ポンコツ女の大行進

いにしえの若手俳優ヲタクの昔話

唐突映画レビュー/帝一の國


長年ネルケプランニングの回し者をしているけど、ここ数年で何回か上演された舞台の当作品は一度も観た事がない。もちろんDVDでも。
唯一2014年に武道館でやったネルフェスで一瞬帝一と美美子ちゃんの茶番を観たけど、「わーテレビでずっと見てた木村了だぁ」と言う茶の間極まりない感想しか出てこず、他の出演者目的だったわたしの頭の中にはほとんど残っていない。
多分わたしは古屋兎丸の作風好きじゃないんだろうなぁーとぼんやり考えていた。ブラックと言うかグロ寄りなものが得意じゃないのでライチも帝一も本当にタイトルだけ知っていて、ネルケで舞台化されていて、知ってる俳優が沢山出てるなぁと言うイメージだけだった。

今回映画化が1年くらい前に発表されても特に観るつもりはなかったんだけど、数日前の深夜、大ヒット特番?みたいなものがやってて、少し長めのあらすじ紹介と役者たちの座談会が放送されてて、ストーリーは想像してたより全然グロくない普通の学園モノな事を知った。
で、わたしの信頼している映画レビューアプリFilmarksでも平均★4以上がついていて、まぁ、我が畑の子たちがあれだけ出てたらつまんなくてもとりあえず最後まで観てられるだろうと言う事で今回鑑賞に至った。

すごい、面白かった・・・・
思わずネットで原作1巻の試し読みをして、2巻以降をメルカリで探してしまう程だった(でもなんか価格高騰してて、絶版してるの?)。
内容もそうなんだけど、演出もカメラワークも音楽もとても好みの作品だった。
最近三十路までのカウントダウンが始まってもうベッタベタの少女マンガ原作の映画にしかときめかなくなったわたしにとってあのラストまでつい身を乗り出してしまうくらい圧のある映画って本当に新鮮で、あと5分上映時間が長かったらわたしは立ち上がっていたんじゃないかなってくらい気づいたら前のめりになってた。(深夜1時終わりのレイトショーなので周囲の人はいません)

 

主要キャストたちはそれこそデビューの時から知ってるようなお馴染みのザ・若手俳優ばっかりで、メンツだけ見たら「あー今旬の若手俳優たち適当に集めたのね」って言われると思うけど、本当に皆上手い。と言うか上手くなったなぁって。何様なんだってくらい上から目線になっちゃうけど。
前に書いた、「イケメン目当て」は悪なのか って記事が賛否両論だったけど、その時に書いたいわゆる「顔がいい事を売りにしている若手俳優」、この記事通り何も悪くないと思ってる。顔がいいと言う絶対的な消費価値がある事を誇りに思って欲しい。
でも帝一にキャスティングされた彼らは、そこにポジショニングされて世に出たけどそこから努力してきちんと顔に付随する実力もつけてきて「イケメン俳優」じゃなく「俳優」として正当な評価を世間から貰えるようになったメンバーだなぁとつくづく感じた。
別に誰を追ってた訳でもないしただ特撮時代を見ていたレベルでしかないけど、なんか彼らがスクリーンを独占していてヲタク以外からも作品が評価されているのを体感してとっても嬉しいと言うか誇らしく思えた。
舞台とか単館上映のヲタク向け映画とかじゃなくて、全国公開のスクリーンにもきちんとイケメン俳優たちの居場所があるんだなぁって。
芸能界の若手俳優枠はもう飽和状態で、誰を起用しようか、て言うかもう誰でもよくないですか?みたいな状態になる事もきっと業界では沢山起こってるでしょう。でもやっぱり、誰でもいい時こそ少しでも芝居出来るやつをそりゃ使いたいよね。舞台でキャスティングするならお金を沢山落としてくれるヲタクを飼っている役者を使いたいところだけど映画やドラマだとそこも多分若干違うんだろうな。
どうやったら大好きな彼らが舞台じゃなくてテレビとか映画の世界で居場所を作れるんだろうなぁ。皆頑張ってるし、頑張ってる子にはもっと沢山の人の目に触れる世界でお仕事をして欲しいなぁ。

 

とまぁ、感想総括としては「昔から知ってる我が子たちの芝居が上手くて夢中になった」と言う薄っぺら極まりない感じなんだけど。
相変わらず菅田将暉間宮祥太朗には性的な意味で興奮するんだけど、昔は全然箸にも棒にもかからなかった大鷹弾と言うか竹内涼真くんみたいなキラキラさわやか好青年みたいな物件に年を取れば取る程惹かれていく自分がいるよね。いわゆるスパダリ感?だんだん大石秀一郎の魅力に気付く現象と一緒だね。24歳とか全然射程圏内(?)。

妊娠すると食の好みが変わるって言うけど最近あれだけ苦手だった志尊ですら可愛いとか思っちゃうもんね。妊娠してないけど。
濃すぎない釣り目のゴリラ顔が好きだから、志尊みたいなクリッとしたたれ目のいわゆる「目元溶けてる系」の顔がダメで、D2の中でも結構苦手だったんだけど、芝居上手いし最近きみペのモモ可愛すぎてときめく程だし完全に克服しました。

ただ一生野村の事はいけ好かない。
わたしが野村いけ好かない芸人な事は一部には有名な話ですが、今回は役の事もあっていつも以上にいけ好かなかった。ちはやふるでちょっとときめいたのは幻だった。
wikiで出演作見てたらデビュー作のピスメ(7年前)の時はまだかわいかった。わたしも観ながら「オーデのグランプリの野村くん可愛い」とか言ってた記憶がある。でもハンサムのライブビューイングのカメラに向かってドヤ顔で毎年中国語を披露する事でそのいけ好かない具合が頭角を現し今に至るんだなあいつは。
あとBMXとかスケボとか上手くてメディアでは運動神経抜群的な取り上げられ方をしてるけど実はダンスな下手くそなとことか世の中に上手く隠蔽してるところとかがいけ好かない。早くバレろ。
でも嫌いって言わないのは本当に役者として上手いなぁと思うからで、今回の菊馬も調子乗ってていけ好かない感じ最高にハマり役だった。
かっこいい役もあーいうキモくてむかつく役もとっても上手い。
僕のいた時間とか若者たちあたりで、コイツ芝居上手いんだなって思い始めたけど、どの作品観てもハマってるなって思えるのはすごい。多分器用なんだろうなぁ。むかつくなぁ。
わたし野村の出演作ほとんど観てるなぁ。意味がわかんないなほんと。

 

でもやっぱりわたしは間宮派だなぁ。
氷室ローランドちゃん可愛すぎたけど。選挙に負けて潔く短髪になって森園先輩の元で大人しくしてるローランドちゃん最高だった。
コマがそんなローランドちゃんの事好きすぎて可愛かった。
若手俳優があれだけ出てたら結局そういうよこしまな目で楽しんでしまう自分がキモい。
わたしは帝一と光明みたいなあからさまなやつにはときめかないので森園先輩と弾くんが最高だなぁと思いました。高貴な金持ちボンボンと貧乏苦学生が性癖。しょーもない。

あとなんか自己防衛のようだけど普通に永野芽郁ちゃん可愛かった。突然始まるダンスEDも最高。
ひるなかがとってもキュートだったけど美美子ちゃんもとても可愛かった。純朴少女代表みたいな感じなのでピーチガールでさえやるの全くイメージ出来ない。楽しみ。

 

野村がいかにいけ好かないかを語ってたら3000字になってしまいそうだ。屈辱的。
機会があったらもう1回くらい観たいなぁと思った。
わたしはアクションとか好きじゃないのでわざわざ映画館でもう1回観たいって思う作品ってあまりないんだけど、生徒会の集会の様子とか、多分この作品は映画館で臨場感がある状態のほうが夢中になれると思う。
撮り方の圧がすごくて選挙アクション映画って感じだった。

美女と野獣とか、オーソドックスなの観たい。
ララランドは観たよ。サントラも買ったよ。ミーハーだろ。

映画鑑賞2016

1.デジモンアドベンチャー tri.第1章「再会」
なんかわたしの知っているデジモンじゃなくなってたな。
元々も02までしか観てなかったし周りほどドハマりしてた訳じゃないけど。
とりあえずヤマトに恋する乙女として1章観たけどいまいちで2章以降はスルーでした。

2.僕だけがいない街
原作読了のち鑑賞。
キャストのものすごくよかったし、展開を知っていても前半はハラハラ出来たけど、結末に向けてどんどん作りが雑になって失速するのが残念だった。
伏線の貼り方が下手だし、真犯人も原作未読やアニメ観てない人ですらすぐわかっちゃったんじゃないかな?
でもキャスト、特に子役の2人の芝居は素晴らしくて涙が出そうになった。
鈴木梨央ちゃんは朝ドラでも素敵な演技をする子だと思ってたけど今回も本当によかった。もう子役ってか女優さんって感じ。

3.あやしい彼女
去年ピースオブケイクで新しい多部ちゃんを発見したけど、演技の幅広さには本当にビックリさせられる。
あそこまでおばあちゃんを上手に演じられる若手女優はいないよ。
そして小林聡美に親子ものやらせたら泣かない訳ないじゃんね・・・・
ただストーリーと関係なく多部ちゃんの歌声には涙出てきたし。
特別歌がめっちゃ上手いって訳じゃないけど彼女の声質は素晴らしすぎる。
ベタすぎて見てられないとかありがちなお涙頂戴展開って前評判は聞いてたけどベタでありがちなのが邦画のいいところだし、それが嫌味なく出来てる作品だった。
レトロな服装な髪形もとても可愛らしく、映像だけでも楽しめる映画。

4.ちはやふる

5.オオカミ少女と黒王子

6.TOO YOUNG TO DIE!
まだ2016年半分しか過ぎてなかったけど今年暫定ナンバーワンに認定して、結局1年通してわたしはこの作品が一番好きでした。
と言いつつ感想書き起こしてないんだけど。
とりあえず四の五の言わずにいったん観て欲しい。
神木くんの才能はこういうコメディでこそ発揮されると思うんだ。
とりあえず森川葵ちゃんの大人版を宮沢りえってキャスティングした人は優勝。
マザファッカーー!!!

7.高台家の人々
8.植物図鑑
どっちもめちゃくちゃ楽しみにしてたのにつまんなかった。
好きな俳優がたくさん出てるっていうところを加点して多めに見てもつまんなかった。

9.森山中教習所
あんまり話題にならなかったけどわたしはかなりかなり好みでした。
かっけんと野村のW主演って時点で面白そうだなぁと思ったけど二人とも昔から知ってる役者だから、緻密なお芝居がとても上手くなってて、もうアミュメンってひとくくりに出来ないところまで行ってしまったんだなって感じ。
アミュヲタ及び心が少し腐った女子の皆さんは是非見て欲しい。
テキトー平凡大学生×心優しいヤクザ最高だから。轟木くんの可愛さに全米が涙した。

10.青空エール

11.シン・ゴジラ
すごかった。小並感。
SFとしては楽しめたけど会話劇としてはまだ全然楽しめてないのでDVDが出たら会議シーンをゆっくり観たいと思う。

12.君の名は。
わたしはやっぱりアニメを観る事に慣れてなさすぎて、世の中が絶賛する程は楽しめなかった気がする。途中眠かったし。
いや普通にいい作品だったけど。あくまで普通にいいだけで、想像の範疇を超えない程度の「いい映画」だった。
RADWIMPSに大二病心をくすぐられながら大人になった世代なので劇中曲はめっちゃ聴いてるし最近はなんでもないやが十八番になりつつあるよ。萌音ちゃんのほうね。

13.SCOOP!
わたしたちが会社に出勤してパソコンのデータや企画書とにらめっこしてるのと同じように、ドブネズミも生きる為に頑張っていて、そこには彼らなりの美学があるんだなぁと。
わたしは芸能人のスキャンダル大好きなのでよく見ちゃうけど、わたしたちの娯楽のために命がけで仕事してる人がいると思うと記事に重みがあるな。
文春には静みたいなカメラマンがいっぱいいるのかな。
もうちょっと軽い話だと思ってました。
あのスクープを撮って、あのシーンで終わりだと思って、面白かったけど最後あっさりだなーと思ったらそこから先ね。びっくり展開。
単なる写真週刊誌の裏側的な映画では終わらない感じがよかった。
二階堂ふみちゃんは可愛いけど無駄に長いサービスシーンで一瞬集中力が途切れちゃったよ。
それにしてもリリーフランキーの本業は最早一体何なのか……どの役者より芝居が上手いってどうなのよ。

14.怒り
妻夫木とあやごを観る為に軽い気持ちで観に行った同志は多いと思うけど、中身が想像以上にヘビーで胸糞悪すぎてもう二度と観たくないと思った。
別に悪い映画だった訳ではないけど。
松ケンと宮崎あおいコンビの純粋な感じはたまらなく愛しくて苦しかった。
森山未來の怪演が素晴らしすぎて、今後テレビで姿を見るだけでちょっとドキッとしてしまいそう。


15.何者
就活サスペンス。
就活にトラウマ抱えてる大人が観ると身に覚えがありすぎて吐き気を催すレベル。
全然就活始めないでギリギリまで好きな事やってた友達が自分より先に内定貰ったり
興味のない業界の零細企業受けてる仲間を自分の意思持ってないんだなーってバカにしたり。
わたしは結局就活失敗した組だから負け組の遠吠えでしかないけど、就活出来なくてもどうにか何者かにはなってるので、全員同じ髪型で同じリクスー着て同じような志望動機を並べてる就活生たちにはそんな事をしなくても無理やり社会に出れば誰かがきっと何者かにしてくれるよって言いたくなった。
ミサワだらけの映画で観ててイライラするシーンが多すぎた。
リカみたいな同級生山ほどいたけど全員死んで欲しいと思ってた当時を思い出してドス黒いものが上映中口から出そうになった。
とりあえず皆に知られてるメアド使って裏垢作るような頭の悪い男は何年続けても内定なんかもらえないな。

16.DEATH NOTE Light up the NEW world

17.ぼくは明日、昨日のきみとデートする

福士蒼汰くんも小松菜奈ちゃんも大好きで、三木監督の映像もきれいだし、2人のイメージPVだと思ってがとりあえず観に行くかーって軽い気持ちで行った。
前半は本当に、高校生カップルが初デートで是非観て欲しい!!!みたいなもう典型的なラブラブ恋愛モノで、にやにやしたがら背筋がかゆくなったけど、後半に連れて「はいここ泣くところですよ!!!」みたいなシーンが多くなってきて。
わたしは制作側から「ここは泣き所ですよー」って用意されてるのがあからさまにわかるといつも冷めてしまうんですが、今作品はそれがわかっててもじわじわと涙が滲み出てくるような話。
号泣はしないけど、主人公2人の口にする言葉の重さ、意味を一つ一つ噛み締めながら観ていくとあまりに切なすぎて。
ストーリーとしてはとてもわかりやすく、いい意味でも悪い意味でもとってもありふれたSF恋愛映画でしたが、それでも福士くん菜奈ちゃんの真っ直ぐなお芝居に心を打たれて、わかってるのに泣いてしまう、みたいな感じ。
わたしたちは当たり前に、友達間でも恋人間でも、「昨日の○○楽しかったね〜」って記憶の共有をしてるけど、それって本当に幸せな事なんだなーと思えた。

 

 

やばい、たった17本しか観てない・・・・。
舞台も大して観てないし何してたんだ1年。
本文中にも書いたけど今年1番はトゥーヤンだね。2番はあやしい彼女かな?
来年もまだ少女漫画の実写化がすでにたくさん控えてるし、楽しみな1年になりそう。
どんなにヲタクごとに興味なくしても映画観る事だけはずっと続けていけたらいいなぁと思う。

 

0110追記

改めて半券を確認したら上記の他に暗殺教室とピンクとグレーも観てました。19本だね。

唐突映画レビュー/DEATH NOTE Light up the NEW world

原作と10年前の映画に思い入れがありすぎて今回は底辺の底辺を覚悟して見に行ったので世の中で酷評される程ひどいとは思わなかった。

 

10年前に頭の悪いJKだったわたしは原作を理解するのがすごい大変で、何度も何度も読んでやっと飲み込めたくらいなので、今回の頭脳戦の少なさや稚拙な争奪合戦は1回で理解できてちょうどよかったのかも。
ただミサや松田の使い方が雑すぎてそこはやっぱり気になった…。
当時の事件を唯一知ってる松田をあそこであんな殺し方する必要がストーリー上あったのか?
まー警戒もせず月くんの声に釣られてのこのこドア開けちゃうアホっぷりは相変わらずで安心したけど。

ミサが10年誰とも付き合わずに月の事を想い続けて自ら名前を書いて死んだのなんか辛かったな。
そのまま生きてずっと世間を脅かし続けて欲しかった。

藤原竜也と松ケンコンビが最高で最強だったのでそれを越える事はさすがに出来ないとしても、キャストも個人的にはよかったと思う。
池松菅田コンビの芝居がすごい上手いので東出くんの芝居は絶対浮くだろうと思ってたけどそこまで気にならなかったし、むしろ不器用で要領の悪い若手警察官として好感が持てたくらい。

単純だったとかただの銃撃戦になってたとか文句はあるし、突っ込みどころも満載ではあるけど、10年前に夢中になってた世界が帰ってきてくれたのは単純に嬉しいし、うっかり涙しそうなシーンもあった。
新しい死神たちも美しかったね。
アーマがとっても素敵だった。
リュークは相変わらずかわいくて大好きだけど、ヘルメットはがしゲームなんかにのるような死神ではなかった気がするから残念。
手伝ってくれない意地悪なリュークが好きだったのになぁ。

このストーリーだと続編いくらでも作れそう。解決してないし。
大きな声では言えないけど三島と竜崎の関係が最&高だったのでぜひそこを観てくれ。

唐突映画レビュー/青空エール

そこそこ忙しいけど相変わらずそこそこ映画は観てるんです。
相変わらず少女漫画原作メインのラインで。邦画オンリーで。
4月に引っ越しをしてから10年近く通ったコスパのいいポイント制度のあるMOVIXには行けなくなってしまったけど、今はチャリ圏内にイオンシネマとTジョイ系列の映画館が2つあって実家にいた時よりさらに手軽に映画が楽しめるようになって嬉しい。
0時スタートとかの超超レイトショー(ミッドナイトショーだっけ?)があるのはすごい嬉しいんだけど、場所柄カップル率がすげー高い。
隣には結婚式場。金曜22時。寝間着みたいなかっこで一人映画。
別にいいんだもん映画好きだから!!!!

ちょこちょこ書いてた唐突映画レビューシリーズ、全然書けてない。
暇になったら書こうと思って数か月経ってどんどん溜まっていくので、長文じゃなくても記録残しておきたいなぁと思ってます。

先週はシン・ゴジラを観たんだけどね。
『シン・ゴジラ』あたまのわるい感想 - かんそう
↑現場からは以上ですって感じなのでとりあえずこの方の感想読んで。

今日は青空エールを観てきました。


いやーーーーーもう、年甲斐も泣くアホのように泣いた。
レイトだったから客がわたしとヤンキーっぽいカップルしかいなかったんだけどあんなでかい映画館でなぜか取った席が同じレスで、数席空けて並ぶわたしとヤンキーカップル。映画始まっておしゃべりするだけして爆睡するカップル。
隣で号泣するババァ。起きたカップルドン引き。地獄絵図でした。

わたしは割と感情移入して泣くタイプだけど、今回の映画のように高校時代に同じ高校の男子を好きになった事もないし、血反吐吐く思いをするような部活で汗と涙にまみれた青春を送った事もない。だから映画の中の彼らに対しては全然感情移入出来なかった。
高校生が主人公の映画見ると「あの頃に戻りてえええ」って思うけど、青空見ててもわたしには戻れる青春がないのであった(・・・)。
それでも、大人の事情が透けて見えない、純粋でまっすぐで、原作あるなし関係なく良質な青春映画になってた気がする。
まぁスポーツ青春恋愛映画としては全部割と使い古された展開で、ネタバレするまでもなく王道中の王道な展開で進むから多分立派な大人はこのパターンもう散々観たよって感じるかもしれない。でもちゃんと感動出来てストンって話が体の中に落ちてきたのを感じて、わたしはまだまだ心は若者だなぁと安心した。笑

わたしがずっとこじらせまくった青春時代を過ごしたから(今もこじらせたババァ時代を爆走中だけど)原作を読んでても主人公2人にはすごくイライラするし、実在したら絶対仲良くなれねぇな!って思ってたんだけど、つばさと大介を演じた土屋太鳳ちゃんと竹内涼真くんのあまりの邪気のない真っ直ぐな目つきを見たらもうイライラとか言ってるの申し訳なくなってくる・・・・何なのあの二人。子犬なの??
脇の出演者が割と皆お芝居うまいからそれに比べると二人のお芝居ってさほど上手くないと言うか、演技力でグッと来る感じではない。それでも、もう、劇中のつばさと大介を見てると「お前ら幸せになるよ!!これでデートでもしろ!!美味しいモン食え!!」ってお金をあげたくなる。まぶしすぎる。怖い。
配役発表された時は全然ピンとこなかったけどあの垢ぬけてないちょっとモヤモヤした感じが初々しくてとっても良かった。ひたすら影から眺めてたい。 水島くんは、マジで原作だと美少年だから葉山くんが演じると聞いた時のわたしの絶望感は半端なかったけどお芝居はとっても素敵だった・・・かっこよかった・・・世間的に見たら彼はイケメンじゃないかもしれないけど、わたしはとても好きだよ。

水島くんは原作でもとってもいいシーンがたくさんあって残念ながら沢山削られてしまったけど、それでも残されたシーンはマジで水島いい奴ってなるシーンばかりでもうわたしは大介より断然水島くん派。水島くんと付き合いたい。
つばさと水島くんの3年間に渡る友情物語は2時間の映画じゃそりゃ語りつくせないんだけど、最後の大会メンバーにつばさが選ばれた時の水島くんの口角を見れただけでもうわが人生一片の悔いなしだった。
でもやっぱりわたしはまれがとっても好きだったので、太鳳ちゃんと葉山くんが喋ってても姉弟にしか見えないんだよなぁ。まれを観る前にこの作品観たかったよ。
あと二人が並んでるのを見て愛しのふみかすを思い出したし例の高畑なんとか容疑者の事をちょっと思い出してしまったよね。

演技力としては志田未来ちゃんがダントツ飛びぬけて上手かった。迫真の演技すぎて逆に浮いてた。でもなんか未来ちゃんが演じる森先輩ちょいちょい昭和のレディースっぽかった。一生ついていこうと思った。
小島藤子ちゃんもよかったしのだめやってた上野樹里ちゃんが今度吹奏楽部の顧問役で出てるって言うのもなんだか感慨深くてよかった。

そして一応若手俳優界隈を好き勝手語るブログと謳っているので触れておくと、堀田新太はすげーいい仕事してた。原作でもいいやつだったけど城戸くんってこんなにときめきキャラだったっけ?って感じだった。
メガネでお調子者で包容力のあるキャッチャーって最高じゃね?キャッチャーとバンドのドラムはデブって言うのが通例じゃないの?最近キャッチャーもドラマーもデブいなすぎるよ!!!!
もうさ、腐の女子の皆さんはお察しの通りいつの時代でも野球作品のバッテリーと言うのはアレがアレでアレなんだよ。大介くんと城戸くんもアレがアレだから本当に素晴らしいよ。甲子園前の決勝のベンチでの会話だけで映画代払えるからね。

そしておなじみ山田裕貴さん。DATEオーデの時から見てて、顔とか全くタイプじゃないのになぜかわたしの心のリア恋枠にズカズカ入り込んでくる山田裕貴さん。「山田裕貴さん」呼びがデフォルト。わたしの心の恋人であり崇拝している山田裕貴さん。
なぜかわたしの観る映画観る映画、必ず主人公の周りをうろついている山田裕貴さん。今回も出る事知らなくて観てたらしれっと出てきて飲んでたアイスティー吹き出した。またあなたですか。出番めっちゃ少ないけど涙目で悔しがるシーンはとっても印象的で、思わず抱いてやろうかと思った。なんであんなに色っぽいんだろう。
最近ハイローとか出てたりするから新規増えたかな?
そんな新規の方にはD2が昔出した「めしとも!」ってDVDの全巻購入特典かな?D2メンバーとバーチャルご飯デートする頭のおかしいDVDがあるんですが、それが本当におすすめなので観てね。
ちなみにさっきNと「小松菜奈ちゃんと蒼ちゃんの映画観たい」ってLI NEしてたら「ねーそれも山田裕貴出てるよ?!!」って言われた。知らなかった。山田裕貴さんの見えない力が働いている。

 

原作を読んでた時の演奏シーンとか野球シーンの鳥肌って実写化して再現出来るのかなぁと思ってたけど、漫画の中で感じていた音と試合が三次元にきちんと落ちていて、実写化してよかったなぁと思えた。
とにかく吹奏楽部の演奏は圧巻!あの音の分厚さはDVDになってからじゃ感じられないから映画館で観てよかったって思った。鳥肌もの。学生のころから吹奏楽部の演奏聴くのは好きだったなぁ。(中学の時仮入部で吹部行ったけどマウスピースの音が一向に出なくて挫折)

2時間にまとめなきゃいけないから必然的に主役二人に尺が取られるんだろうなぁと思ってたけど、きちんと周りのキャラクターたちの挫折とか葛藤を拾ってくれてたのがよかった。森先輩のシーンとか絶対端折られると思ったし。
あと、基本的に原作にないシーンを勝手に入れたり展開を変えたりするのは反対なんだけど、今回は原作にないけどとってもお気に入りになったあるシーンがあって、原作信者が観たら余計な事するなって思うかもしれないけど、わたしみたいなライト層には映画を盛り上げる要素として機能してたんじゃないかと感じた。
三木監督の他の少女漫画原作とはちょっと毛色が違うなぁと思ったんだけどいつも組んでる脚本家じゃない人なんだね今回。いい改変でした。

 

本当にまっすぐで嫌味のない作品。
心が荒んだ大人が観るとあまりにベタすぎて恥ずかしくなるセリフや展開もめちゃくちゃ多いけど、なんか日々溜まるストレスのリセットが出来るような映画なので余裕がある人は是非。

あーーー恋してーーーーー
でもわたし大介くんがクラスにいても10000%恋しない自信がある。

 

ここ最近観た少女漫画原作の中ではちはらふるに並ぶ素晴らしさでした。

唐突映画レビュー/オオカミ少女と黒王子

こどものおもちゃの羽山の次に好きな二次元男子が恭也くんなので、賢人くんが演じる事を楽しみ半分不安半分で待ってた。

んーーー恭也くんも大好きだし、賢人くんも大好きなんだけど、なんか恭也くんのときめき台詞をただ山崎賢人に喋らせただけの映画になっちゃってたのが残念だった。
恭也くんも賢人くんもどっちも好きだから萌えるんだけど、だからと言ってて賢人くんが恭也くんに見える訳ではなく超モヤモヤした。

原作は2人がくっついてからが面白いのに映画はくっつきました、はいハッピーエンド♡で終わっちゃってた。
別に余計なエピソード追加とかはなかった(と思う)んだけど本来その台詞言うのこのシーンじゃなくない?って事が何度か。
二階堂ふみちゃんがエリカって聞いた時は可愛すぎるし普通っぽさないから却下!って思ったけど本当にお芝居上手くてすっごいすっごいエリカだった!
まぁ可愛かったけど。
アップとかになるとこれはモテるだろって感じだったけど…。

三ちゃんが他校設定になってたのも意味わかんなかったけど門脇麦ちゃん最高に可愛かった!!!
彼女を知ったのが愛の渦からだからもうどんな役でもいやらしい目でしか見れなくてすまん。

神谷くんは原作だと何も思わなかったけど実写になると突っ込みどころ満載だった。
めっちゃ笑った。
「俺の携帯には300人の女の子の連絡先が入ってる。しかも呼べばすぐ来てくれる子ばっかり。つまり!俺は佐田くんの300倍人生を楽しんでるって事!」の破壊力抜群すぎた。
鈴木伸之あの役似合わなすぎだけど。

あと吉沢亮山田裕貴をとってももったいない使い方してた。
「佐田くんなんかに比べたら僕なんか全然かっこよくないし」ってお亮お前自分のきれいな顔鏡で見た事ないの?って感じだった。

とにかくもう少女マンガ実写に山崎賢人を多用するのやめよう、
彼が悪い訳じゃないけど毎回似合ってなくて可哀想。
LDKもヒロイン失格も今回も皆微妙だった…。
俺様とかSキャラが似合わないし、もう無理に髪の毛明るくさせるのもやめてあげて。
四月は君の嘘で久々ひ弱ネガティブキャラきたーと思ったのに観た友達が超つまんなかったって言ってて観るのやめたし。
来年の1週間フレンズに期待。

唐突映画レビュー/ちはやふる

下の句が始まってから映画館で上の句観て、そうこうしてるうちに下の句は終わっちゃってDVDで観た。
原作は途中で離脱してしまったんだけど、レビュー観ると少女マンガ原作にしては老若男女幅広い層から評価されているのが気になって鑑賞。

いやーー面白かった!
今年はあんまり外れ映画に出会ってなくて、どの作品も面白かったって感じるけど、こんなに胸が高鳴った作品は今年初めてかも。
観ながら抱える感情がいつも観てる少女マンガ原作とは違った。
萌えるとか胸キュンとかじゃなくて、天気のいい日に思いっきり広くて長い道をダッシュしたくなるような清々しさ。

広瀬すずちゃんはただ可愛くてチヤホヤされてるだけでしょって思ってたけど、千早の競技かるたに対する愛や情熱が、喋ってないのに目から伝わってきて顔のアップになると思わず息を飲んだ。
野村も、はじめ太一が野村って決まった時に暴動起こそうかと思ったけどちゃんと太一だった。
新への罪悪感、千早への気持ち、複雑な男子心をとっても器用に演じてたなぁと。
矢本悠馬くん、森永悠希 くん、上白石萌音ちゃんのお芝居も最高に光ってました。
机くんのシーンとか泣いてしまった…。

下の句は上の句を観た時ほどの衝撃はなかったものの、かるたを通した人間模様、人に影響されて動かされやすい高校生の信教の変化がよく描かれていてよかったと思う。
予告であれだけ引っ張っておきながら松岡茉優ちゃんの出番の少なさよ。

彼らの過ごすキラキラな日々はもうわたしにとっては戻れない過去だけど、

大人になってもあの前向きで泣いたり笑ったりして色々頑張る気持ちは忘れないでいようと思えるとてもいい作品だった。
続編が楽しみ。

わたしのブログ読んでくれてる方は知ってると思うけど、わたし野村が好きじゃないんですよ。いや嫌いな訳じゃないんだけど、いけ好かないんですよ。
デビューしたてのころはあんなに初々しいおこちゃまだったのに今人気になってドヤってる感じが。お前あのころの可愛さはどこ行ったんだよって感じで。
でもちはやふるの野村は本当にいい野村だ。

「今の俺にはちはしか見えない」
野村にときめくなんて一生の不覚だ。

映画鑑賞2015

1.ANNIE
2.ワンダフルワールドエンド
3.劇場版テラスハウス
4.さよなら歌舞伎町
5.おんなのこきらい
6.ストロボエッジ
7.きっと、星のせいじゃない
8.エイプリルフールズ
9.脳内ポイズンベリー
10.イニシエーションラブ
11.バケモノの子
12.インサイドヘッド
13.ted2
14.ピースオブケイク
15.心が叫びたがってるんだ。
16.図書館戦争 THE LAST MISSION
17.ヒロイン失格
18.orange

別エントリーでレビューしてるものはリンク貼りました。
案外頑張って書いてると思ったんだけど全然だね・・・。

今年は舞台本数を減らした分もうちょっと映画が観れるのかなぁと思ったんだけどなんだかんだでバタバタしたり色んなところ行ったりしてたので大した事なかったなぁ。
映画館でも観れてないしDVDでも20作品くらいしか観れてない。
ここ数年ほんとに駄目だなーーー気合が足りん。
レンタルビデオ屋で働いてた時は半分仕事みたいなものだったから頑張ってたのに。
2016年は映画館で月2本、年間24本は最低でも観たい。

もし年内時間が取れそうだったらレインツリーの国観たいけど難しそうなので、多分今年の映画納めは今日観たorangeかな。orangeはとってもよかったので感想は後日。


去年は何でも福士蒼汰にやらせすぎ問題、今年は何でも山﨑賢人にやらせすぎ問題、多分きっと来年は何でも坂口健太郎にやらせすぎ問題が発生するね。
坂口健太郎好みじゃないんだよな・・基本少女漫画実写界はわたしを中心に回ってると勘違いしている節があるから、塩顔男子が流行るこの風習を来年はどうにかしたい。
ゴリラ男子よ集まれ。