ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

舞台2014

どうでもいいけど舞台とかライブに行く事を「参戦」って言う人が嫌い。
別に理由はなく個人的に嫌いなだけ。
「○○@ドリライ11月23日参戦」勝手に戦って下さい。

さて、12月も半ばと言う事で、今年の観劇履歴を記録しておこうと思う。

(1月)
1.ミュージカル忍たま乱太郎 第五弾
2.熱血学園〜赤い彗星レッドウルフ~
推しがいない忍ミュを見るのは初めてだった。大好きだった6年生の半分が交代になった公演。樋口くんと布施くんが見たくて行ったけど、ストーリーはあんまり印象に残っていない。と言うか、まぁストレートに言ってしまえば面白いと思えなかった。
元々忍たまが好きで通い始めた訳じゃないから、中の人が変わったら楽しめなくなってしまうものなんだなぁと改めて感じた。
熱血学園はワタナベエンターテイメントカレッジの内部公演なんだけれども、ご縁があり何度か見に行かせて貰っている。3rdシーズンの不動峰神尾をやる事になった伊崎くんもこの公演に出ていて、この時点で既に他の学生とは違う若手俳優オーラを纏っていた気がする。

(2月)
3.ハンサム落語 第三幕
4.ミュージカル テニスの王子様 青学VS四天宝寺
ハンサム落語の記事はこちら
テニミュも一度だけ見に行った。なぜだかわからないけど涙が止まらなかった事はよく覚えてる。内容はよく覚えてない。ただ金ちゃんとリョーマの試合の映像効果がとんでもない事になっていて時代を感じた。

(3月)
5.SOLID STARプロデュース ミニチュア!
6.トラベルモード
ミニチュア!の記事はこちら
トラベルモードはパニの本公演でやった時に知人から面白かったって話を聞いてたし、何よりパニでやった脚本に推しが出るのは嬉しかった。欲を言えば本公演に客演で呼んで欲しいんだけど・・・でもなんとなく窮屈そうと言うか、十分に役者としての魅力が発揮出来ずに終わってしまった印象。

(4月)
7.逆転裁判 再演
8.プレゼント◆5 恋するオトコは眠れない
9.劇団プレステージ ボーンヘッドボーンヘッダー
わたしはヲタクのくせにゲームに興味が全くない。生まれてこのかた一度も興味を持った事がない。なのでゲーム原作の舞台には興味がわかない。申し訳ないけれど割と2.5次元舞台としての評価が高い逆裁舞台も、初演再演ともにどこが面白いのか全く理解出来ないまま終わってしまった・・・。でも役者目当てじゃない逆裁ヲタの男性が帰りの電車で興奮しながら「矢張めっちゃ矢張だった!」と語っていたのを聞いて鼻の穴は膨らんだ。
プレ5はめっちゃ面白かったし正直泣いた。泣けると思わなかった。なんちゃらハリウッドに未練たらたらの妖怪ドルステおばさんだけど、プレ5に罪は無いと言うか、美しく素晴らしい舞台だった。アキラちゃんお幸せに。
ボンボンは、まー普通かな?劇プレは外れなし!って思って見てきたけど、アウスペがめっちゃつまんなくて、それからはちょいちょい外すイメージ。他がめちゃくちゃ面白いだけにボンボンは中の下ってところだったかも。福島さんと北川さんの脚本が好きだから、2015年2月公演はめっちゃ楽しみ。

(5月)
10.ハンサム落語 第四幕
11.プレゼント◆5 俺はぜったい悪くない!
12.こちらスーパーうさぎ帝国第18回公演 クリームソーダ
13.オフィスコットーネ garden
ハンサム落語は1回にして推し干されたと思った。(でも五幕出るから干されてなかった!ただスケジュールの問題だった)平野良上山竜司の18禁コンビの掛け合いが見た過ぎて、別に目当てがいる訳じゃないけど見に行った。大正解だった。平野くんが「俺のソプラノリコーダーがアルトリコーダーになっちまうよお」とか言い出した時にはもう、生きてて良かったと思った。
プレ5は4月の三日月サイドと言うか。こっちも素晴らしかったです。グループとしてはプレ5の方が好きだけど、要と順くんの関係性(そして巻き込まれる祐)がツボだから見ていてすごく楽しかった。別にプレ5と三日月に思い出がある訳じゃないけど新曲のthank you forにリボンとアムールが泣いていて、なんかもらい泣きした。いい曲すぎる。
こちうさ!ゴールデンウィークに東京公演見て、もう一回見たかったらもう地方に行くしかなくて、誕生日に静岡まで見に行った。沢山おもてなししてくれて、素敵な誕生日プレゼントまでくれて、本当にこんな厚かましいヲタクに優しくしてくれるこちうさ大好き。
gardenは、結構わたしが見る舞台の中では異彩を放ってると言うか、暗くて重くてなおかつ故意的にオチを作らない、推しが出てなかったら絶対に見に行かなかった作品。かなり賛否両論だったけどわたしは割と好きだった。でも落ち込んでる時に見たら死ぬやつ。

(7月)
14.TEAM ODAC ぶっ壊したい世界
15.ミュージカル忍たま乱太郎 第五弾再演
16.ミュージカルテニスの王子様 全国大会 青学VS立海

オダックもそのうち見てみたいと思ってたけど今まで見た事なかったから見れてよかった。物販が鬼畜すぎてイケメン俳優で利益出す気むんむんの主宰に大層皆ご立腹だったけどすごく美しく撮ってくれてたのでわたしは満足。高いなら買わなきゃいい訳だし。今まで人間以外の役沢山やってきたけど今回は主人公の魂の役と言うものすごく大変な役を任されて、とても素敵なお芝居が見れたなぁと思う。
忍ミュは、なんとなく強迫観念に駆られて(と言うか真佐夫と修斗のヲタクに連れられ)見に行ったけど、あーわたしこれで卒業だなぁと感じた。
テニスは、やっぱりどうしても五代目と重なってしまって涙が止まらなくて、見に行かなきゃよかったかもってちょっと思った。小越はやっぱりリョーマとして完成しすぎてしまったと思った。幸村と対峙してもちっとも負ける気がしない。別にアンチな訳じゃないし素晴らしい役者さんだとは思うけど、このテニミュ界の小越こそテニミュの全てみたいな風潮にちょっとついていけなくなった2014年だった。

(9月)
17.CHaCK-UP
18.月刊「根本宗子」9.5号 私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。
ドルステ!すごかった。「お前らはアイドルも好きだけどホモも好きなんだろ?一緒に見せてやるよwww」的な感じだった。ちゃっくあっぷ。どうしてもそんな目でしか見れなくて申し訳ない。特に贔屓の子は出来なかった。しいて言うならジンダイ先生。ジンダイ先生がランちゃんにしか見えなくて座席で号泣しててわたしかなりキモかった。
ねもしゅーの記事はこちら

(10月)
19.ラズベリーボーイ2
20.暗転セクロス
21.SOLID STARプロデュース ヨビコー!~Your be  cool~
ラズボの記事はこちらこちら
暗転セクロスは、去年渡辺和貴くんが出ていてすっごく面白くて、今年も見に行った。やっぱり初見の時ほどの衝撃はなかったけど面白かったかな。性をコメディとシリアスどっちとしても描くから感情の保ち方がちょっと難しい。入場者にサガミオリジナル0.02ミリが配られるのが最高。ありがたく使わせて頂いた。
ヨビコー!は大好きなこちうさの白柳力さんの作品。面白かった。受験戦争って言葉から巨大鉛筆を武器として演出する発想、キャスト紹介で実際の黒板を使う発想、やっぱり力さんにしか出来ないと思う。でもあそこまで人数が多い作品よりも10人程度におさえて深く掘り下げた作品の方がわたしは好み。

(12月)
22.ファンタシースターオンライン2
23.こちらスーパーうさぎ帝国第19回公演 うさぎの帝国
青劇がなくなる前に一度でいいからあの舞台に立ってほしいと思ってたけどまさかのここにきてゲーム原作・・・一番苦手なゲーム原作・・・。ちょっとショックでした。相変わらず全然時代背景とかキャラ設定とかもわからず、アイドル声優さんがライブを始めて、なんか気付いたら終演してました。よくわからなかった。推しが蒼井翔太くんとタメで同郷で同じB型って言うのを初めて聞いてなぜかわたしが蒼井くんに親近感を持った。
こちうさは今年最後の本公演!想定内の面白さだったけどよくも悪くも想定内だった感。どの作品見てもどの役かに感情移入して泣けるのがこちうさの好きなとこなんだけど、わたしが東京生まれ東京育ちっていうのもあっていまいち誰にも感情移入出来なかったからかも。オープニングは相変わらず最高。

こうやって並べると作品数は例年通りな気がする。推しは去年9本舞台やったけど今年も8本と大体同水準だし。ただ1作品に対して回数通ってないから総観劇回数で見ると多分去年の7割くらいなんじゃないかなぁと思う。去年まで忍ミュだけで夏冬合わせてかなりの回数だったから、それがなくなった事でかなり全体がタイトになった気がする。
今年よかった作品は上半期まではダントツクリームソーダだったんだけど、夏に月刊根本宗子と衝撃的な出会いを果たしてクリームソーダと私の嫌いな女の名前がトップ争いしてる感じ。どっちも1位って事でいいかな。本当に真逆な作風だから甲乙つけるの難しい。
ねもしゅーはメンタル弱ってる時に見れない。とことん自分を追いつめてなんなんだろって思いたい時にオススメ。ちょっとマイナスに片足踏み入れてる状態で見るともう片方の足を地の果てまで引きずってとことん落ちるのに付き合ってくれるみたいな。
こちうさは、毎日が楽しくなくて、落ち込んでばっかりで、とびっきり無意味な元気が欲しいって時に見て欲しい。こちうさはベッキーの持つパブリックイメージに近いかなぁ。ちょっと背中を押すくらいでいいのに、劇団員が全員胴上げまでしてくれて、「いやそこまで頼んでないから!」ってなる。あれを元気の押し売りって感じる人にはすごく押しつけがましいメッセージかもしれないけど、わたしはおせっかいなくらい「わたし」を応援してくれる白柳さんの脚本が大好きだから、これからもこちうさが一番。来年もきっと。

ここ2.3年はヲタクとしての大幅な失速を実感している。
まず同じ舞台に『通う』回数が極端に減った。それは去年転職をして自由に休みを取る事が難しくなったからと言うのが理由の1つとしてある。好きなだけ通える環境から自らの意思で脱却した訳だから結果としてよかったと思ってる。
よくTwitterやブログで「ファンの愛は歴とか回数じゃないよ!」とかのたまう方がいるけど個人的にはわたしは歴だし回数だと思っている。【妖怪・行けないけど応援してます】は早く滅びて欲しい。だから、ここ1年は全然通えてないしお金も使えてないし、ファンと名乗る権利が段々なくなってきてるなぁと感じた。
本人にそれがいくら還元されるかは関係なく、沢山チケット買ってあげる事が愛だし、沢山会いに行く事が愛だとわたしは思っている。

俳優ヲタクになってからずっと、どれだけ時間と手間とお金を使えるかに賭けてたし、それを沢山費やして愛の深さをはかって自己欲求を満たしてたけど、そういうスタンスじゃなくてもこの趣味を続けられるようになってきたから少しだけ大人になれたのかなぁと感じた1年だった。

あと、今年わたしは人生初のジャニーズコンサートに行った。
個人的にはすごく衝撃的だったのでそれは別エントリーで。