の秘密を知ってるよもやって欲しいし、もちろん水の館もやって欲しいし、クリスマスもやって欲しいし、風花との三角関係もやって欲しい!!!小森事件はさすがにヘビーすぎて無理だろうな・・「お前と離れたらダメんなるのは俺の方だ!!!」って泣きながら侑我くん羽山に言って欲しいな・・・
羽山の台詞で一番好きな「泣きたくなったら俺んとこ来い」は今回上演されたエピソード内での台詞だったから今後舞台で聞ける事はもうないんだろうな。悲しい。
水の館とかめっちゃやって欲しい。「わたしはきっと、本当は皆が思ってる程強くない。だけど頑張らない訳にはいかない!」が聞きたい。あと共演者に迫られる麻子さんを「これは俺のなんで・・」って連れて帰る玲くん見たい。麻子さん誰にしよう?!

わたしは普段2.5次元舞台を見る時は「原作知らないけど好きな役者が出るから観る」側の人間で、別にチケットを取った人が原作を知ってようが知らなかろうがそんなのどうでもいいし、作品を観る人に原作予習を強要したり原作未読での観劇はマナー違反だとはほざく原作厨の人は本当に厄介だと常々感じてきた。
2.5次元はあくまで舞台であって、原作厨の為だけにあるものではないし、どんなに原作厨に評判のいい舞台だとしても原作ノータッチの人にはさっぱり理解出来ない脚本や演出の構成になっているのはよくないと思う。舞台作品として独立していて、原作と言う存在がなくても一物語を楽しめる状況にして、なおかつ原作レイプをしない、原作厨を大切に思ってる作品と言うのが一番素晴らしい2.5次元舞台だと思う。テニミュが2.5次元舞台のパイオニアと言われ10年以上人気を保って来れたのはそれが絶妙だからで、原作を読んでなくてもきちんとストーリーが把握出来て、役者たちの素材の味を生かしながら再現するべき箇所は忠実に再現して、ただ「二次元を舞台上で上演する」と言う訳ではなくて「2.5次元としてそこだけを切り取っても成立する」事がとても大切なんじゃないかとわたしは思う。

今回、珍しく「原作知らないけど好きな役者が出るから観る」側の人間ではなくて「過激原作厨」と言う立場でこどちゃを観に行った訳だけど、2.5次元の作品としての出来栄えは正直微妙だったと思った。
もう10年以上何度も何度も、台詞をそらで言えちゃうくらい読み込んだ大好きな漫画だからどのシーンを見ててもピンとくるし感動したけど、こどちゃを知らない人が見たらあれ舞台としてレベルはどうなんだろう。
それぞれのエピソードは細切れになっているし、原作厨にとっては感動的なシーンであってもどこか泣けるのかわかんないって感じになったり(母と娘のシーンはともかく羽山家で紗南ちゃんが出るドラマの再現をクラスメイトがやるシーンはわたしですらこれで感動はないだろうと思った。なんで原作通りテレビの放送見させなかったんだよ)わたしですらくどいと思った玲くんやその他のギャグシーンは原作未読の人にとって不快以外の何物でもなかったんじゃないかと思う。
演技力に関しても、侑我くんも梨央ちゃんも羽山と紗南ちゃんとしては申し分なかったけど役者として見たらまだお世辞にも上手いと言えるレベルじゃなかったし他のクラスメイトの棒読み具合もうん頑張れ・・・って感じだったもん。

アニメの監督を務めた大地さんがそのまま今回舞台の脚本演出をしたって事で、わたしのような原作厨はアニメのままだ!漫画のままだ!って思えるシーンは作れても、2.5次元舞台としての完成度は低かったかなと思う。散々長文で素晴らしいとか言っておいてアレだけど。
原作とアニメをそのまま鷲掴みにして舞台の上に放り投げたところで2.5次元ぶたいは完成しないんだと言う事を実感したし、多分アニメばかりを手掛けてきた大地さんはその感覚がまだわからないんだと思う。

でも、やっぱりこどちゃと言う作品と付き合いが長い人だからこそ、作品に対する愛情は感じた。すごくこどちゃを大切に思っていて、いい物作るぞ!って言う意気込みはとっても感じた(少し空回りな結果になってしまったけど)。
最近は人気のゲームやアニメを適当に映画や舞台にして適当に人気のある若手俳優キャスティングしてコンプするのにいくらかかるかわからないランダムブロマイドとかガチャとかでとりあえず金儲け!みたいな制作も沢山いるからそんな人たちに舞台化されるよりはよっぽど幸せだった。

舞台としての出来栄えが微妙だからチャームの人たちとか一慶ファンとかにはボロクソ言われてるんじゃないかと思ったけどそんな事もないみたいでホッとしてる。
優待出てたくらいだから第二弾があるのかはちょっとわからないけど、また舞台の上で動く紗南ちゃんと羽山にいつか会える事を楽しみにしてる!

 

相澤侑我くんのヲタクにはなりませんのでご安心下さい。

占い信じる派の独り言

先日の記事のアクセスがちょっとだけバズっていてびびってしまった。
最近やっと更新しなくても毎日安定的に500アクセスくらいになってるなーと思っていた矢先に連日7000とか8000のアクセスがあった。
色々な意見も読みましたがまぁいち俳優厨のはしくれの意見と言う事で広い心で受け止めて頂けるとありがたい。

皆さんは占いって信じますか。
多分結構好きで有名店に占いに行ったりネットの診断結果を鵜のみにしちゃう人もいれば全く信用してない人もいると思う。
わたしは完全に前者で、些細な事で言えば朝めざましテレビの星座のカウントダウンで自分の星座が最下位だった時にはその日1日中テンションが下がる。めざましの歴代アナウンサーの「ごめんなさい○○座のあなた~」って謝られるの地味に切ない。別におうし座が最下位になったのは女子アナのせいではない。謝られるとなんかとっても悪い事が起きそう。

Twitterで度々色んな占いが話題になって、TLで当たってるー当たってないーって始まり、推しの誕生日とか勝手に入力して毎回キャッキャしてるんだけど、先日回ってきた占いがそこそこ当たっていて面白かった。

わたしは5月18日生まれ。「強靭なエネルギーで影響力を及ぼす人」
わたし自身もまぁ当たってると思うし、周りの人にも当たってると言われる。「強靭なエネルギー」「影響力が強い」と言うと聞こえがいいけどこれはいい事だけじゃなくて悪い事に関しても当てはまる事で、好きって気持ちも嫌って気持ちもわたしはどっちも抑えきれない。人に関しても物に関しても、好きだと思ったらその力を体に収めておく事が出来なくなるし、逆に嫌なものに関しても、自分が嫌悪感を持ったらそれが周囲の人にすぐバレてしまうくらい顕著にエネルギー放出されてしまう気がする。
だから、影響力を及ぼすと言うのはどちらかと言うと悪い意味で、嫌だ・辛い・落ち込んでいる・気分が悪いと言う負の感情をわたしは体全体に纏ってしまうから周りに悪い影響力を与えているとよく学校の先生からも言われたし、今の会社の人事考課でも上司に言われる。俗に言う「お前のせいで士気が下がる」と言うやつだ。

何ごともパワフルにこなすことができます。それがたとえ周囲や時代の流れに沿っておらず、反対の声が上がったとしても決してひるみません。いついかなる時も、自分が信じた道を突き進むことができる人です。
(中略)
実直なところが、周囲との摩擦を生むこともあります。また、自分の理想がしっかりとあり、湧き起こる感情のままに突き進む人ですが、高じると自分自身の欲求がそっちのけになってしまうくらい没頭してしまうところがあります。
勇猛果敢で、理想が高くはっきりとしているため、チームプレーが苦手なところがあります。自分の視野を広げるためにも、時には周囲の人々の意見を尊重し、聞き入れることも大事です。自分のやりたいことをやるためなら、周囲から何を言われてもひるみませんが、時には冷静に相手の言っていることを受け入れ、自分の糧にすることができるようになれば、人間的にも大きく成長することができるでしょう。

もうこのあたりものすごく当たってると言うか大体どの占いでも同じような事を言われる。パワーがあって自分を持っていて自分の好きな物にはものすごく一生懸命取り組める反面人の意見を受け入れずにワンマンで突っ走って周りが見えなくなる。
大人になってからは周りからの評価や批判には落ち込むしビビるようにはなったけどもっと若かった頃は「ウチはウチやし!!(misono)」みたいな感じで本名を2ちゃんに書かれてもコスプレ写真を晒されても全然びびってなかったなぁ。

あとは5月18日生まれの女の人生の運気バロメーター。 

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/a/a2oo879k/20150816/20150816174552.jpg?1439715028
総合運も金運も今まさに落ちまくってる所ではありませんか・・・
あーーテンション下がる・・・
恋愛運だけは今人生マックスみたいなんだけどあれでマックス?今の彼氏がわたしの人生に置いて最高の男って事????わたしのマックスの低さ半端ねぇな・・・

金運については大器晩成型です。若いうちは、経済的に困難な状況に陥ることもあるかもしれませんが、壮年期には非常に大きな財を築き上げることのできる暗示が出ています。手に職を付けて仕事をするタイプなので、生涯仕事に困ることはなく、物質的にも恵まれ、安定した生活を送ることができるでしょう。

 いやー出来たら今欲しいんだけど金運。経済的に困難な状況に今まさに陥ってると言うか高校生からずっとバイト含め仕事してるけど金銭的に潤ってた時期とかまずない。このお財布氷河期と言うか一人リーマンショックはいつまで続くの?
わたし55歳くらいで起業して成功とかしてしまうのか?別にババァになったら豪勢な暮らしとかいらないしのほほんと平凡な生活するから今お金下さい。

橙色 - 誕生日カラー - 七色の誕生日占い
どの占いでもアーティスト気質だから音楽家とか芸術家とか向いてるしどこかの組織に所属しながら働くよりも独立して自分で仕事をした方が成功するって書いてる。
どーなんだろうねこれ。
小さい頃からファッションデザイナーに憧れててその夢見がちな状態のまま服飾大学に進学したけど結局まともな技術を身に付けられず一般的な中小企業で売れない営業やってる30手前のわたしがこれからスキルを身に付けて第一線で活躍したり起業したり出来るとは到底思えない。
占いがなくても人生路頭に迷ってるのに占いにさらに引っ掻き回されてるなー。
信じなきゃいいじゃんって言われるけど中途半端に当たってるから困るよね。

 

相変わらず11月9日生まれを占ってしまうんだけどとにかく当たってるんだよねー。
情熱的で行動力のある活発な人ってそのままじゃん?

ヲタ卒ヲタ卒騒いでたけど忍ミュ学園祭には行っちゃう気がする。

「イケメン目当て」は悪なのか

先日、朝起きたらTwitterが荒れていた。
わたしが去年の夏から好きで見ている芝居の主宰兼脚本演出の根本宗子氏とD2(今はD-BOYSなの?)の土屋シオンの話題で荒れていた。
本人たちが黙秘を決め込んでいるので真実は誰もわからないけどもし本当だったらかなり頭はいっちゃってるかなぁって思う。

まぁそれは置いといて、シオンを応援していたファン何人かが今回の件でファン辞める、要するに担降りする!って言って、前から彼に対して感じていた不信感とか不満とかそういう事が今回の件をきっかけに爆発してしまったみたい。
その中で、「自分はD2の他メンバーとは違う、アイドル売りしてないって言う言動が腹立つ」みたいなのがあった。確かにシオンはここ最近サブカルじみてると言うか昔から好きだった音楽の方にも力入れたり小劇場出たりしてるし、需要に対応すると言うより俺は俺の好きな事をする、アイドル売りを求めるなら他の俳優にいけ、わかるヤツだけついてくればいい的な空気はあったのかもしれない。
実際に他のイケメン若手俳優()を見下してるのかは置いといて、そのイケメン売り・アイドル売りを馬鹿にしていたりそうなっている自分に納得いってない若手俳優は沢山いると思う。最近のシオンもそうだけど、ランガンの雄也なんてその典型と言うか、自分もアイドルグループに所属してて散々2.5次元舞台に出てきたのに2.5次元作品の事は死ぬほど馬鹿にしてるしテニミュの文句も言ってるし自分もイケメン俳優と言う管轄にいる癖にここ最近の顔売り俳優へのdisばっかりしてる。
そんな俳優を応援してるファンの中でも「顔目当てと思われたくない」「イケメンだから好きになっただけとか言われると腹が立つ」と怒っている人を良く見かける。

 

※当エントリーにおける「イケメン目当て」と言うのは「顔だけのファン」と言う事ではなく「顔がいいイケメン俳優が目当て」と言う意味です。

元々わたしは2DKが大嫌いなんですが(ここ太字にすべき?)この話を読んでほんとにきなりとこむぎとは絶対に友達になれないと思った。

「どうせイケメン目当て」と言われる事をなんで嫌うのだろうか。イケメン目当ての何が悪いの?その俳優を応援するにあたってどこが好きかなんて別に自由だし、「実力なんて見ようともしない薄っぺらなファン」って、実力を見ようとすれば薄っぺらじゃないの?何年経っても全く成長しない、卒業して何年も何年もテニミュデビューの時のキャラ芝居を引きずってる俳優に対して、「今日も相変わらず芝居はクソ下手だったけどとにかく今回のビジュアル最高すぎる!」って大満足するヲタクより「今日はあのシーンのここの台詞が云々」って毎回苦言を垂れ流してるヲタクのがいいファンなの?

自分の好きな俳優を客寄せパンダに使われる事も皆ものすごく嫌がるけどわたしたちヲタクにとっては大好きな俳優を見る機会が増えてハッピーだし本人は仕事が増えて自分の事を知らない人にも自分を知って貰える機会が増えてハッピーだし制作側は低コストでそこそこヲタク抱えてる若手俳優使って動員数確保出来てハッピーだしハッピーな事だらけだと思うんだけどな!!!

業界人でも、テニミュとか特撮出身者はまともな芝居も出来ないのに人気だけはいっちょまえで天狗になっててそういう奴らが蔓延すると演劇業界の品位が下がる!とかほざいてるおじさん沢山いる。でもそんな俳優たちが演劇業界からいなくなったらこの先演劇業界はどんどん衰退する。テレビや映画ですらどんどん数字出せなくなってきてる世の中で1回見るのに大体5000円以上はかかる演劇なんて見る人いなくなるよ。本当の芝居の素晴らしさ()がわかる人だけにしか見せたくないんだったらそれでもいいけどそれって10年も20年も絶対続けられないと思う。
2.5次元舞台は別にわたしも好きな訳ではないし、そもそも元になった二次元の作品を全く知らないからほとんど発表されても興味わかないんだけど、業界のおじさんたちが「演劇業界の品位を下げる」と馬鹿にしてる2.5次元舞台にどれだけ今の演劇業界が支えられてると思ってるんだろう。
確かに何年経っても一向にお芝居が上手くならない子も沢山いる。テニミュから3年ぶりに見る~成長してるだろうな~ワクワクって他作品見に行って全くテニスと同じ芝居見せられる事もある。でもファンサだけは神でなんかよくわからないけど年々着実にヲタクの数を増やしてる人もいる。
彼らは果たして本当に演劇業界にとって悪なのかなぁ。そんな事をずっと考えてしまっている。

演劇業界だけじゃなくて特撮業界も同じ。特撮業界は多分制作側と言うより特ヲタがわたしたちみたいな中の人目当てのヲタクをすごく見下すし、中の人にキャーキャーしてるママたちを邪魔だと思ってる。前にヲタクな事で有名な女優の山本美月ちゃんが「電王は声優目当てで観てました」と発言して特ヲタが激怒して炎上した事もあった。
イケメン俳優とかテニミュOBを出す事が横行して特撮としてのレベルが下がってるとか脚本が腐女子に媚売り過ぎとか。逆に中の人目当てで映画の舞台挨拶は全通、ファイナルツアーも全国行脚してる人たちが「茶の間で設定とか技術効果云々を熱く語ってる特ヲタよりよっぽど業界の為になってる」みたいな反抗をして結局特ヲタと中の人の追っかけはますます険悪ムードになったみたいだけど・・・。

ある1つの作品があるとして、その作品を何目的で観るかなんてチケットを買った本人の自由じゃん?
役者のファンかもしれないし、元々原作が好きなのかもしれないし、衣装さんのファンかもしれないし、振付師のファンかもしれないし、演出家のファンかもしれないし、同じチケット代を払ってるんだからどこ観るかなんて誰にも言及されたくない。
それをマンガの中できなりも言ってるけど、でも自分たちは「イケメン目当て」と言われるとプライドが傷つくんでしょ?大変だねぇ。生きづらいねぇ。

芝居が上手い・歌が上手い・ダンスが上手い、役者の魅力ってそれぞれ色んな事があるけど、「顔がいい」って言うのはなんで一緒に並べる事を許されないんだろう。芝居に顔は関係ないからって事?その人の芝居や声に商品価値があるなら顔だって十分役者として商品の一部だと思うんだけど。

D2の三津谷さんがね、演出家の中屋敷さんに「どうせ俺なんてただのイケメンでチケット売る為の要員としてしか起用してもらえないんだ」って愚痴ってたらしいのよ。でもね三津谷さん、チケット売る為にあなたは大事な人なんだよ。芝居で評価されたかったらチケット売る為だけに起用してもらった作品で自分の力を発揮すればいいじゃん。いくら芝居が上手くても客寄せ出来る人気がない人はその上手い芝居を評価してもらえる舞台すら用意して貰えないんだよ。客寄せだろうがなんだろうが立てる板を用意して貰えるって事はそこから先は自分次第じゃん。イケメン俳優たちは顔がよくて、ファンが多い事をまず幸せに思った方がいい。芝居が上手くても全然人前に立てない無名の若手俳優は多分イケメン俳優たちの事をろくな芝居も出来ねー癖にただ顔がいいからって舞台呼ばれてるってひがんでると思うけど、仕方ないよ。だって彼らは顔がいいだけでファンがつくんだもん。
顔で売れないなら実力をしっかりつけて業界の人が自分を見つけてくれるのをじっと待たなきゃいけないし、顔でしか売れないなら顔目当てのヲタクが離れていかないように努力して努力して役者としてのレベルを上げていかなきゃいけないし、どっちが上とかなくどっちも辛いよ多分。
そこに拘ってたらイケメン俳優は顔だけ俳優で写真集出して福家書店で握手会して年に2回ファンミするだけで人生終わると思う。

D-BOYSの荒木くんは、昔わたしが好きだった時はまさにアイドル売りへの嫌悪感が半端なくて役者だから歌はやらない、アレはやりたくないって我儘ばっかり言ってた。でもわたしが荒木くんから離れてる間に気付いたらD☆DATEになって歌手デビューしてて気付いたらソロデビューもしてて2.5次元舞台にもばんばん出て、7年くらい経って久しぶりに舞台で見たらものすごく柔軟性のある素敵なお芝居をする役者さんになってた。彼に何があったかはわかんないけど自分のポジションに悩んでる若手俳優こそ来た仕事選り好みせずなんでも受けたら役者として何か得る物があるんじゃないかなぁと思う。
もしかしたらダイエットインストラクターとか新たな道が開けてくるかもしれないしね。オチョ!!!!!

 

天才的に芝居のセンスがあったりダンスや歌の才能があったりする人が第一線でキラキラする世界ではあるけど、イケメン売りされている事に悩んでいる若手俳優の皆さんはイケメンとして自分の顔が商品になる事を誇りに思っておくれ。
そんなイケメン俳優を追っ掛けてる人たちは「所詮イケメン目当て」と思われる事を嫌がらずに大好きな彼が小劇場の客寄せに使われたらホイホイ見に行こう。前列保障+日替わりブロマイドプレゼントと言うプレミアムシートで金づるにされたらポンポン金出そう。「あ、この俳優金儲けに使えるな!」って偉い人に思わせたら勝ち!って言うゲームだと思って追っかけを楽しんだらいいと思う。

わたしは今年の夏~来年にかけて俳優厨VS原作厨のバトルが激化するんではないかと思って無関係ながら今からヒヤヒヤしている。
テニミュはもうそこが一体となってるって言うか許斐剛と言うおじさんの元にテニスのヲタク皆兄弟精神で集まってるじゃん?だけどこれからハイキューがあってとうらぶがあってヘタリアまで発表されて・・自治厨同士の大バトルが繰り広げられるんじゃないかと思う。
多分俳優厨は観劇慣れしてない原作厨の観劇マナーにブチ切れるだろうし(テニスや忍ミュだって昔は劇中ナンバーが始まると立ち上がって踊り出す人とか客席降りしたキャストに抱きつく人とかもいたんだよ・・)原作中はこんなのわたしの好きな〇〇じゃない!!!あの人が〇〇役とかありえない!!って発狂し出すし、大好きな〇〇役をやってた事がきっかけで××と言う俳優のヲタクになった二次元畑から来た新規と元々××の事が好きだった古参がまた不毛な争いをするんだろうなぁ・・・ア―――――懐かしい!!!!
喧嘩はほどほどに、「舞台を見る」と言う行為が今後もっと若い子にとって熱くて敷居の低い行為になってくれたらいいなぁとただの庶民として祈っています。

 

【追記】
三津谷さんファンへの考慮が足りないと言うご指摘を受けたので該当の記述は消しました。申し訳ありませんでした。ただわたしは三津谷をdisったつもりは全くなくて、Dボのイベントのプレゼント受付をしている頃から彼の事は本当に低姿勢で愛想がよくて芝居に対して真剣で誠実で素晴らしい役者さんだと思っています。
同様にしてランガンの雄也に関しても怒られたんですがランガンに関する別エントリーを読んで頂ければと思います。