ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

唐突映画レビュー/ちはやふる

下の句が始まってから映画館で上の句観て、そうこうしてるうちに下の句は終わっちゃってDVDで観た。
原作は途中で離脱してしまったんだけど、レビュー観ると少女マンガ原作にしては老若男女幅広い層から評価されているのが気になって鑑賞。

いやーー面白かった!
今年はあんまり外れ映画に出会ってなくて、どの作品も面白かったって感じるけど、こんなに胸が高鳴った作品は今年初めてかも。
観ながら抱える感情がいつも観てる少女マンガ原作とは違った。
萌えるとか胸キュンとかじゃなくて、天気のいい日に思いっきり広くて長い道をダッシュしたくなるような清々しさ。

広瀬すずちゃんはただ可愛くてチヤホヤされてるだけでしょって思ってたけど、千早の競技かるたに対する愛や情熱が、喋ってないのに目から伝わってきて顔のアップになると思わず息を飲んだ。
野村も、はじめ太一が野村って決まった時に暴動起こそうかと思ったけどちゃんと太一だった。
新への罪悪感、千早への気持ち、複雑な男子心をとっても器用に演じてたなぁと。
矢本悠馬くん、森永悠希 くん、上白石萌音ちゃんのお芝居も最高に光ってました。
机くんのシーンとか泣いてしまった…。

下の句は上の句を観た時ほどの衝撃はなかったものの、かるたを通した人間模様、人に影響されて動かされやすい高校生の信教の変化がよく描かれていてよかったと思う。
予告であれだけ引っ張っておきながら松岡茉優ちゃんの出番の少なさよ。

彼らの過ごすキラキラな日々はもうわたしにとっては戻れない過去だけど、

大人になってもあの前向きで泣いたり笑ったりして色々頑張る気持ちは忘れないでいようと思えるとてもいい作品だった。
続編が楽しみ。

わたしのブログ読んでくれてる方は知ってると思うけど、わたし野村が好きじゃないんですよ。いや嫌いな訳じゃないんだけど、いけ好かないんですよ。
デビューしたてのころはあんなに初々しいおこちゃまだったのに今人気になってドヤってる感じが。お前あのころの可愛さはどこ行ったんだよって感じで。
でもちはやふるの野村は本当にいい野村だ。

「今の俺にはちはしか見えない」
野村にときめくなんて一生の不覚だ。

月刊「根本宗子」第12号/忍者、女子高生(仮)

この夏でこの公演から2年経つんだけど未だにアクセス数が伸び続けている。どうやらTwitterのシオンの炎上まとめみたいなものの中に入れられてるようだけど、わたしは別にシオンの事も根本さんの事も全然嫌いではないし、根本さんの事はメンヘラだとは思ってるけど本当に同世代としてものすごく尊敬出来る才能を持った変人だとも思っているので、叩くつもりは全くないです。
まぁ二人がつきあってる事が本当に事実だとしたら気持ち悪いなぁって思うけど、気持ち悪いなぁと思う事と嫌いって感情はちょっと違うよね。

 

って事で12号観てきた。一緒に観に行ってくれる人がいないから毎回一人なんだけど、根本宗子の書く話はわたし一人のキャパじゃとてもじゃないけど咀嚼しきれないし、かと言って違う価値観を持つ人や解釈違いの人と話をするとそうじゃねえんだよおおおクソが!!!!って発狂しそうになるから難しいんだよね。
わたしのクローンと連番したいよ。

 

わたしの稚拙な文章じゃあらすじすらまともに説明出来ないんだけども、今回はいつもとはちょっと違うテイストだったなぁと思った。
まぁ『いつもとは』ってまだ数作品しか観てないけど。
今までの作品は基本的に男女の恋愛の縺れがメインになってたと思うんだけども、今回は「男」と「女」ではあるけど恋愛と言うよりも歪んだ家族愛と言うか頭のおかしいファミリーものだった。
去年のもっと超越した所へ。と全く同じ女優4人・俳優4人が演じてたんだけど前回と全く配役や関係性も違うし、何より全員とっても上手いので全然前作とかぶるなぁって感じる事はなかった。

安曇野(アズミノ)家の母(離婚した為父は不在)、長男、次男、三男、長女、長男の嫁(同居)、次男の嫁、三男の嫁、長女の担任(24歳)と言う登場人物構成。

出演者が8人なのに登場人物が9人いるのは、母役を、外出中などの設定の長男・次男・三男が交代交代で演じてたから。息子たちに自分の事をみちこと呼ばせ実子なのに男として見てる超超息子を溺愛する母、そんな母に育てられ自分の嫁よりも母を優先し、母を愛する超マザコン息子3人。
そんな頭のおかしい母と兄貴3人と同じ家で暮らしこの家は狂ってる!わたしはお前らとは違う!と反抗し続ける末娘。
そんな末娘の担任と、母が結婚する事になり、娘は「先生は母ちゃんにだまされてる!娘の担任と結婚しようとする母親も教え子の母親と結婚しようとする先生も頭がおかしい!」と大反対し、息子たち3人は大好きな母親を若い男に取られてしまい「あいつは結婚詐欺師だ!!みちこが死んだら豹変して遺産を根こそぎ奪おうとするんだ!!」と違う理由で大反対する。
とまぁそこまでは胸糞悪い狂った家族物語なんだけど、ラスト数十分がやっぱり根本宗子の書く作品だなぁと言う感じ。
意味わかんないっちゃ意味わかんないんだけどね。
毎作品ラストに向けた怒涛の展開を見ると彼女は本当に今の演劇をぶっ壊したいんだなって言うのが伝わってくる。
見慣れてしまうとキタキタキター!って感じなんだけども、見慣れないと本当に唖然とする。意味わかんないから。
ラストがあってこそ楽しい作品として成立するけれども、今作品はここ数作品観た中で最も胸糞が悪く、とてもじゃないけどウキウキした感情も持ち帰れる状態ではなかった。

良かった舞台作品って、何度でも見たい良い作品ともう二度と観たくない良い作品があると思うけど、忍者は完全に後者で、とってもよかったけどもう一度観ろって言われたら丁重にお断りしたい。

普段のねもしゅーに出てくるクソ男たちは身近にもよくいるし、死ぬ程クソだと思うしマジで消えて欲しいと思うけど気持ち悪いって言う感情はあまり抱かない。今回の安曇野家の3兄弟は、とにかく生態を目の当たりにすると気持ち悪くて吐き気が止まらなくなる感じ。
行きすぎたマザコンってこんなに気持ち悪いんだ。実の母親を女として見ている男ってこんなに気持ち悪いんだ。

ウエッてなるエピソードは沢山あったし三兄弟もマジで気持ち悪いんだけど、さくらの担任が安曇野家の母親に惚れて結婚をした理由が、死んだ母親にそっくりだったからって言う最後のテポドンマジやばい。
シオンは芝居特別上手いとは思わないけどこの異様なまでの母親への執着心、心底気持ち悪くてとってもよかった。自身の異常性を全く自覚していない感じ、恐ろしさすら感じた。
結局安曇野家の母親も亡くなってしまい、最後はその愛情の矛先が教え子にさくらに向かうとこ、背筋がゾッとした。
同じような役しか出来ないと思ってたし、演技プランは前回のクソ男たちと割と同じではあったけど今回の役はとってもシオンに合ってたと感じた。わたしは嫌いじゃなかった。

わたしはこの8人のバランスがとてもいいなと思う。
根本さんも今まで観た役は割と実在したら仲良くはならないだろうなってタイプが多かったけど、今回の女子高生役は「わたし実は忍者なの」とか言って自宅内に隠し扉とか作ったり畳の裏に隠れてたりとっても変な子だったけど、とっても常識人で、高校生としてのワガママなとこや可愛らしさもたっぷりでよかった。何より根本さんが女子高生に見えた。笑
梨木さんもあーぽんも色んな作品観る度にどんどん好きになっていくなぁ。二人とも毎回担当するのは同じような役柄だけどそれが毎回ぴったりで。
梨木さんは世界を飛び回るバリキャリの役だったけど海外電話するシーンですげー適当な英語しゃべっててめっちゃ面白かった。「あーあの草間彌生のパクりみたいな水玉よ。だから!!!YAYOI!!!KUSAMA!!!」って言ってたの最高だった。喋り方がツボ。
あーぽんはいつも頭の悪いギャルの役だったけど今回はちょっと違くて、一番やりづらい三男の嫁で、「上二人の嫁は全然子供産む気なさそうだからなんかポンポン産んでくれそうなあんたを嫁にしたのに女ばっかり産みやがって」って男の子の孫を産む機械としか姑思われてない観ててとっても心が痛む役だった。でもそーいう役も上手いなぁって。なんかいつも以上に安易な感想しか出てこないけど、あーぽんの顔もお芝居もとっても好きです。

不快だったって連呼しても作品として良かったと最後に言えるのはちゃんと不快なお話の後に根本宗子が根本宗子テイストをしっかりぶつけてくるからなんだけど。
本編で胸糞がめちゃくちゃ悪くなって今すぐにでも劇場を出たいと思っていたところでぶち込んで来るはちゃめちゃ展開はやっぱり最高だった。
あのシーンがないと、ただひたすらリアルで、観客の女性に不快感と結婚してもお先真っ暗感を突き付けて終わってたと思う。でも、きちんと最後に会場を出る時には「芝居を観た」って言う気持ちにさせてくれると言うか、現実と演劇の線引きをきちんとしてくれる構成にわたしはいつも救われている気がする。

スズナリでがっつり戸建てのセットを組んだ上でその中で殺陣をやるって言うのはあまりにも強引すぎると言うか立ち回りをするキャストたちがかわいそうになったけど。
わたしがねもしゅーを知るきっかけになったわた女以外の作品は基本的に最後は笑って会場を出られている気がする。
多分本編中は泣きそうな顔で眉間にシワ寄せて周りの笑ってるオッサンを心の中で刺しながら観てるけどね。

やっぱり相変わらず客層は老若男女本当にバラバラで、観ながら考えている事もバラバラで、そんな人たちと同じ空間で、しかもあの狭さの中に詰め込まれて同じ作品を観るのは今回もかなり拷問だった。
ねもしゅーの常連さんから聞いたんだけど、わたしが目の敵にしている全く笑えないシーンで手を叩いて爆笑しているオッサンは毎公演同一人物らしい。わたしは毎作品1回しか観に行ってないのに毎回同じ日に当たってしまって余程観劇日がかぶるんだと思ったら基本毎日いるらしい。
今回は、男の子の孫が欲しい安曇野母に、「今回(第二子)も女の子なの?あなたなんで女の子産むの?あれだけ男の子産んでちょうだいって言ったわよね?女の子はいらないの。可愛くないから」って頭からお茶をかけられる三男嫁(妊婦)のシーンで爆笑していて殺意が止まらなかった。こういう奴が嫁にモラハラ働くんだろうな。まぁ多分童貞だろうけど。
女を侮蔑するようなセリフやシーンで決まって大爆笑しているあのオッサンをわたしはいつか上演中に刺してしまうんじゃないかと本当に心配。
女限公演作ってくれないかな。うるさいし席からはみ出てるし臭いオッサン多すぎて・・・皆同じお金を払って観てるんだから客層にケチをつける権利なんてわたしにはもちろんないんだけど、ねもしゅーの客層が苦手すぎる。
ねもしゅーの後にイケメンワラワラ舞台観ると安心する。観劇慣れしてない原作厨の私語とか携帯いじりよりも頭に来る。マナー違反は注意出来るけど何も悪い事してないオッサンには注意出来ないからね。

 

根本宗子と言う同世代の頭のおかしい鬼才に出会ってから2年が経って、数作品観てきたけど、どれが一番よかった?って言われてもやっぱり初めて観た私の嫌いな~が一番なんだよなー。あれを越える衝撃にまだ出会えてないな。
題材も題材だったから多分一般客よりも感情移入出来たと思うし他の作品よりもかなり有利だと思うけど。

 

秋、遂に本劇です。
しかも主演橋本愛ちゃん!あの橋本愛ちゃん!!!ユイちゃん!(あまちゃん過激厨)
大きくな劇場であの色のお芝居をやるのってどうなんだろう。まぁ主演も有名人だしキャパ大きくするから内容ももうちょっと商業演劇に寄せてくるのかもしれないけど。
でも商業演劇に寄せたらめっちゃ白けそう。ちょっと心配。
この作品の前身になる「夢も希望もなく」は残念ながら観れてないんだけど、観に行った友達から好きそうと言われてるのでめっちゃ楽しみ!!!!!

ねもしゅー仲間が欲しい。

やっぱり君が、NO.1

※へいせいじゃんぷの話はしてません。

 

R-1グランプリが終わった。

横澤夏子がこの一年、色んな努力をして目指してきたピン芸人の頂点を決める戦いが終わった。
結果として、なっちゃんは優勝出来なかった。
と言うか、ファイナルステージにすら行けなかった。
ハリウッドザコシショーと言う勢いまかせのおじさんに、なっちゃんは負けた。
いや、ザコシショー絶対笑うもんかと思ったけど結局笑ってしまったけど。悔しい。
もう巧妙と言う言葉とは真逆の芸風で、圧だけで会場の空気を全部自分のものにする、若手じゃ出来ない力技だ。
あれも技術と言えば技術なのかもしれないけど、あーいう芸風が勝ってしまう昨今のお笑いはどうなのかとは思ってる。
わたしはやっぱり作り込んだ頭のいいネタのが好きだなぁ。
 
決勝前日、なっちゃんは初めて新宿のルミネで単独公演をやった。
キャパの小さな渋谷の無限大ホールで10ヶ月くらい毎月連続でソロイベントをして、その間にモノマネ番組で優勝したりテレビで見かける事もだんだん多くなってきて、夏頃わたしがそのイベントに行った時はゲストを呼んでも半分しか埋まってなかった無限大が最終回は立ち見も出る程満員で、ルミネの公演もあっという間にチケ完売したと聞いた。
10本くらいネタをやってくれたんだけどほとんどが新作で、着替え中に流れる映像も面白かったし2時間ほぼ丸々コントをやってくれた単独は本当に本当に面白かった。
 
今回無限大ホールの方のイベントのリピーター特典で、楽屋に入れて貰う事が出来た。
R-1の決勝前夜だし、イベントが終わった時点で22時過ぎてるし、きっとわたしたちなんかを構ってる時間なんてないはずなのに、なっちゃんは30人強のお客さん一人一人としっかりお話をして写真まで撮ってくれた。
 
前日に単独公演を観て、楽屋で直接エールを送れたわたしはその時点でなっちゃんが優勝するイメージしかできなかった。
なんの根拠もないけど、今年はこの子がきっと頂点を取ると言う自信があった。
 
でも、ダメだった。
何度も何度も準決勝止まりで、小道具に使った自転車に乗って雨の中泣きながら会場を後にした年もあると言ってたけど、(R-1は準決勝まではセットの搬入搬出は自力でやらなきゃいけないらしい)今年は優勝候補と色んな所で書かれてたし、事務所自体で今年一番押してる芸人ってメディアで露出させてたから本人も今年はいけると思ってたんじゃないかと思う。
わたしはファンの立場でこんなこと言うのはアレだけど、今年が無理なら来年はきっともっと難しいんじゃないかと思ってる。
まぁそんな事言ったら安村とか厚切りジェイソンとかもっと難しいと思うけど。
 
R-1の放送日、わたしは夕飯の支度を中断してテレビの前でドキドキしながらBブロックのネタを見守った。
セットを見た段階でなっちゃんが何のネタをやるのかわかって、「よりによって決勝で何でこのネタチョイスしたの?」って思った。
あのレストランで幸せを隠しきれない女は無限大でも観たし、前日のルミネの単独公演でも観たんだけど、正直わたしはあんまり面白いと思っていないネタだった。
まずうける年齢層がかなり限られている。スーツ着た彼氏にきちんとめのレストランに誘われてめちゃくちゃ期待して先走って勝手に浮かれちゃう女の気持ちなんておじさんにはわからないと思うし、しかもあのネタって最後は結局ハッピーエンドな訳じゃん。なっちゃんのネタが好きな人ってそんな幸せな女を見たい訳じゃないと思うんだ。
なっちゃんの得意とする、「よくいるちょっと鼻につく女たち」はそもそも限りなく女性向けだと思うし、それも多分学生~30代くらいまでにピンポイントで支持されるネタだと思う。だから男女問わずに観られたり審査員に大御所芸人がいたりする場では全員から評価されるのは難しいんじゃないかと思ってていて。素人が偉そうに申し訳ないんだけど。
そんなネタの中でも男性や大人にも十分に笑ってもらえるようなネタは沢山持ってるのに、あえて受ける層がかなり狭まるあのネタをチョイスした理由が素人のわたしにはちょっとわからなかった。
子供2人を動物園に連れてったけど言う事聞かなくてイライラしてるお母さんのネタとか超面白いんだけどな・・大人受けもいいと思うし。
いうか、一つのネタをやるには4分と言う長さはなっちゃんには長すぎたんだと思う。短ければすぐオチに持ってけるけどあれだけ長いとどうしてとシチュエーションドラマみたいな時間が伸び伸びになっちゃって観客が飽きちゃう気がする。
ライブだと20秒未満のネタを50連発くらいやってくれたりするんだけど、ネタによって完成度の差はあるけどそれのがよっぽど面白かった気がする。

それでもお茶の間投票は1位だったんだけどね。どんなにお茶の間で受けても審査員の力で全部変わっちゃったね。
なっちゃんに嫉妬してる(程評価してる)と言ってた清水ミチコすらザコシショーに入れてて、芸人界って世知辛いなと感じた。
 
なっちゃんの方が面白かったのに!!!」って悔しがりたかったけど、「普段のなっちゃんはこんなもんじゃないのに!!!」って言う悔しさが残った。多分R-1は普段お笑いに興味ない人も沢山観てると思うし、勝てなかったとしてもなっちゃんってこんなに面白いんだよって色んな人に知ってもらえるチャンスになって欲しかったなぁ。
本人が一番悔しいと思うけどなかなかわたしも悔しかった。なっちゃんを好きになって1年未満のド新規がこんな事を思うんだから、20歳の頃からなっちゃんを知ってる人からしたらたまらないだろうな。
 
Bブロックでザコシショーが勝ち残る事が決まってCM入る前、音声は入ってなかったけどなっちゃんがカメラに向かってずっと「ありがとうーありがとうー」って口パクしててわたしはとっても苦しくなったよ。
 
なっちゃんは優勝する事しか考えなかったので賞金の500万が入ってくる事を想定して先日13万円のレコーダーを買ったんだよ。
そのお金をすぐに回収出来るように、今後も沢山仕事が入ってくる事を願ってる。
 
優勝は出来なかったけど、わたしの中ではなっちゃんがダントツガールだったよ。
知念ちゃんみたいにしっとり「やっぱり君が、NO.1」ってよりは、「君がNO.1だああああああ!!!」って大ちゃんよりも大きな声で全世界に向かって言いたいよ。
You Are My Only 1!!!!!!!
 
完全に余談だけどなっちゃんきっかけで芸人の追っかけのコスパの良さを実感しているわたしはちょこちょこ無限大ホールに通っているよ。
ピスタチオの隣で白目で写真撮ってもらったり、完全にミーハーJKとレベルが変わらない。

わたしを構成する9枚

#わたしを構成する9枚

と言うハッシュタグTwitterで出回ってたのでこっちでも。

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1.プリ2 〜PRINCESS PRINCESS BEST OF BEST〜/PRINCESS PRINCESS
両親が大好きで車でよくかかっていたけどただ知ってる曲ってだけで、自分で好んで聴くようになったのは大人になってからかな。
DIAMONDSは小さい頃から何百回も聴いていて、今ではJ-POPの中で一番好きな曲。
大人になればなる程あの曲が泣ける曲になるなぁと思うし、凹んだ時とか他人から否定された時に聴くと元気でるから大好き。
青春時代を歌うさわやかソングはいつでも好きな人や彼氏が出てきて、キラキラした青春時代を送るのは恋愛する事がマストと言う世の中の流れがあるけどこの曲の中の青春はそれだけではないよって感じがして好き。
「好きな服を着てるだけ悪い事してないよ」って言葉に何度も前を向かされたなって思い出がある。
DIAMONDSのカップリングがあの名曲Mなんだけどこっちはうって変わって恋愛一色の曲。
こんな体験はした事がないから感情移入は出来ないけど、某ドルステで某メンバーがカバーしてからますます好きになった。
心だぁ〜け〜立ちぃどまったんまんまぁ〜のモノマネをかれこれ3年以上やってる。

全曲耳が千切れるほど聴いた。
古き良きつんく節は現役のハロプログループにも現在だけどこの頃のハロプロサウンドが今でもたまらなく好き。
2003年のGo Girlまでの曲は多分ほぼ完璧に歌えるんじゃないかなー。逆に2004年いきなり全くわからなくなるんだけどその間わたしの人生何があったんだろう。
同世代の女大勢でカラオケ行って入れる曲がなくなった時入れると死ぬほど盛り上がるよね。
サマーナイトタウンの♪可愛くなれないわウォオオウォオオオ♪は鉄板だよね。あと最後の大嫌い大嫌い〜をずっと下のパートで歌うか段々上がってくか問題とか。
わたしはMr.Moonlightとここにいるぜぇ!が好き。
話をしてたら歌いたくなってきた。

3.ファーストKISS/松浦亜弥
はー俺たちのあやや。結婚おめでとう。
モー娘。あややは常にセット。どっちも優劣つけられないくらいショック。
トロピカ〜ル恋して〜るの語りを区内で最も上手く出来る自信がある。あくまで区内規模。
でもこのアルバムの中で一番好きな曲は絶対解ける問題X=♡。シングルカットされてないからこの曲わかる人とは出会った初日に親友。
よくこの日記にも出てくるNは実は知り合ってまだ1年半くらいしか経ってないんだけど、モー娘とあややの好きな時代がかぶりすぎてて一緒にカラオケ行くとすごい楽しい。
明るい曲が多いけどたまにS君みたいなめちゃくちゃ可哀想な曲挟んでくるこのアルバムの構成とってもよい。

4.MOMENT/SPEED
もうこの辺はただ単に小学校高学年〜中学のお年頃時代にひたすら聴きまくったラインナップが続く。
わたしは東京生まれだけどものすごく23区の端っこで生まれ育ったから放課後や休日に遊べるスポットなんてカラオケかボーリングかヨーカドーしかなくて、地元のカラオケボックスは持ち込み自由で12時〜20時の8時間フリータイムで380円と鬼安だったので毎週入り浸ってた。
歌がめちゃくちゃ上手い友達にヒロコをやってもらって、わたしと他の仲間は交代交代でエリコをやってた。
段々1人でヒロコとエリコを歌い分けれるようになったんだけど今はさすがに無理かな……
SPEEDで一番好きなのはSteady。
らぁあああぶ!!!!れぼりゅうううううしょおおおん!!!!は死ぬ。

5.夏服/aiko
aikoのアルバムはこれだけじゃなくて全部好きなんだけど、aikoをよく聴くようになったのはこのアルバムからかも。
大好きで中学の頃から高校入ってからもずーっと聴いてたんだけど、人生で一番好きになった彼氏と9月に別れた時にSeptemberを聴いて再起不能になってから数年間聴けない時期があった…あー思い出すだけで吐きそう。
be marter of lifeが大好き。
aikoは合コン二次会のカラオケとかで歌うと女メンバーからは狙いすぎと嫌われるけどなんだかんだで間違いないと思う。
何聴きたいってきいてカブトムシと言う男が8割(わたし調べ)。
シークレットトラックの夏服が地味に名曲。

6.ゆずえん/ゆず
夏色をスーパーの有線でうっすら聴いた事がある程度だったゆずを知るきっかけになったアルバム。
中学の時に(多分)両思いだったクラスの男子に借りて、使ってないミニギターを貰って弾き方教えてもらったりした淡い思い出。遠い目
青春!みたいな曲が多い中でゆずえんは割とノスタルジックな曲が多めなのかな…からっぽとかセンチメンタルとか。
あいのりの主題歌になった始まりの場所も収録されてる。
このアルバムの曲を聴くと、まだひねくれてなかった純情JCの時の気持ちを思い出してわたしもノスタルジックになる…
その男の子とは結局付き合う事はなくそれぞれ彼氏彼女が出来てなぁなぁになっちゃったけど、はたから見ても絶対わたしたち両思いだったなぁ。
部屋によく遊びに行ってベッドに寝転んで譜面を読んだりしてたけどあの時の妙な雰囲気は思い出すだけで首のあたりがもぞもぞする。

7.The Great Escape −COMPLETE BEST−/JUDY AND MARY
楽曲のクオリティがほんとに神がかってる。解散したあとに出たベストアルバムで、わたしがジュディマリにハマったこの頃にはもう解散してて悲しかったな。
名曲揃いすぎて一番好きな曲とか決められない!もー本当に好き。
喉が死ぬ。でもやめられない。ジュディマリ歌って喉を殺すのは割と恒例行事。
カラオケで自分の歌唱力の低さを痛感するというかYUKIちゃんの歌唱力の高さを実感する。
わたしはあの時代の歌手はドリカムの吉田美和ちゃんが一番歌上手いと思ってるけど美和ちゃんとは全く違う方向の魅力を持った歌声だよね。
テンションあげたい時はとりあえずmottoかラッキープールを熱唱すれば元気になる。

なんて刺激的なアルバムなんだと当時のわたしは思っていた。
高校に入ってコスプレを始めるとバンギャが周りに増えたけどどうしてもV系バンドにはどれにも興味がわかなくて、そんな彼女たちが聴いてるアーティストの中で唯一わたしが魅力を感じたのが林檎だった。
今好きなアーティスト椎名林檎ですって言ったら色々こじらせたまま大人になっちゃったんだなって思われるけど高校生の頃とかは林檎聴いてるって言うだけでちょっと音楽詳しいっぽく思われるしお前らとは違うんだ感を出せてなんかよかったんだよね。
だから実はそんなに詳しくないし、今めっちゃ好きかって言われたら今回並べたアルバムの中ではさほど…って感じ。ファッション林檎ヲタ。
でも多分、今のわたしの自己承認欲求が強いところとか、量産型になりたいって言いながらも他の同世代とは違った自分でありたいって思う感情とかは林檎嬢に触れたあの青春時代が影響しているんだろうな。
合コンではブリーフ&トランクスに匹敵するくらい男受けが悪いけどわたしも好きだったと言い出す女がいたらきっといい昔話が出来るはず。

結局わたしはガールズバンドが好きなんだよなぁと改めて思った。結局ぷりぷりが原点になってるんだなぁ。7188とかSHISHAMOとかも好きだし。
ロキノン系を聴き始めていきりはじめてきた大学入学初期の頃によく聴いてたアルバム。もう曲名だけで可愛いでしょ。
林檎とかを覗いてずっとメジャーな曲ばっかり聴いて大人になったわたしが、好きな音楽の方向のって言うのを遅ればせながら認識した曲たちかなぁ。
チャトモは曲よりも歌詞、言葉の選び方がとてつもなくきれいというかオシャレで、歌詞カードを朗読するだけでワクワクしてしまう。
「二人ぼっちに慣れようか朝昼夜その先でもいいから」
「あの人がそばにいない あなたのそばに今いない だからあなたはわたしを手放せない」
会いたくて震えるタイプの人とは違った形だけだどストレートな恋愛の曲が多いなぁと思う。
一番恋愛をサボってた時期に好きだったアーティストだからあんまり共感とかはしなかったけど、大好きだった。

構成する9冊(漫画)もやったんだけど記事めっちゃ長くなってしまったので別エントリーで。

バスロマンス

別にお風呂の話をする訳じゃない。わたしが好きなチャットモンチーの曲で、自分が披露宴をする時には絶対に流そうと思っている曲の一つ。

高校時代の友達の結婚式に行ってきた。別にこの歳になれば友達の結婚式に出るのなんて初めてじゃないし、今までそりゃもうたっぷりとご祝儀を搾取されてきた。
でも、今回結婚した友達はわたしにとって特別、というかとっても特殊な友達で、感じる事が沢山あった。

高校1年の時、すでにヲタクでレイヤーだったわたしは校内にお仲間が欲しくて、でもいかにもーなキモヲタは嫌で(わがまま)普通のJKに擬態しているヲタクの炙り出しに精を出していた。

服作るのが好きだと言ったはじめのHRでの自己紹介で釣れたのが今回結婚したKだった。
ワンレンの黒髪で、片目が隠れていて、全身黒い服で、マーチンを履いているような絵に描いたようなバンギャだったので見た目ではクラスから完全に浮いてたけど、見かけによらずコミュ力が高くて人当たりのいい性格だったので入学してすぐに友達が沢山いるようなタイプだった。
バンギャだろうなーヲタクではないかもしれないけど友達になりたいなーと思いながらも人見知りのわたしは数日間声をかけられないでいた。
数日後トイレでたまたま出くわした時に向こうから、「服作るの好きってこの前言ってたよね?そーいう部活この学校ないし作らない?」と声をかけられた。
なんて行動力のある人なんだ。まだ15歳だぞその時。

入学して数日でそんなご近所物語みたいな事があってテンションの上がったわたしはすぐにKと仲良くなった。
話を聞くとやっぱりバンギャで、当時彼女はサイコルシェイムやピエロのコスをして週末は原宿の神宮橋に集まるような生活を送っていた。(顔はGLAYのHISASHIに似ていたので学年皆から8組のHISASHIみたいな女と認知されていた)
テレビや漫画の類をほとんど見ない子だったので、レイヤーに偏見はなくても二次元のコスプレをやってるとわたしが言うとすげーバカにされた。
でもそのまま仲良く部活を作って、Kが部長でわたしが副部長で、同好会から部活に昇格するために(同好会なら1人からOKだったけど部活になるには部員6人以上の調達と顧問の先生が必要だった)2人で奔走して、2年生になる前に部活になった。
文化祭でフリマをしたりファッションショーをしたり、何でもない日は週末に向けてひたすら衣装を作っていた。

はじめは漫画なんて読んだ事ない子だったけど、わたしや他のヲタク友達に薦められてだんだん漫画を読んでくれるようになったKは、入学して1年足らずで、入学時にはあんなにバカにしてた二次元のコスプレを一緒にしてくれるようになった。わたしより細くて身長が高くて顔も美人だけどクールで男っぽいので、わたしがやりたいけど出来ないキャラを沢山やってもらった。

わたしが銀魂で神楽をやれば銀さんをやり、デスノでミサをやれば月をやり、ゾンゼロで三郎をやれば志摩をやり、テニスで神尾をやれば伊武をやり、ハウルマルクルをやればハウルをやり。
身長差、体格差、顔の形、どれをとってもどこも似てないわたしたちは一緒にコスプレ活動をするのにもってこいだった。
学校にいる時も休み時間や部活で一緒にいるし、休日はイベントで会うし、とにかく常に一緒にいた。でもよくも悪くも趣味で繋がる最高のパートナーと言う感じで、それ以外のプライベートの事はお互いあまり語らなかったし興味もなかった。
だからいわゆる恋話と言うのも一切した事がなかったし、その時彼氏がいたりしても特にそれを報告したりするような事はなかった。

でも将来に関してはよく色々な事を話した。Kもずっとアパレル志望でオートクチュールのデザイナーを目指していた。
わたしはそんなクリエイターを支えるバイヤーやプレスを目指していて(でもわたしは口だけだった)、将来ブランドを立ち上げたら一緒に仕事をしようなんて高校生らしい夢物語を語り合ったりしていた。
Kは高校生だけど独学ながら普通科の高校にいるのがもったいないくらいセンスがあって、おままごとみたいな洋服作りをしてるわたしにとって本当に憧れの存在だった。でもちょっとぶっとんだ性格だから世間知らずなとこもあって、そこをわたしがフォローしたり、性格は全然違ったけど我ながらすごくバランスがいい関係だったと思う。

同じクラスだったのは最初の1年だけで、2年3年は別のクラスだった。クラスが別れても部活では一緒だし2年になっても仲はいいままだったが、2年の終わりの方からわたしがテニミュにハマってコスをあまりしなくなった事と、3年になって引退した部活になかなか顔を出せなくなってきた事もあり疎遠、とまではいかないけどはじめの2年ほど一緒にいる事はなくなっていった。
コスと漫画と言う趣味で濃密に繋がっていた間柄で、濃密だったけど所詮それだけで、わたしがそこから離れていくと必然的に一緒にいる時間は少なくなっていった。わたしがきっかけで二次元のコスを始めたのにKは一人でどんどん違うジャンルにハマってわたしの知らないレイヤー仲間も沢山作ってて、この楽しさを教えてあげたのはわたしなのにな…と寂しくて悔しく感じてたな。

学校でも、Kのクラスにはタバコで無期限活動停止をくらっちゃうようなヤンチャな軽音部が固まってて、V系バンドの趣味が合うそのグループとの方が仲良くなってて、卒業を控える頃にはわたしたちは完全に別のグループになっていた。
わたしもKも夢を目指して服飾系の大学に進学したが学校は違くて、入学してしばらくは連絡を取り合って情報交換をしていたが、それも課題や趣味で忙しくなって段々となくなっていき疎遠になってしまった。
わたしは大学に入学してからはますます俳優業…もとい俳優追っかけ業が忙しくなり、時間的にも金銭的にもコスプレをする余裕がなくなっていった。
それに加えて、ここでも何度か書いた事があるが、普通科では洋服作れるなんてすごいねーとか言われて調子に乗ってた一般のJKだったわたしは服飾大学に進学したら本当にポンコツで、本気出してもいつでも問題児で、才能の塊だと思っていたKみたいな人間がクラスにうじゃうじゃいて、完全に自信をなくして現実逃避で学業をおろそかにきてどんどん俳優にハマっていった。夏休みの課題は毎年3月に提出していた。1年の前期の必修科目を落とし続けて結局4年の前期までその授業を受け続けていた。

小学校の頃からずっと大好きな洋服に関わる仕事がしたいと、出来ると信じてきたのに入学して数ヶ月で心折れてまともに授業も受けなくなった自分をKには見せられなかった。
真剣にデザイナーになると語っていて、大学に入っても外部のコンクール出たりデザフェスで手作りの服を出したりしてるKに合わせる顔なんてなくて、わたしはこのままずっとKとは別々の人生を歩んでいくんだろうなと思っていた。

mixiで繋がっていたのでお互い何をしてるかはある程度把握していた。連絡をとらなくなってしばらく経った頃に、どうやらKが忍たまにハマってるという事を知った。
当時忍たまがめっちゃ流行ってた時期で(全盛期ではなかったかな)まぁ流行りジャンルが結構好きなKがハマってても別におかしくもなんともなかったんだけど、更にしばらくしたある日、年単位で会ってない彼女からいきなり電話がかかってきたのだ。
開口一番すごい勢いで謝られて、謝ってもらわなきゃいけない事なんてあったかなぁと考え込んだんだけど、謝罪の概要をざっくり言うと「高校時代テニミュに夢中になっているあんたを散々馬鹿にしてきたけど今日初めて忍ミュを見に行って素晴らしさに感動して号泣した」と言う事だった。
2.5次元と言う言葉はまだ存在してなかったけど、Kがわたしのテニミュ好きを認めてくれたのは忍ミュがきっかけだった。

これを機にまた高校時代のように連絡を取り合うかと言えば特にそういう事はなく、どこでも話題になるけど同じ2.5次元舞台を観ていてもなかなか分かり合えないのが俳優厨と原作厨。
mixiでKの感想を読んでる限り、その時点で5年くらい俳優のヲタクをやってきたわたしには到底理解出来ない感覚が並んでいて、実際会っても喧嘩するなーとお互いうっすら感じていて、その電話以降、連絡を取る事はなかった。
Kから電話があったのは初演の時。その時点でわたしは特に忍ミュには興味がなかったんだけど、それから1年ちょっと経ってとうとうわたしの推しが駆り出される事になった。慣れているわたしの方がいつも沢山チケットが確保出来るので、チケ発売の時期になるとチケ余ってない?みたいな連絡が来たけど、忍たまの原作厨のマナーの悪さで嫌な思いをしまくり、現にKも日記に騒いでなんぼみたいな事を書いていたので決してチケは譲りたくなくて、結局うっすらとした疎遠は続いたままだった。

だけどそんな中で一度だけ、サンシャイン劇場での公演中、マチソワの間に入ったカフェでKと隣の席になった事があった。
顔を合わせるのは実に数年ぶりだったし、大してメジャーじゃないカフェに同じ時間にいて隣同士になるとかあまりにびっくりしすぎて大きな声を出してしまった。
でもお互い同行者がいたし、隣の席になったからと言って忍ミュに対する感想を白熱しながら言い合えるような同じ価値観を持ち合わせていなかったし、かなり気まずくてそそくさと店を出た記憶がある。

それが、最後にKと会った記憶だった(死んでないよ)。
それから3年、4年くらい経つのかな。全く連絡を取らない日々が続いた。
スマホに変えてLINE文化がここまで蔓延する前から連絡を取っていなかったから、LINEすら知らない状態が数年続いた。
そんな中去年の11月、卒業してから一度もやった事がない高1のクラス会が開催される事になった。わたしはKのLINEを知らなかったけど、幹事をしてくれた男子が当たり前のようにわたしに、「俺KのID知らないからグループ招待しといて」って言ってきて、そこで共通の友達を通じてやっとIDを聞き出した。
グループに招待した後に個人的に「クラス会行く?Hanaが行かなかったらぼっちだから行くのやめようかと思って」って連絡が来て、このクラスでは一番仲いい友達に今でもしてくれるんだなって嬉しく思った。

クラス会は本当に楽しかった。10年近く一度も会ってなかった人がほとんどだったから照れくささもあったけど、いい意味で変わってなくて。
当時あんなに仲がよかったのに今は疎遠になってしまっているKとわたしはお互いどんな距離感で会話をしたらいいかわかんなくてしばらくはギクシャクしていたけど、お酒が入ってしばらくすると、思い出話が止まらなくなった。

そんな中で突然結婚する事を告げられて、嬉しさよりも驚きのほうが数倍大きくて、すぐにおめでとうを言う事が出来なかった。
当時も最近のFBでも全く男の気配はなかったし、ずっと、手に職つけて一人でも生きていける人間になるって言ってたし、わたしもKはバリバリキャリアを積んでめっちゃ稼いで一人で生きていくものだと思ってた。そろそろ行き遅れと言われる年齢になってきたけど、でもなんとなく、Kよりは先に結婚するだろうなと思ってきたから、悲しい意味でも嬉しい意味でもなくただショッキングだった。

しかも11月に結婚する事を聞いて、式が1月だって。
こんなに会ってなかったから招待してくれるなんて思ってなかったから、招待してくれた事は嬉しかったけど。Kも、何年も連絡取ってなかったし誘っていいものかすごく悩んでいて、そのタイミングでこのクラス会があってよかったと言っていた。
 
わたしの高校時代の思い出は全部隣にKがいて、何年連絡を取らなくてもそれは変わらない事だ。
1年の2学期の始業式をサボって初めて担任に怒られられた事、文化祭の準備の為にめっちゃ早く登校して被服室に入ろうとしたらセコムが鳴って反省文を書かされた事、美術の授業でデフォルメ肖像画を描く事になった時皆芸能人描いてるのにわたしだけKの絵を描いてそっくりすぎて学年中に爆笑された事、一緒に勉強した記憶は全くないけど一緒に下らない事をした記憶はいくら挙げてもきりないくらい。

あんなに仲がよかったのに、同じ夢を持って頑張っていたのに、ひたすら努力して夢を叶えたKにわたしはずっと劣等感と引け目を感じて連絡を取れずにいた。
でもKが結婚して、わたしはやっとやりたい事に近い仕事を始めて、10年経ってやっと普通の友達として会えるようになった気がする。
Kに対するわたしの劣等感はきっと一生消えないと思うけど、わたしの人生の中で間違えなくKは大きな影響を与えた人物の一人だし、ずっと尊敬する友達。
旦那さんと仲良く、わたしともたまには遊んでくれると嬉しいな。
 
結婚おめでとう。

今年の目標2016

あけましておめでとうございます。
新年一発目のおみくじは小吉でした。微妙。
一発目と言うのは、わたし毎年大吉が出るまで色んな神社でおみくじを引きまくるおみくじチャレンジをやっているので小吉が出てもめげない。
神社のおみくじとは別に、初詣の屋台に誕生日別の運勢判断?みたいなおみくじがあって、それが割と一緒に行った人皆当たってた。

・上の地位に昇れる可能性があるが理想に追われて金銭と時間を浪費する失敗をする。
・素直なので人から信用されるが善悪いずれも人から影響を受けやすい。
・感受性が強く多感で情に厚いので芝居や映画などでもかなり涙脆い。
【アドバイス】人の悪口を言っても自分が優れている事にはならないので心して生きなさい

ハーイガンバリマース

 

さてさて、達成する為に頑張るかどうかは置いといて、一応自分への戒めの意味も込めて今年の抱負?目標?やりたい事?を書いておこうと思う。

ボルダリングをする
「始める」訳じゃなくて「する」でいい。初挑戦するだけ。
多分5分でギブアップすると思うけど。

②痩せる
ここ10年でリアルに10キロ太った。
さすがに1年で10キロは無理だと思うのでせめて5キロくらい戻したい・・・
2015年は海もプールもお腹が出せないレベルだったので今年はビキニを着たい。

③家を出る
東京生まれ東京育ち、今の生活に何の不自由もないわたくし、この歳で実家から出た事がございません。俗に言うパラサイトシングル。
とりあえず今年は実家を出たい・・・大田区あたりに住みたい。願望。

④金銭管理をしっかりする
2015年は5月くらいから12月まで一応つけていたんだけどカテゴリ分けとか収支のバランスがまだ甘かった気がするので今年はその辺をもう少し詰めたい。

⑤部屋にある雑誌たちを片付ける
数年前にジャニヲタの先輩から好きに売っていいよと言われた3誌が200冊くらい部屋にある。グループ別分けて売ったらそこそこのお金になると言われて引越しの時の荷物を上手く押し付けられた感はあるけど多分宝の山だと思う。
何年も後回しにして山積みになってるのでいい加減整理したいと思う。
NEWSとかデビューの時から全部あると思う。誰かどうにかしてくれ。

⑥旅行でもう少し遠くに行く
ヲタク遠征をしなくなってからとにかく旅行と言うものをしてない。
去年も箱根とか宇都宮とかなんか近場に出掛けてばっかりだった、北海道には行ったけど社員旅行だったし、今年はプライベートで京都とか福岡とか行きたい。
ていうか海外に行きたい。台湾にヲタク遠征する友達についていきたいな。

⑦ミシンを踏む
服飾大学出てからプライベートで踏む事がマジでなくなってきた。
今年は友達が出産ラッシュだからプレゼント出来るようなものを縫えたらいいなぁと。

⑧月に2本以上映画館で映画を観る
映画館で年間24本。DVDで50本目標に。
そんなに高い目標じゃないけどなんか後回しになっちゃってここ最近未達成。
必ず観ると決め込んでいた少女漫画の実写化作品もいくつか逃してるし・・

⑨面白い女芸人を見つける
2015年は横澤夏子との出会いがとっても大きく、やっぱりまだまだ男社会なお笑い業界の中でこれからどんどん女芸人の地位も上がって欲しいなって感じた。
引き続きヨコナツのライブは見にいくけど、まだ有名じゃない面白い女芸人を発掘したい!ゆりあんレトリィバァとか猫塾とか(つい昨日テレビで観た)まだ知らないやばい奴まだいっぱいいるね! 

⑩より普通の量産型一般人になる
とにかくコレ。
俳優の追っかけと言う意味ではほぼ辞められたけど茶の間の俳優ヲタとしてはまだまだ触手が色んなものに反応してしまってる気はする。
面白い舞台を観にいく事は辞めないけど、家の中にあるグッズやDVDを処分してより量産型の一般女性になりたい。


2015年は特別嫌な事もなく色んな面でほどほどに順調な年だったので今年も多くは望みません。とびっきり幸せな生活じゃなくていいのでそこそこに平凡な1年になるようこっそりこっそり祈ってる。

お世話になりました2015

こんな時間に起きてた事なんて今年数えても片手で足りるくらい。
先程まで今月の宮下雄也に参加していて、始発が動き出した頃電車に乗っている。
今月の宮下雄也は今回で9回目なんだけど1回目の前日に体調を崩し不参加になり、そのあともチケ取ったのに具合が悪くなったり仕事の都合が付かなくなったりしてなんだかんだで今回ギリギリ年内に初参加が済んだと言う感じ。
4時間のイベントだから間延びする時とかもあるんだけど基本的にはすごい楽しい。今回は元々ゲストで決まっていた佐藤永典(わたしが若手俳優界隈で最も天然で天才だと思ってる最強の男)の他に、飛び入りでヘタミュの楽を今日控えてる龍虎、あと今2.5次元俳優で最も勢いのある某俳優(事務所通さないで完全プライベートで来たらしい)、顔は出してくれなかったけど最近雄也と親交のあるエロメンの一徹様まで来ていたらしく年の瀬に相応しいゲストのラインナップだった。
時折このブログでも雄也の話をするけど、わたしは役者としてってよりどちらかと言うと文化人的な意味で宮下雄也と言う人物が好きだなぁ。

今年は、ヲタクとして大きく変わった一年だった。
10年続けてきた、1人の若手俳優に執着すると言う厨スタイルを卒業した。
頑張って無理やり通わなくていい、他のヲタクに嫉妬する事もないって精神衛生的にとってもクリーンで気持ちが軽い。
逆に言えば、趣味でやってる事なのに、わたしこんなに無理してたんだなぁって初めて実感した。
ちなみに彼の仕事を追う事をやめたら従来より6万多く貯金が出来るようになりました。

今日、演出家の中屋敷さんがイベントで言っていた、「その瞬間にやってる舞台は限られてるし時間が経ったらその作品を観る事は二度と出来なくなる訳だから、わたしはテニスが好きだから〜とか黒バスが好きだから〜とか自分の中で勝手に決めつけないで、常に自分の観る作品全てを疑って欲しいし、ちょっとでもん?って感じたらもっと自分の好きな作品や観たい物に目移りしてほしい」的な事が心に残っていて、作る側としてはそれが一番面白い演劇業界を作っていくポイントなんだなぁと思った。好きな俳優が出ているからと言うのも作品を選ぶ立派な動機だけど、わたしはそれで気持ちが凝り固まってしまっていたから来年は中屋敷さんの言っているような舞台の見方を出来たらいいなぁと感じた。

プライベートではやっぱり転職をした事が一番大きかったかな。
スキルアップの為にとか前向きな理由ではなく、前の職場にいる事が限界だったと言う逃げの転職ではあるけど、個人的にはこの選択は大正解だったと感じた。まだ3ヶ月だし、辛い事や厳しい事があるのはこれからだけど、今の所満足度は高め。
来年は引越しをするので頑張って貯金をしなければ。

このブログも、書きたい事を気分で書いてただけなんだけどねもしゅーの舞台の感想を読みに来てくださった方が沢山いて、それから2.5次元の話とか少しずつ読んで下さる方が増えて、1年間で読者さんもすごく増えたし(登録してくれた方のブログは漏れなく読みに行ってます。ジャニヲタ多!笑)、平均PV数も1年前の10倍になった。稚拙な文章が並び読みにくいですが、よかったら通勤中暇すぎて死にそうな時とかに来年も読んでください。

来年はますますアラサーこじらせババァが頑張って幸せな一般人を目指すブログになる事でしょう。
一年間ありがとうございました。